読切~視聴の際はタテ画面で(+縦横比に注意)(脚本)
〇カラオケボックス
〇空
「唄、スゴい!」
「ウチとバンドして!」
「えっ、と」
「やります・・・」
「か!?」
〇桜の見える丘
春
少女らは手を繋ぎ歩む
未来に、何が待ち受けt──
〇林道
サツキ(15)「ネズミが」
サツキ(15)「デカイ」
サクラ(15)「ふふ」
サクラ(15)「サツキちゃん ここは、ウチに任しとき」
サクラ(15)「ネズミさん」
サクラ(15)「ちょっと大きいからって チョーシこいとんチャウ?」
サクラ(15)「ウチはアンタなんか、アンタなんか」
サクラ(15)「全然、怖くなんてナインやからなっ」
サツキ(15)「強がり」
サクラ(15)「言い出しっぺ、ウチやし」
サツキ(15)「展望台まで少し」
サツキ(15)「さぁ、行こう」
サクラ(15)「足が震えて・・・」
サクラ(15)「引っ張って、連れてって!」
〇山道
「カエル」
サツキ(15)「進みましょう」
〇岩山の崖
「ヘビィ」
サツキ(15)「足どり軽く」
〇山道
サクラ(15)「イヌ」
サクラ(15)「──はカワイイ♡」
サツキ(15)「ペットよね」
〇華やかな広場
サツキ(15)「ゴゴゴ!?」
サクラ(15)「これ」
サクラ(15)「置物や」
〇華やかな広場
管理人ニシノ(56)「倉庫へ」
配送業コトバ(32)「まいど」
〇山の展望台
サツキ(15)「2人とも 楽器もバンドも初心者ですが」
サクラ(15)「秋の文化祭ライブまでに」
サクラ(15)「上達しますように──」
「・・・」
サクラ(15)「じゃ、お昼にしよ」
サツキ(15)「向こうの丘でね」
〇丘の上
「いただきま~す」
サツキ(15)「いい眺め」
サクラ(15)「うまい」
〇山並み
〇丘の上
サツキ(15)「ごちそうさま」
サクラ(15)「いい天気や」
サツキ(15)「サクラちゃん」
サツキ(15)「私で、良かったの?」
サクラ(15)「バンドメンバー?」
サツキ(15)「互いに、殆ど初対面だし──」
サツキ(15)「流行ってるから興味あったけど、 楽器はサッパリで──」
サクラ(15)「けど、サツキちゃん メッチャ歌上手いやん!」
サツキ(15)「そーかな?」
サクラ(15)「そぉだよ!」
サツキ(15)「唄うの好きだけど、そこまで──?」
サクラ(15)「せや」
サクラ(15)「百見は一聞に如かず」
サクラ(15)「昨日の歌ってよ」
サツキ(15)「ここで!?」
サクラ(15)「人もおらんし」
サクラ(15)「何度でも聞きたい♪」
〇丘の上
サツキ(15)「まぁ、人いないし 景色も良いし──」
サクラ(15)「やたー」
サツキ(15)「では♪」
〇林道
彼女の歌は
包み込んでいく
〇木の上
山の草木を
〇華やかな広場
動物の心を
〇幻想
そして
人々の魂を
〇丘の上
近所のオッチャン(59)「星空の中におる様な、素敵な歌声や」
近所のオッチャン(59)「見っけた」
近所のオッチャン(59)「レッド」
近所のオッチャン(59)「リンゴ」
近所のオッチャン(59)「レッド・リンゴ号」
近所のオッチャン(59)「何度も脱走アカンよ」
近所のオッチャン(59)「帰ろか」
サクラ(15)「ゴメン」
サツキ(15)「褒められたし、いいよ」
サツキ(15)「何するべきかも分かってなくて」
サツキ(15)「楽しそうしか、理由も無いけれど」
サツキ(15)「バンド、頑張ろうね」
サクラ(15)「サツキちゃんの唄」
サクラ(15)「街中に響かせたろ」
〇空
〇学校の校門
〇商店街
〇リサイクルショップの中
〇音楽スタジオ
〇学校の校門
〇桜並木(提灯あり)
〇牛丼屋の店内
〇並木道
〇音楽室
〇開けた景色の屋上
〇学校脇の道
〇中庭
〇住宅街
〇部屋のベッド
〇黒背景
〇朝日
〇銀杏並木道
サクラ(16)「本番やね」
サツキ(16)「ん」
〇文化祭をしている学校
〇体育館の外
〇コンサート会場
シラセアナウンサー(28)「──」
〇ライブハウスの控室
サクラ(16)「知り合いてか、人が多すぎ」
サクラ(16)「テレビまで呼んだん誰?」
サクラ(16)「サツキ、大丈夫?」
サツキ(16)「ふ」
サツキ(16)「問題ねぇぜ、サクラ」
サツキ(16)「多くの眼球に囲まれようが」
サツキ(16)「緊張なんて──」
サツキ(16)「緊張なんて、全然してないんだからねっ」
サクラ(16)「キャラが崩壊しとる」
サツキ(16)「だって」
サクラ(16)「ん~」
サクラ(16)「せや」
????「おい、行けるか?」
〇ライブハウスの控室
オオキ先輩(17)「手を握って」
オオキ先輩(17)「泣き止んだ」
サクラ(16)「ウチがおる」
サクラ(16)「きっと、上手くいく」
サクラ(16)「心配あらへん♪」
サツキ(16)「サンキュ♪」
オオキ先輩(17)「変なコンビ♪」
サツキ(16)「師匠」
サクラ(16)「今日のサポメン、ヨロです」
オオキ先輩(17)「オウ」
オオキ先輩(17)「ドラムは任せろぉぉい!」
〇ホールの舞台袖
音響・オオトリ(24)「ほな、すぐ準備します」
オオキ先輩(17)「さて!」
オオキ先輩(17)「重ねた練習と筋肉は、裏切らん」
オオキ先輩(17)「正直な想いを音に乗せて」
オオキ先輩(17)「演奏仲間と、心は1つに──」
オオキ先輩(17)「そうすりゃキット、誰かに届く♪」
〇ライブハウスのステージ
サクラ(16)「サツキ」
サクラ(16)「ウチのワガママに付き合ってくれて・・・」
サクラ(16)「おーきに」
サツキ(16)「いいよ、サクラ」
サツキ(16)「素敵な人達と」
サツキ(16)「最高の相棒に出会えたもの」
〇ライブハウスのステージ
サクラ(16)「全力で行こう」
サツキ(16)「オウ」
サツキ(16)「君が一緒にいてくれるなら──」
サツキ(16)「宇宙の果てでも、連れていける!」
〇黒背景
〇体育館の外
〇空
彼女たちは、羽ばたいていく!
〇東京全景
高く
〇宇宙空間
高く
〇カラフルな宇宙空間
星空の世界まで──!
2人の出会いから、コンサートでの緊張、そして未来へという流れに演出が上手く重なり、没入感がありました。ストーリーを進めていく内、次第に2人を応援してました😉
2人の絆は宇宙まで届くでしょうね!☺️
サツキとサクラ、そして先輩の熱い演奏が確かに僕の心と耳に届きました。🫡
2人が展望台に向かう道中で、ゴリラが登場した所は笑いましたw
(TapNovelでゴリラを必ず登場させる、あの人を思い出す)
いや~相変わらず凄いですねえ。
ところどころ何処にこんな演出あったんだろう?
と思わされました。
レベル高いなあ。うんうん。
楽しませていただきました。
内田拝