☆。.:*・゜(脚本)
〇ローズピンク
〇青(ダーク)
ずっと、隣にいた
隣にいるのが当たり前だった
いなくなってからキミの存在が偉大で
大切だったことに気がつく
なんておろかなんだろう
どうか、わたしの隣にもどってきて?
もどってきてください
お願いします──
〇黒
〇一戸建て
──10年前
キミと出会ったのは、わたしがまだ7歳だった時
暑い日だった
キミの第一印象は、怖くて──
わたしはキミから逃げまわっていたよね
柚花(ゆずか)「・・・」
あの時は、何も話せなかったね
でもキミは、笑ってくれた
〇広い公園
すぐに仲良くなって
いつも一緒にいてくれた
柚花(ゆずか)「いくよ!」
〇タンスの置かれた部屋
どんな時も一緒にいてくれた
〇空
どんなときも
〇菜の花畑
どんなときも
〇黒
〇通学路
一度もいなくなることはなかったのに、どうしていなくなったの?
柚花(ゆずか)(探すの、あきらめるしかない?)
柚花(ゆずか)(ううん、絶対に)
柚花(ゆずか)(あきらめない)
〇大きな木のある校舎
〇広い公園
〇河川敷
〇美しい草原
柚花(ゆずか)「・・・」
柚花(ゆずか)「い、いた・・・」
〇水玉2
〇美しい草原
柚花(ゆずか)「ゆき、な・・・?」
ゆきな「わんっ!」
柚花(ゆずか)「いたー!!」
ゆきな「へっへっへー」
柚花(ゆずか)「めちゃくちゃ探したんだよ」
ゆきな「わん!」
柚花(ゆずか)「おいで、抱っこする」
ゆきな「わわわわわん!」
柚花(ゆずか)「寒くなかった?」
ゆきな「わん!」
柚花(ゆずか)「心配したんだから、いなくならないでよ」
ゆきな「くぅ~ん」
ゆきな「・・・」
ゆきな「わんわんわわん!!!!」
柚花(ゆずか)「どうしたの?」
〇白
〇美しい草原
柚花(ゆずか)「これ、探してたやつ!」
これは、小さい時にいなくなってしまった
大好きだったお父さんからもらった
大切なもの
「星を持ってると幸せになれるんだよ
柚花には幸せになってほしいから、あげる」って・・・
柚花(ゆずか)(もしかして、探してくれていたの?)
ゆきな「わーん!」
柚花(ゆずか)「ありがとう!!!」
ゆきな「わーん!!!」
〇黒
〇美しい草原
柚花(ゆずか)「あ、いつの間にか晴れてる」
柚花(ゆずか)「星がいっぱい」
柚花(ゆずか)「ゆきな、星いる?」
ゆきな「わーん!」
私は全部の星をあげたくて
全力で背伸びをして星をつかんだ
これからも幸せでいてほしいと願いながら
ゆきなに星を渡した
柚花(ゆずか)「はい、どうぞ」
しばらくふたりで星を眺めて
一緒に帰宅した
〇星
〇黒
その日の夜、ふしぎな夢をみた
〇タンスの置かれた部屋
柚花(ゆずか)「星がないよ、どこにいったんだろう・・・」
柚花(ゆずか)「大切なものなのに・・・」
夢だけど、分かった
(これは、数日前のわたし)
わたしの姿をみあげているのは
多分、ゆきなになっているわたし
落ち込んでいるわたしを見て
胸の辺りがすごく苦しくて
もやもやしていた
〇タンスの置かれた部屋
ゆきな「すやぁ~」
柚花(ゆずか)(心配してくれてたのかな)
柚花(ゆずか)(ありがとう)
〇ローズピンク
大好きだな
大好き
ずっとずっと、大好きだよ!!
握りしめた星をキミにあげる――☆
立坂雪花さんこんにちは!
犬と少女の絆で心がぽかぽかするお話でした☺️ゆきなが凄く可愛くて癒されました★
「星を持ってると幸せになれる」名台詞ですね!!
少女から大人になっていく画面効果が良かったです!
探していたのが犬というのも驚きでした☆彡
曲にマッチして感動的な話でした!
男の子を探していたのかと思ったら犬……!🐶
星のアクセサリーが眩しく見えます。✨️
とってもワンダフルな物語をありがとうございました!