『訪れるシリーズ』同い年のれんちゃん

八野なな

先輩 同い年 いとこ(脚本)

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〇男の子の一人部屋
先輩「ん? れんから電話だ。 もしもし」
れん「もしもし! ごめんね、夜に。今電話平気?」
先輩「うん。大丈夫だよ」
れん「じゃあ、ビデオ通話にしようか!」
先輩「いきなりだな・・・・・・別に良いけど」
れん「・・・・・・。 もしもし? 見えてる?」
先輩「あぁ、見えてるよ。 で、どうしたの?」
れん「この前言ってた遊びに行くって話、覚えてるよね?」
先輩「もちろん覚えてるよ」
れん「いろいろと何処行くか考えててさ。ちょっと相談したいなと思って」
先輩「あぁ良いよ」
れん「ありがとう! じゃあ、さっそくだけど3つ候補があってね」
先輩「うん」
れん「まずは1つ目は私の家!」
先輩「へっ?」
れん「出来れば親が留守の日!」
先輩「・・・・・・2つ目は?」
れん「君の家!」
先輩「・・・・・・ん?」
れん「出来れば親が留守の日!!」
先輩「んー・・・・・・」
先輩「3つ目は?」
れん「思い切って親の居る日に私の家!!!」
先輩「思い切らないでくれるかな!? というか、家にしか行ってないよ!?」
れん「えっ? 駄目?」
先輩「駄目です! 買い物とかにしない?」
れん「それは後輩と行ってるだろ!!」
先輩「えっ? 後輩?」
れん「いや、何でもないよ」
先輩「・・・・・・そう?」
れん「そうそう」
先輩「えーっと、買い物とかダメ?」
れん「いいよ!どこ行く?」
先輩「服とか見に行く?」
れん「良いけど・・・・・・それって後輩ちゃんと行った事ある?」
先輩「確か・・・・・・あるかな」
れん「あるのかよ!! 2番目じゃないかよ!!」
先輩「え? 2番?」
れん「え? 2番?」
先輩「え?」
れん「え?」
先輩「いや・・・・・・ごめん。 何でもない」
れん「もう! ちゃんとしてよ」
先輩「うん」
先輩「えっと・・・・・・じゃあ、ご飯でも行く?」
れん「良いけど・・・・・・」
先輩「後輩とはカフェとか学食しか行った事ないかなぁ!?」
れん「本当だな!?」
先輩「う、うん」
れん「よし! ご飯に決まりね!!」
先輩「お、おう」
れん「と言っても高いお店は無理だから、ファミレスでいい?」
先輩「もちろん。いいよ」
れん「じゃあ、私の町のお店に行かない?」
先輩「うん? 別に良いけど・・・・・・ 俺の町にもあるぞ?」
れん「後輩達に会ったらどうするんだ!? 邪魔されてたまるか!」
先輩「・・・・・・ごめん。何か電話の調子が悪いのかも」
れん「そうなの? 大丈夫?」
先輩「まぁ、間違いなく大丈夫だけど」
れん「え?」
先輩「いや! 何でもないよ!!」
れん「そう? じゃあ、待ち合わせ時間とかまた連絡するね!」
先輩「おう」
れん「じゃあね!」
先輩「じゃあまた!」
先輩「・・・・・・」
先輩「今日はもう寝よ」

コメント

  • お出かけ候補に家を挙げるとは、とんだ肝っ玉ですね。
    ファミレスでトラブルがありそう……。

  • かなーり強烈な、れんちゃんとのあの会話の続き回ですね😂
    遊びの行先の候補がどれもこれもアレやコレで……とっても直情的で素直な子デスネー(←必死に言葉を選んでみました)
    ファミレス編も楽しみにしてますね、お邪魔が入りそうな雰囲気がすでに漂っていますが🤣

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