彩町くんとシラコバト

彩彩

第十一話、四大悪魔!(脚本)

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〇闇の闘技場
  魔界からかなり離れた場所にある闘技場──。
サタン「・・・・・・」
アマイモン「・・・サタン様。魔界からかき集められるだけの悪魔や魔獣などがここに集結しております」
サタン「・・・うむ」
サタン「よし、集まったな?今日は吾輩から貴様らに話せばならん事がいくつかあるから聞くがよい・・・!」
サタン「・・・静かにせい!!」
サタン「この前、人間界で吾輩達の計画を邪魔をする愚かな人間が現れた・・・。それも、1羽のハトを連れてな・・・」
サタン「覚えておくがよい!その人間の名は・・・”彩町彩果”だ!!」
「・・・・・・」
サタン「奴は人間界で人間共を襲う最中に突如現れ、我が手下達をいとも簡単に返り討ちにした」
サタン「彩町彩果は恐らく普通の人間ではない・・・!一緒にいたハト・・・コバットもいた事で奴の魔力を何らかの事情でもらい、」
サタン「”神や悪魔を倒す”強い力を身に付けた事で強くなっているのであろう・・・?」
サタン「だが例え、強者とはいえど・・・たかが人間。吾輩達の計画の邪魔をするというのであれば、誰であろうと容赦はせん──!!」
サタン「彩町彩果や他の人間共に、吾輩達の”真の恐怖”を味あわせてやるのだ!!」
アマイモン「・・・・・・」
サタン「”コルソン”、”ジミマイ”、ゴアプ・・・!!」
「ハッ・・・!!」
サタン「貴様らに命じる!!アマイモンと共に彩町彩果に関する情報を全て知らべ、多くの悪魔や魔獣を連れて人間界へ向かえ・・・!!」
サタン「そして、彩町彩果を見つけたら容赦なく殺すのだ!!それ以外の人間共は悪魔達にやらせろ!!」
「承知しました──!!」
「我らの手で必ず、彩町彩果という人間の息の根を止めて差し上げます!」
サタン「うむ、頼もしいぞ。そして、アマイモン・・・。貴様も頼むぞ!!」
アマイモン「お任せください、サタン様!」
アマイモン「奴は確かに今まで見てきた人間共の中では危険な存在かもしれません・・・。しかし、それでも実力は我らのほうが上です!」
アマイモン「我らの”本気”、今こそお見せしましょう──!!」
サタン「うむ!!」
アマイモン「行くぞ、皆のもの!!我らゴエティアの実力と恐怖を人間共に見せてやるぞ・・・!!」
サタン(今に見ておれ、人間共め・・・。そして、彩町彩果にコバット──!!)
サタン「・・・フフフッ、はーはっはっはっはっは・・・!!」

〇河川敷
  2日後の午前10時、河川敷──。
コバット「今日も平和だね・・・」
彩町彩果「ああ・・・」
コバット「ここでしょ、彩果?キミが昔、ボクと出会う前に”あの人”と猛特訓をしたって・・・」
彩町彩果「そう、顔も名前も知らないあの人の鬼みたいなスパルタ教育・・・。あれは今でも忘れないぜ・・・」
彩町彩果「今、どこで何をしているのかも知らないがな・・・」
彩町彩果「だがそのお陰で能力を身につけ、体はかなり頑丈になったし、素手でも誰にも負けないようになったはずだ!」
コバット「・・・で、その後にあの公園でボクと出会い、ついでにボクと手合わせや修行をする事になった──」
コバット「実力はまだまだだけど、前よりかなり上達している。キミは更に強くなれるさ・・・」
彩町彩果「そりゃ、”元”とはいえ伝説の魔法使い様の元で手合わせや修行をバリバリしてきたから強くなれるに決まってるさ!!」
彩町彩果「・・・俺はもう2度と負けない。必ず姫花さんや姫乃さん、そして皆を必ず守る──」
彩町彩果「ゴエティアだろうが、なんだろうが・・・必ずぶっ潰す!!」
コバット「恐らく奴らがこの人間界に来るのは、早くても2日か3日くらいかもしれない・・・」
コバット「それにゴエティアには、あのアマイモンも含めて”四大悪魔”がいるからね・・・」
彩町彩果「”四大悪魔”?」
彩町彩果「そういえば前にあの悪魔が『四天王』って言ってたけど、もしかしてアマイモンの他にもあと3匹も悪魔がいるからなのか!?」
コバット「そう、その通り」

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