初夜の枕投げ(脚本)
〇宿泊旅館
ヒカル「おー!いい部屋じゃん!」
マニト「あ、ボクここで寝るー!」
エネル「おいおい、抜け駆けはズルいぜ!? ならオレここ貰うからな!」
ヒカル「じゃオレエネルの隣ね!」
サイカー「全く・・・そんな急がなくても布団は逃げないのに・・・」
クイム「というかなんでこっち六人なんだよ?」
アミレー「あぁ、男性は第一班と第二班別々にリノンが部屋をとったそうだ」
アミレー「ちなみに女性は全員同じ部屋だ」
クイム「そうなんだな。 あ、オレこっちで寝るぞ」
アミレー「では私は左端で・・・」
サイカー「ま、真ん中はちょっと嫌だなぁ・・・。 余りガヤガヤしたのは苦手だからね・・・」
アミレー「そうだったな。 では私が真ん中で寝よう」
ヒカル「ねーねー、せっかくだからチーム組んで枕投げしよーよ!」
エネル「いいなそれ! じゃオレとヒカルでチーム組むぜ!」
クイム「おいお前等勝手に決めんな! 大体ここ旅館──」
マニト「じゃボククイムとチーム組むー!」
クイム「──って聞いちゃいねぇ! たっく仕方ねぇなぁ・・・!」
サイカー「・・・あれ、これもしかしてボク達もやる流れ?」
アミレー「・・・だろうな。 旅館が壊れなければいいが・・・」
〇宿泊旅館
一方、第一班の部屋・・・
ケイ「ぐー、ぐー・・・」
ケイ「え、何今の音!?」
ブラック「す、凄い音だったな・・・」
リノン「あー、これは嫌な予感・・・。 ミハイル、念の為に見に行こうか・・・」
ミハイル「は、はい・・・」
〇宿泊旅館
ヒカル「アハハハハ!楽しいねこれ!」
エネル「あぁそうだな! よし、喰らえ高速投げ!」
マニト「わーいわーい! みんなと遊べて嬉しいなー♪」
クイム「お、おぅ・・・。 それより・・・なんであいつら乗り気なんだ?」
サイカー「よし、こうすれば効率よく投げられるよ」
アミレー「なるほど、それは妙案だ。 後は私の素早さで補えば完璧だろう」
アミレー「流石は魔物学者、こういう作戦を考えるのは得意なんだな」
サイカー「そ、それは昔の話で今は・・・」
リノン「あのー、もうこっち寝静まってるからうるさくしないで欲しいんだけど」
サイカー「あっ・・・! 集中し過ぎで忘れてた・・・」
アミレー「すまないリノン。 よし、皆もう寝るとしよう」
ヒカル「確かにちょっと疲れたもんね。 みんなお休み!」
エネル「さて、ヒカルも寝るしオレも一眠りするか!」
マニト「ふぁー、寝よーっと! おやすみー!」
クイム「・・・ハァ・・・疲れた・・・。 もうクタクタだ・・・」