第9話「食欲モリモリ料理をCOOK!!さあ、めしあがれ!!」(脚本)
〇おしゃれなキッチン
料理教室の先生「みなさん、こんにちは~」
料理教室の先生「本日は、このから揚げを作りたいと思います~」
料理教室の先生「まずはじめに・・・」
???「ちょっと、ちょっと~!!!!」
料理教室の先生「えっ!?」
〇おしゃれなキッチン
???「あなた、その材料でから揚げを作るつもりなの~??」
料理教室の先生「え、えっ?? だ、誰ですか??」
プロデューサー「今撮影中だよ?? 部外者は勝手に入っちゃだめだろ??」
カメラマン「分かったんなら、さっさと帰りな!!」
???「おだまり!!!!」
「うわぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!」
料理教室の先生「い、いやっ!! 来ないで!!!!」
???「あらぁ、あなたには特製料理を召し上がってもらおうかしら??」
???「そんなから揚げより、こっちの方がおいしいはずよ~」
料理教室の先生「う・・・」
料理教室の先生「──!!」
「きゃぁぁぁぁああああああ!!!!!!」
なんかいきなりすごい展開になったな・・・
(°д°)
でも、なんで料理なんだろ??
とりあえず、本編をどうぞ~
〇屋台
とある屋台にて
巾着じいさん「お嬢ちゃん、いつもあんがとぉね~」
巾着じいさん「特製タピオカサイダーじゃよ」
ジャネット「きょぉう~、キタキタ、これぇ~!!」
ジャネット「サンキューな、じっちゃん!!」
ジャネット「そんじゃ、またな~!!」
〇川に架かる橋
ジャネット「今日のタピオカサイダーはどんな感じかな~?」
ジャネット「ップハー!!!!」
ジャネット「やっぱ、これに限るよな~!!」
ジャネット「ん、誰だ~??」
ジャネット「もしもし??」
ケイトからの電話「もしもし、ジャネット??」
ジャネット「あっ、姐さんじゃんか~!!」
ジャネット「お疲れっす!!」
ケイトからの電話「ちょうど、よかったわ」
ケイトからの電話「休憩中に悪いけど、事件が発生したみたいなの・・・」
ジャネット「あたしに、任せてくれよ!!」
ジャネット「んで、どんな内容なんだ??」
ケイトからの電話「それがね、レストランで悪さしているファイターがいるみたいで・・・」
ケイトからの電話「ジョーとジェイクも向かっているから、なる早で向かってちょうだい」
ジャネット「レストラン??」
ジャネット「なんか、しっくり来ないけど、まあ何とかなるだろ」
ジャネット「それじゃあ、今すぐにそのレストランに向かうぜ!!」
ケイトからの電話「気をつけてちょうだいね」
ジャネット「おうっ、任せな!!」
〇怪しげな祭祀場
魔王ゼノゲイブの部屋にて
スパイシーKI☆MU☆RA「ゼノゲイブ様ぁ、失礼、失礼致しますわぁ~!!」
魔王ゼノゲイブ「おぉ、スパイシーKI☆MU☆RAか」
魔王ゼノゲイブ「どうじゃ、体の調子はいかがかな?」
スパイシーKI☆MU☆RA「はぁい、それはもうぅ、もちろんぅ~」
スパイシーKI☆MU☆RA「絶好調ですわぁ~!!」
スパイシーKI☆MU☆RA「これからも、がんばっていきますわぁ~!!」
魔王ゼノゲイブ「それは、よいな」
魔王ゼノゲイブ「ところで、次の作戦はどうなっておる?」
スパイシーKI☆MU☆RA「それがですねぇ、新しいファイターに早速動いてもらっていますのぉ~」
魔王ゼノゲイブ「ほほぅ、それどういった内容で?」
スパイシーKI☆MU☆RA「簡単ですのぉ~」
スパイシーKI☆MU☆RA「彼女が振るう料理で、ダメダメにしてみますわぁ~」
スパイシーKI☆MU☆RA「そうすれば、あの厄介なファイターに邪魔されなくなるでしょうぉ~」
魔王ゼノゲイブ「なるほど、更に強力な妨害をしてやるということか」
スパイシーKI☆MU☆RA「はぁい、あいつらには彼女の料理で溺れてもらいましょぉ~」
スパイシーKI☆MU☆RA「にょほほほほぉ~!!」
〇店の入口
ジャネット「ジョー、ジェイク!!」
ジョー「待ってたぜ、ジャネット!!」
ジェイク「着いたか」
ジャネット「中で何があったんだ??」
ジョー「それなんだけど・・・」
ジェイク「落ち着いて、よく聞いてほしい」
ジェイク「中にいるファイターが要求してきたんだ」
ジャネット「な、何をだよ??」
ジェイク「それが・・・」
ジョー「料理対決じゃん・・・」
ジャネット「はぁ!?」
ジャネット「料理対決!?!?」
ジャネット「ふざけてんのか、お前ら!?」
ジェイク「そんな訳ないだろ・・・」
ジョー「そう言ってるじゃん・・・」
ジョー「ほらっ、中から言ってるじゃん」
???「さぁ、さっさと出てきなさい!!」
???「さもなければ・・・」
???「中にいる人質全員を、私の料理で堕落させるわ~!!!!」
ジャネット「料理対決とか、マジで言ってんのか・・・」
ジャネット「しゃあねぇ!!」
ジャネット「とりあえず、行くか!!」
〇テーブル席
ジャネット「料理で堕落させるって言ったファイターは、どこのどいつだ!!」
???「まぁ、荒い登場だわね~」
???「そのファイターは、あたいだよ」
???「あたいの名前は・・・」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「サンドリヨンRU☆KA☆WAっていうのよ~」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「よろしくね~」
ジャネット「あんたが、サンドリヨンRU☆KA☆WAってファイターか」
ジャネット「客は無事なんだろうな!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「えぇ、大丈夫よ」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「まだ、軽くしかやってないわ」
男性サラリーマン「う、うぅ・・・」
OLお姉さん「おいしいのに・・・」
女子高校生「体に力が入らないわ・・・」
男子高校生「で、でも、おいしかった感覚が忘れられない・・・」
ジャネット「くっ、狂ってやがる・・・」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「何を言ってるの、最高の料理が食べられて幸せじゃない??」
ジャネット「ちげぇよ・・・」
ジャネット「料理はな・・・」
ジャネット「好きなものあってこそだろ!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「ふっ、何を言うかと思えば、つまらない理論だわね~」
ジャネット「お、お前~!!」
ジョー「もういい、倒そうじゃん!!」
ジェイク「あぁ、やるぞ!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「そうはいかないわ!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「ばぁぁぁぁぁあああくねぇぇぇぇええええええつ!!!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「メテオォォォォォオオオオオオオレインゥゥゥゥゥウウウウウウウ!!!!!!」
「──!!!!」
「うわぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!」
ジャネット「ジョー、ジェイク!!!!」
ジャネット「てめー、何しやがった!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「ふふふ、何って私の料理を食べさせたのよ」
ジャネット「はぁ!?」
ジャネット「んなの、ありかえるかよ!?」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「これ以上被害を出したくなければ、今から私と料理対決するのよ!!」
ジャネット「こんな時に、料理対決なんてできるか!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「いいのかしら??」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「もしこの対決を受けなければ」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「ここの人たちを私の料理でさらに苦しめるわよ」
ジャネット「──!!」
ジャネット「わかったよ・・・」
ジャネット「だったら、その勝負やろうじゃねぇか!!!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「ふふん、いいでしょう」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「それでは、どちらが優れた料理を作れるか勝負しましょ」
〇広い厨房
厨房にて
サンドリヨンRU☆KA☆WA「それでは、今から30分で料理を完成させるのよ」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「準備はいいわね??」
ジャネット「あぁ、いいぜ!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「では、始めるわ」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「クックファイト!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「レディーゴー!!」
15分後
ジャネット「・・・」
ジャネット(あぁ、もうどうすりゃいいんだ!!)
ジャネット(勢いで来たから、何もいい作戦なんてあるわけない・・・)
サンドリヨンRU☆KA☆WA「うん、いい感じだわ」
ジャネット(どうするよ・・・どうすればいいんだよ・・・)
〇屋台
巾着じいさん「ジャネットちゃんや、料理の幸せって何じゃと思うかの??」
ジャネット「何だ急に??」
ジャネット「やっぱ、いかにおいしい料理をうまく提供できるとかか??」
巾着じいさん「そうかもしれんが、もっと他に大事なことがあると思うのじゃ」
ジャネット「それって、何だ??」
巾着じいさん「それは、”心”じゃよ」
ジャネット「”心”??」
巾着じいさん「どんなに、プロや腕のいい料理人が最高の料理を作ったとしてもじゃよ」
巾着じいさん「結局、優劣がつくのは技術でなく”心”なんだと思うのじゃ」
巾着じいさん「例えば、高級料理とお袋の料理があったとするじゃろ??」
巾着じいさん「ジャネットちゃんは、どちらが好きなんじゃい??」
ジャネット「それはもちろん、こ・・・」
ジャネット「あれっ、違うな、母さんの料理が好きだな」
巾着じいさん「そうか、そうか」
巾着じいさん「いいじゃあないかぁ~」
ジャネット「んだよ、それww」
〇広い厨房
ジャネット(そうか、料理の全ては・・・)
ジャネット(最高の具材でもなく・・・)
ジャネット(最高の技術でもなく・・・)
ジャネット(”心”が最後に決めるんだ!!)
〇テーブル席
30分後
サンドリヨンRU☆KA☆WA「さぁ、あたいたちの料理を食べて、どちらが美味しいか決めてちょうだいね~」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「あたいが、作ったのはこれよ!!」
ジョー「さっそく、いただきますじゃん」
ジェイク「ふむ」
「おいしい!!!!」
「いい感じ~!!!!」
ジャネット「・・・」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「あらぁ、自信がなくなってしまったのかしら~」
ジャネット「いいや、そんなことないぜ」
ジャネット「あたしが作った料理は」
ジャネット「これだぁ!!!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「お、おにぎりww」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「あなた、ふざけてるの~!!!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「舐めているにもほどがあるわww」
ジャネット「それは、食ってみないと分からないぜ」
ジャネット「さぁ、めしあがれ!!!!」
「あむあむ──」
ジョー「おっ!!」
ジェイク「これは──!!」
男性サラリーマン「不思議だが、私の好きな食べ物に似てる!!」
OLお姉さん「昔食べたことあるものと同じくらい、おいしいわ!!!!」
男子高校生「おぉ、好物のおかかきたぁ!!!!」
女子高校生「私も~、大好きなたらこにぎりだ~!!!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「そ、そんなバカな・・・」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「何で、あたいのよりも、リアンクションがいいの・・・??」
ジャネット「まあまあ、それは食ってから感想を言いな」
ジャネット「ちなみに、あんたのもうまかったぜ」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「くっ、調子に乗って・・・!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「いいわ、あんたのを食べてボロカス文句言ってやるわ!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「あむあむ──」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「──!?」
〇ゆめかわ
サンドリヨンRU☆KA☆WA「こ、これは・・・」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「シンプルな味付けなのに・・・」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「しつこくなぁぁぁぁあああああい塩加減んんんんんんんんんんん!!!!!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「そして、万人受けしやすい・・・」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「豊潤のぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお、フルコースマウンテェェェェェェェエエエエエエエエエエエン!!!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「あと、おにぎりの食感がほどよく・・・」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「もっちもっちぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいい!!!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「締めつけは、昔を思い出す・・・」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「母のおにぎりぃぃぃぃぃいいいいいい!!!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「な、なんてノスタルジーな気分なの──!?」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「お・・・」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「おかあさぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!」
〇テーブル席
ジャネット「お味はどうだい??」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「Excellent!!!!」
ジャネット「ガッチャ!! 食べてくれてあんがとな!!」
サンドリヨンRU☆KA☆WA「あびょぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおん!!!!!!!!」
ジャネット「ふぅ、一件落着だぜ・・・」
〇屋台
翌日
ジャネット「ってことがあってさ、まじ大変だったんだよ~」
ジャネット「警察が来るまで、しんどかったわ~」
巾着じいさん「ぎゃはぁはぁい!!」
巾着じいさん「じゃが、ジャネットちゃんの料理はさすがじゃな」
ジャネット「おいおい、それは照れるってじっちゃん!!」
巾着じいさん「いやぁ、作った料理をおいしく食べてもらえるのは、実に幸せなことじゃな」
ジャネット「あぁ、じっちゃんが言ってた”心”がよく実感したぜ」
巾着じいさん「それは、よかったのぅ~」
巾着じいさん「よぉしっ、そんならわしが最高のタピオカサイダーを作ったるわい!!」
巾着じいさん「しゅわしゅわマシマシでええかの??」
ジャネット「いいじゃねぇかそれ!!!!」
ジャネット「たんまりとしゅわしゅわで頼むぜ~!!!!」
〇川に架かる橋
ジャネット「っぷは──!!!!」
ジャネット「やっぱ、しゅわしゅわのタピオカサイダーは最高だな!!」
ジャネット「今日も1日がんばるぜ~!!!!」
〇パチパチ
ジョー「さぁ~て、次回予告の時間じゃん!!」
ジョー「今日も見てくれて、ありがとじゃん!!」
ジョー「サンドリヨンRU☆KA☆WAの料理はうまかったけどさ」
ジョー「やっぱ、力が抜けてくるから油断できないじゃん??」
ジェイク「全くだ」
ジェイク「爆熱バーニングレインをくらった時も、危なかったからな」
ジャネット「ほんとな、人がやることじゃねえよな!!」
ジョー「でも、ジャネットのおにぎりに感謝じゃん」
ジェイク「ああ、お前にしてはよくやったな」
ジャネット「んだよ、ちょいムカつくな~」
ジョー「って、んなことより、次回予告やらなきゃ!!」
ジェイク「そうだな、はじめるか」
ジャネット「おっ、来るか!?」
ジョー「それでは、次回、「エキサイティングJスピリッツ~Jの意志を受け継ぐもの~」第10話──!!」
ジャネット「トレンディーって知ってる??シャラランルルルンって感じ~!!」
ジョー「次回も見てくれなきゃ、最大級にGo to Heaven~♪」
ジャネット「あれだろ、あれ!! トレンディーって褒める時に使うフレーズじゃんか!!」
ジェイク「トレビアンの間違いだ・・・」