エピソード3 神秘の神殿(脚本)
〇謁見の間
宮殿に戻った後、王様と王妃様がプシュケに、デルフォイの神託について話した。
王様「というわけなんだ、アポロンの神託によれば、お前を生贄にしなければ国が滅んでしまうと言う神託が下ったんだ」
王妃様「それから結婚相手は何と山の怪物らしいよ」
プシュケ「山の怪物ですって!」
プシュケは驚いていました、まさか自分の結婚相手が山の怪物だと。
プシュケ「どうしてそうなったんですか・・・?」
王様と王妃様がプシュケに事情を話しました。
王様「本来ならばお前の結婚相手を神託で聞こうと思ったんだが・・・」
王妃様「それが何と、私たちの国が滅ぶという神託なのよ、それだけじゃないは、結婚相手が山の怪物なのよ」
王妃様「もし山の怪物に差し出さなければ、この国は滅んでしまうの」
プシュケ「そんな・・・」
プシュケは困惑しましたが、仕方がなく決断しました。
プシュケ「分かりました、国のため民のために、私は山の怪物の花嫁になりましょう」
こうしてプシュケは国を守る為に、山の怪物の結婚の為の準備を行いました。
〇貴族の部屋
プシュケ「・・・」
姉1「・・・」
姉2 「・・・」
プシュケは、姉たちや次女たちの手によって、花嫁衣装を着ました。
そして、いよいよ山の山頂へ行くことになります。
〇岩山の崖
王様と王妃様、そして、プシュケとその姉妹は国民の行列とともに山の山頂に行きました。
エロス「お、来たな!」
エロス「あとは頼んだぞ、ゼピュロス!」
ゼピュロス「任しとけ!エロス!」
プシュケ一行は山頂に着くと、家族はプシュケに別れの挨拶をした。
姉1「寂しくなるな、これでお別れだね」
姉2 「もっと姉妹として仲良く遊びたかったけどね」
プシュケ「ううん、大丈夫よ、私もお姉さまたちと一緒にいたかったわ」
王様「プシュケよ、私はお前を手放したくはない、だがお前を差し出さなければ王国は滅んでしまう。 すまなかったな」
王妃様「私の愛しい娘プシュケよ、あなたと別れるのが辛いです。 どうかお元気で・・・」
プシュケ「大丈夫です。父上と母上、覚悟の上です。 それではこれで最後です。 お姉様たち、父上と母上、今までありがとうございます」
プシュケ「では、ここでお別れです。 さようなら・・・」
プシュケの家族は、プシュケを山の頂上に置いた後、プシュケの家族とその一行は、山を下ります。
プシュケ「お姉様たち、父上、母上・・・」
プシュケは悲しみました。
するとそこへ・・・
ゼピュロス「お前がプシュケか?」
プシュケ「あなたは?」
ゼピュロス「俺は西風の神ゼピュロスだ。 今からお前を夫のところへ連れてってやる」
ゼピュロスはプシュケをお姫様抱っこをし、そのまま飛んで行きました。
〇神殿の門
プシュケとゼピュロスは、とある山の頂上にある宮殿に着きました。
ゼピュロス「ここがお前の新しい住処だぞ。中に入ってごらん、お前の夫が待っているぞ」
プシュケ「あ、ありがとう」
ゼピュロス「じゃあ俺は失礼するぞ」
ゼピュロスはどこかに飛んで行きました。
プシュケ「あ、行ってしまった・・・」
プシュケ「ここが山の怪物がいる宮殿なのね・・・」
プシュケが扉の前に立つと、扉は勝手に開きました。
「さあ、お入り私の花嫁よ」
プシュケ「・・・」
プシュケは勇気を持って中に入りました
ハイ、辿り着きました❣️✌️😆
どうもー、「わからん」でございます❣️
羽根の生えた方々の
バッサバッサと言う
羽音が聞こえて来るようですね💕
ではまた❣️