エピソード3 二人の証人(脚本)
〇荒廃した市街地
2人の証人と14万4000人のユダヤ人の宣教師たちが、世界中にイエスキリストの福音を伝え始めました。
名のない証人1「悔い改めろ、神の国は近いぞ!!」
名のない証人2「イエスキリストを受け入れろ、そうしなければ災いが来るぞ・・・」
2人の証人が人々に対して、悔い改めを促します。
すると人々から罵声を浴びさせられました。
「何言ってんだこいつら、気でも狂ったのか?」
「もうメシアは現れたんだぞ、俺たちは救われたんだ。 今さら何を言っているんだ?」
「イエスキリストは、偽メシアだ」
「我々はそのような男は受け入れないぞ!」
一部のユダヤ人たちからは2人の証人に対して嘲笑っていた。
名のない証人1「ならば・・・」
〇荒廃した市街地
1人の証人が、天を閉じました。
すると数ヶ月間雨が降らなくなりました。
「もう何日も雨は降ってないんだぞ!」
「このままでは、喉が渇いてしまう!」
人々が喉の渇きを求めている中。
名のない証人1「罪を悔い改めよう、もうすぐイエスキリストが再臨する!!」
名のない証人2「そうしなければさらなる災いが下すだろう!!」
悔い改めを促している中、人々は怒り出した。
「この状況で何言っているんだ?」
「ここ数日雨は降らないって言うのに、まだそんなに叫んでいるのか?」
すると1人の証人が言った。
名のない証人2「先ほど説明した通りに、これは神の怒りにより、雨が降らないのです」
「何言っているんだ、こいつら?」
「俺たちは喉を渇いているんだぞ」
名のない証人2「仕方がない・・・」
〇アマゾン川のほとり
1人の証人が、近くの川に触れると、水が血に変わりました。
これにより、水は飲めないどころか、川の魚も死んでいました。
「水が血に変わったぞ!」
「あの偽預言者の仕業だな!」
「お前たち俺たちを困らせるつもりか?」
「こいつら悪魔だ!」
名のない証人2「神の力を悪魔と称するなど、神に対して冒涜である!」
名のない証人1「そのような冒涜は、更なる災いを呼び出すだろう」
「やっぱりこいつら狂ってやがる!」
「仕方がない・・・殺すぞ!」
1人の男が2人の証人を、ナイフで襲いました。
すると1人の証人が、口から炎を吐き出しました。
「ギャ──!!」
男は炎に包まれ死んでしまいました。
名のない証人2「よく聞け、たとえ、お前たちが私たちを殺そうとした場合、私たちは口から炎を出し、お前たちは裁きの炎に包まれるだろう」
名のない証人1「お前たちが悔い改めないのなら、神がその者の命を奪っても良いとお許しをいただいたのだ」
「なんだと・・・?ふざけるな!」
「メシアもうすでに現れている、お前たちみたいな悪魔のようなものは、神に裁かれるべきだ」
名のない証人1「仕方がない・・・」
〇荒廃した市街地
2人の証人が天から火の雨を降らせました。
人々は混乱になりました。
「やっぱりこいつらは悪魔だ」
「俺たちで何とか殺すんだ!」
名のない証人1「我々は福音を叫び続ける!」
名のない証人2「たとえ、お前たちが私たちを殺すことができても、神の計画は変えることはできないのだ!」
こうして、二人の証人は福音を叫び続けました。
〇神殿の広間
反キリストが住む神殿
「メシアよ大変です!」
反キリスト「まあ、落ち着きなさい、何があったのだ?」
「二人の預言者と名乗る者が、突然、火の雨を降らしたり、さらには、雨も降らない。どころか・・・」
「川を血に変わってしまう災いも、彼らが起こしたのです」
それを聞いた反キリストは、こう答えました。
反キリスト「それは反キリストと偽預言者だ!」
反キリスト「その2人を放置すれば更なる災いが来るだろう」
反キリスト「そこの2人、ここへ来なさい」
そこへサングラスと黒い服を着た男たちが、2人現れました。
SP1「はい、主よ」
SP2「はい、主よ」
反キリスト「お前たちに任務を与えてやろう」
反キリスト「反キリストと偽預言者を殺すが良い、そのためにはお前たちに力を与えてやろう」
SP1「感謝します、主よ」
SP2「感謝しますよ、主よ」
反キリストは、忠実な部下である2人に力を与えました。
〇荒廃した市街地
二人の証人が福音を続けている最中、反キリストの力を得た2人の SP に射殺されます。
SP1「反キリストと偽預言者め!」
SP2「これでも喰らえ!」
名のない証人1「主よ・・・」
名のない証人2「彼らの罪をお許しください・・・」
こうして反キリストの策略により、二人の証人は殺害されました。
〇荒廃した市街地
二人の証人の死により、多くの人たちが歓声をあげました。
「災を起こす、二人の偽預言者を殺したぞ!」
「これで平和が訪れる!」
「よくも俺たちの生活を困らせたな!」
「悪魔の預言者め!」
二人の証人の死体は、大通りにさらされ、人々の目から白い目や軽蔑な態度をとっていた。
〇荒廃した市街地
3日半であった。
「これが噂の偽預言者と反キリストだって!」
「本当に写真を撮ろうぜ!」
「いいな!」
人々が2人の商人の死体を大通りにさらされたまま、スマートフォンなどで写真を撮っていると。
突然、神の霊が2人を目を覚まし、立ち上がらせました。
「!!」
「!!」
目の前に蘇った二人の証人を見た人々が驚いていました。
すると次の瞬間・・・
そして、美しい姿となり、天から神の声が響いた。
「ここに登りなさい」
二人の証人は天に引き上げられました。
名のない証人1「はい、主よ」
名のない証人2「はい、主よ」
「まさか、本当だったとはな・・・」
「俺たちは何てことしたんだろう・・・」
彼らは自分たちの自らの行いに悔いがあった・・・
そして次の瞬間・・・
「地震だ!」
「うわー!」
〇荒廃した市街地
この地震により7000人以上が死亡した。
そして彼らは悟っていた、二人の証人の福音の言葉が本当であったことを
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