エピソード5 再会と破滅の始まり(脚本)
〇華やかな裏庭
宮殿生活に入って、数日が経ちました。
プシュケはこの生活に慣れていきました。
しかし、プシュケには悩みがありました。
プシュケ「・・・」
それは姉2人と両親のことで心配になっていました。
プシュケ「お父様とお母様、そして、お姉様たち、今頃大丈夫でしょうか?」
プシュケの心の中は少し寂しく感じます。
〇宮殿の部屋
その夜、いつも通りに見えない夫と寝ている。プシュケは彼に話しました。
プシュケ「あの少しお話ししてよろしいでしょうか?」
「何だいプシュケ?」
プシュケ「私寂しくなったんです。両親2人と姉2人のことで、気になっていました」
「そうか・・・」
プシュケ「できれば会いたいけど無理でしょうか?」
「分かった、ならお前の姉2人をこの宮殿に招待をしよう」
プシュケ「ありがとうございます」
プシュケは少し安堵し、そのまま見えない夫と共に眠りに着きました。
〇神殿の門
そして、再会当日。
ゼピュロスが、プシュケの姉2人をとある宮殿に案内しました
ゼピュロス「着いたぞ。ここが彼女がいる宮殿だぞ」
姉1「立派な宮殿ね」
姉2 「すごいわ!!」
ゼピュロス「ではこれで、後で迎えに来ますので」
ゼフュロスは、そのまま去りました。
そこへ、プシュケが現れました。
プシュケ「お姉様、お久しぶりです」
姉1「プシュケ!」
姉2 「プシュケ!」
3人は、再会をし、抱き合いました。
〇華やかな裏庭
プシュケは姉2人と共に宮殿の中を案内しました。
最初は大浴場があり、そこで姉2人と共に入浴をし。
さらには、豪華な食事や、見えない使用人たちによるパフォーマンス。
さらには、豪華な装飾品や宝石などがあり、姉2人はそれを飾りました。
姉1「なんて素晴らしい場所でしょ」
姉2 「本当に楽しいところですね」
プシュケ「満足いただけて、よかったですお姉さまたち」
プシュケの姉2人はとても満足していたご様子でした。
姉1「それよりもあなたの旦那様は?」
姉2 「そうだわ!旦那様よどんな方だった?」
プシュケ「えっと・・・」
プシュケは困惑しました、そもそも夫と一緒だが、夫の姿を見たことがない。
プシュケ「いるんだけど、その時は暗闇の時しか会ってくれないのよ」
姉1「暗闇?」
姉2 「どうして、暗闇の時しか会えないの?」
プシュケ「それは・・・」
プシュケは長い間、見えない夫と一緒におりましたが、一度も夫の顔を見たことがありません。
プシュケ「旦那様はその時ではないと仰っておりました」
それを聞いた姉2人は、こんなことを言いました。
姉1「それってまさか・・・怪物じゃないよね?」
姉2 「多分怪物よ・・・」
プシュケ「怪物!?」
プシュケは姉2人の発言に、驚きました。
姉1「きっとあなたをまるまる太らせて、食べるつもりよ」
プシュケ「!?」
姉2 「きっとそうよ、あなたを食べるために、この宮殿に閉じ込めたのよ」
プシュケ「そんな・・・」
姉2人の発言に、プシュケは疑問に思いました。
姉2 「プシュケ、このままではあなたは殺されるわ、この短剣と明かりを持ちなさい」
姉1「もし怪物だったら、その短剣を使って殺すのよ」
プシュケ「はい・・・」
プシュケは2人の姉の言う通りに、その夜に実行することを決めました。
〇神殿の門
その帰りに、プシュケの2人の姉の前に、ゼピュロスが現れました。
ゼピュロス「お迎えに来ました、それでは帰り道までご案内しますね」
姉1「お願いします」
2人の姉はそのまま、風に乗って、どこかに行ってしまいました。
〇宮殿の部屋
その夜、プシュケは旦那が寝ている間に、明かりと短剣を持ちました。
プシュケ「旦那様はどんなお顔でしょう・・・」
プシュケは、明かりを照らしました。そして、目の前に寝ていたのは。
エロス「zzzzzzzzz」
この世とは思えない、美しい男性がおり、背中には美しい白い翼が生えていました。
プシュケ「!!」
するとロウソクのロウが、エロスの足に当たりました。
エロス「あち──!!」
ロウの熱さにより、エロスは目を覚ましてしまいました。
プシュケ「あなたは?」
エロス「愛しい人よ、よくも約束を破ったな」
エロス「これ以上、長居するつもりはない」
エロス「さらばだ!!」
エロスは怒りだし、そのまま飛んでどこかに行きました。
プシュケ「待ってください!!」
プシュケは悲しみました。
すると、周りの宮殿が幻のように、森のような場所になっていました。
〇空
エロス「・・・」
エロスは悔いていました。
エロス「なんで俺はあんな発言をしてしまったんだろう・・・」
エロスはそのまま、どこかに飛んで行きました。
懐かしいです‥
私が羽根の生えた人達に
弱いのは
この物語のせいかも知れない❣️😍
ちな
◎◎ょと◎獣の元ネタ‥