光の理由(脚本)
〇島国の部屋
ミリア「・・・いよいよね」
バルト「・・・ああ」
バルト「このテルラ星に衝突しようとしている」
バルト「巨大隕石破壊任務の選抜メンバー」
バルト「防衛隊員としてこれ以上の名誉はない」
ミリア「でも、もしミサイルで 破壊できなかったら・・・」
バルト「宇宙船もろとも突っ込み」
バルト「自爆装置により隕石を破壊する」
ミリア「・・・イヤ」
ミリア「イヤ!」
バルト「この隕石を破壊しなければ、 テルラ星に未来はないんだ」
バルト「大丈夫、きっと帰る」
バルト「だから・・・もう泣くな」
ミリア「・・・ごめん」
ミリア「笑って送り出さなきゃね」
バルト「そうそう、その笑顔だ!」
バルト「・・・じゃあ、元気で」
ミリア「バルトもね」
バルト「ああ」
ミリア「いってらっしゃい!」
〇黒
「バルト・・・!!」
〇落下する隕石
〇コックピット
バルト「ミリア・・・!!」
〇黒
〇山の展望台
ミウ「あ、流れ星!」
ミウ「・・・ように」
ミウ「ねぇ今の見た? ハルヒコ?」
ハルヒコ「え?」
ミウ「もー、すっごく大きな 流れ星だったのに・・・」
ミウ「・・・あれ?」
ミウ「あそこあそこ!」
ミウ「まだ光ってる!」
ハルヒコ「ははーん・・・ってことは」
ハルヒコ「流れ星じゃなくて」
ハルヒコ「超新星爆発じゃない?」
ミウ「・・・ちょーしんせーばくはつ?」
ハルヒコ「星が爆発した光だよ」
ミウ「そーなの!?」
〇黒
〇島国の部屋
ベリル「・・・ママー」
ミリア「ベリル? 眠れないの?」
ベリル「うん」
ミリア「じゃ、ママがおはなし聞かせてあげる」
ベリル「わーい!」
〇宇宙空間
〇可愛らしい部屋
ミリア「・・・その爆発の光はすごいものだったわ」
ミリア「夜なのに、一瞬昼間みたいに明るくなって」
ミリア「そのあともしばらく」
ミリア「大きなお星さまみたいにキラキラ輝いてた」
ベリル「大きなお星さま・・・」
ミリア「ママ、とっても悲しかったわ」
ミリア「でも、そのお星さまの光は」
ミリア「なぜか温かくて、優しくて・・・」
ミリア「その次の日よ」
ミリア「ベリルがママの おなかの中にいるってわかったのは」
ベリル「じゃあ、わたし、お星さまの子なの?」
ミリア「ふふっ、そうかもしれないわね」
ミリア「あのね、ベリル・・・」
ミリア「パパのお星さまは しばらくして消えちゃったけど」
ミリア「パパはずっと空から ベリルとママを見守ってるの」
ミリア「・・・」
ミリア「寝ちゃった、か」
〇黒
〇山の展望台
ミウ「ううっ、流れ星かと思って 願い事しちゃったよぉ」
ハルヒコ「実は、今見ているあの星の光は」
ハルヒコ「何十年、何百年も前に放たれたものなんだ」
ミウ「そーなんだ!」
ハルヒコ「だから、爆発が起こったのも それだけ前の話ってわけで・・・」
ハルヒコ「もしその時代に宇宙人がいたとしたら」
ハルヒコ「もっと間近で爆発を見ていただろうね」
〇黒
〇宇宙空間
ミリア「・・・バルト」
ミリア「私にはずっと見えてるわよ、」
ミリア「あなたの星が・・・」
〇黒
〇山の展望台
ミウ「何十年、何百年も前・・・」
ハルヒコ「俺達の前世の時代か・・・」
ミウ「そういうの信じるタイプ?」
ハルヒコ「うん」
ハルヒコ「もしかしたら」
ハルヒコ「前世でもミウと俺は 出会っていたかもしれないよ」
ハルヒコ「・・・たとえばそれは」
ハルヒコ「遠い遠い、地球以外の星かも」
ミウ「・・・」
ミウ「やっぱハルヒコって、ちょっとヘン」
ハルヒコ「うるさいなぁ」
ハルヒコ「・・・そういえば」
ハルヒコ「さっき、流れ星と間違えて なにを願ったんだよ」
ミウ「えっ!」
ミウ「そ、それは・・・」
ミウ「ナイショ」
〇黒
(ハルヒコとずっと 一緒にいられますように)
〇宇宙空間
ミリア「・・・ねぇ」
ミリア「またいつかきっと、会えるよね」
バルトとハルヒコ、ミリアとミウ。
最初はそれぞれ無縁かな、と思いましたが読み進めて生まれ変わりだという事に気付きました。🫢
(顔がそっくり)
バルトを亡くしたミリアの願いが、後世で叶ったんですね。⭐️
ハルヒコとミウの2人。末永くお幸せに。☺️
読みました~
ストーリー的な部分の良さは、長尾さんにゼンブ言われちゃったんですが
隕石のシーン、通常エフェクトと背景エフェクトを組み合わせた情景の出し方は脱帽しました!
通常エフェクトはモリモリ使う方ですが、背景~の方は殆ど触ったこと無かったので、自分も色々と探求してみようと思います!
エモいお話ですね!✨☺️
2組がどう繋がるのかなーって読んでいたのですが、前世ですか✨素敵ですね✨👏
ハルヒコの雰囲気から、ハルヒコの方にはまさか前世の記憶が⁉︎と期待してしまいました✨二人ずっと今度は一緒にいられますように✨☺️