『訪れる』シリーズ 先輩と後輩の母

八野なな

先輩 後輩の母 一緒に買い物(脚本)

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〇開けた交差点
りほ「急に呼び出してごめんなさいね」
先輩「いえ、大丈夫ですよ!」
りほ「こんな所をなほやりこに見つかったら何て言われるか・・・・・・」
りほ「でも、しょうがなかったの!! 気持ちを抑えられなかったの!」
りほ「あなたには迷惑かもしれないけど・・・・・・」
りほ「でも、あなたしかいないの!」
りほ「これが・・・・・・私の本心よ」
先輩「・・・・・・」
先輩「その気持ち、しっかり受け止めます!」
先輩「今日は沢山買い物したいけど、いつも荷物持ちをしてくれる旦那さんが用事でいない・・・・・・」
先輩「代わりに俺に荷物持ちをして欲しい・・・・・・そうですね?」
りほ「そうなの!! 付き合ってくれてありがとう!」
先輩「いえいえ! これぐらいお安いご用です」
りほ「まぁ! 流石は(義理の)息子。頼もしいわ!」
先輩「(義理の)息子かどうかは置いときましょう」
りほ「(義理の)息子じゃないとすると・・・・・・」
りほ「はっ!!」
りほ「ダメよ! 私、旦那と別れるつもりはないわ」
先輩「はい、分かってます。 では、早速買い物に行きましょう!」
りほ「今日は何だかあっさりしてるわね」
先輩「え? いつも通りですよ! さ、行きましょう!」
りほ「そんなに急がなくても・・・・・・」
りほ「はっ!!」
りほ「二人きりになれる所には行けないわ・・・・・・」
先輩「買い物に行きましょう!!」
先輩「買い物は日用品とかですか?」
りほ「そうなの。ティッシュとかトイレットペーパーとか」
先輩「それはかさ張りますよね」
りほ「ええ。だから本当に今日は助かるわ」
先輩「それは良かったです」
りほ「本当に良い子ね!」
りほ「・・・・・・はっ!!」
りほ「そうやって私の好感度を上げて攻略しようと・・・・・・」
先輩「さぁ、行きましょう行きましょう!!」

〇スーパーの店内
先輩「え~とティッシュとトイレットペーパーですね」
りほ「そうね」
りほ「うちの夫と同じで頼りになるわね」
りほ「はっ!!」
りほ「そうやっていつの間にか夫のポジションに就こうと・・・・・・」
先輩「はは、思ってませんよ。 ティッシュとトイレットペーパー、どれぐらい買います?」
りほ「そうね、3ずつ買おうかしら」
先輩「分かりました」
りほ「大丈夫? 多いかしら?」
先輩「いえ! 平気ですよ!」
りほ「まぁ! たくましいわ!」
りほ「私がたくましい人が好きなのを知っててアピールしてるのね」
先輩「知りませんでした。 アピールもしてません」
りほ「あら、私ったらまた変な事を・・・・・・」
先輩「もう慣れてますんで平気ですよ!」
先輩「他に何かありますか?」
りほ「他に私の好みを知りたいのね?」
先輩「他に買う物を知りたいです」
りほ「そうよね! ふふふ」
先輩「さぁ、早く買って帰りましょう!!」

〇開けた交差点
りほ「今日はどうもありがとう! 助かったわ」
先輩「いえ。 お役に立てて良かったです」
りほ「荷物重くないかしら?」
先輩「平気ですよ!」
りほ「家までもう少しだから・・・・・・」
りほ「はっ!!」
先輩「今度は何でしょう?」
りほ「家に上がり込むのが目的で今日の荷物持ちを引き受けたとか・・・・・・」
先輩「考えた事も無かったですねー」
りほ「寝室を見せてください何て言ってきたり・・・・・・」
先輩「玄関先で失礼します!!」

コメント

  • 今回のお母さん、いつもにも増して凶悪な思考で😂 妄想の方向性がブレブレなところがまた恐ろしくもあり愉快でもあり✨ それにしても「攻略」とまで言ってしまうお母さん、問題ありすぎですよねꉂ🤣

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