代休中の事件(脚本)
〇シックなリビング
文化祭が無事に終了し、今日は代休日。
「おはよう!」
江川るり子「おはよう、二人とも」
江川勝「代休日だけど、早いね。どうしたの?」
江川和樹「なぜか普通に目が覚めちゃってね」
江川和美「いつも通りってことかしら?」
江川勝「昨日の後夜祭と打ち上げ、盛り上がったらしいね」
江川和美「そうよ」
〇体育館の中
後夜祭は、文化祭の後に行われた。
小山田淳「先生たちのパフォーマンス、盛り上がったね!」
天谷ほのか「私、もう感動しちゃってるわ!」
宇野武「俺の家族も文化祭に来てくれて、よかったぜ!」
黒沢りょう「ねえ、そういえば君には弟がいるって言ってたじゃん、君のお母さん、赤ちゃん抱えてたけど、あれって誰?」
宇野武「8月に生まれた俺の妹だよ」
江川和樹「へぇ、よかったじゃない!」
江川和美「驚いたわ!!」
〇病院の廊下
回想。
宇野武「眠いなぁ・・・」
宇野昭雄「もう夜が明けちゃうよ、あんちゃん・・・」
武の祖父「今頃お父さんがお母さんの応援をしてるからな」
武の祖母「もうすぐじゃないかしら?」
宇野武「親父、お袋、大丈夫かなぁ・・・・」
〇手術室
武の父親(どうか、来てくれ!)
医師「おめでとうございます!元気な女の子ですよ!」
武の母親「やっと、会えたね・・・」
〇病院の廊下
武の父親が廊下に出てきたときは、もうすでに夜明けだった。
武の父親「産まれたぞ!女の子だよ!」
宇野武「これで2学期、自慢できるぜ!」
宇野昭雄「これでまたにぎやかになるね!」
〇体育館の中
宇野武「というわけ。お袋も仕事復帰して、元気にやってるよ。 職場近くの保育園に預けてるのさ」
照井愛「なるほど、確かにこれなら安心ね」
後夜祭は大いに盛り上がった。
〇学校の校門
後夜祭の後、面々は打ち上げに行くこととなった。
黒沢りょう「今回はもんじゃ焼きのお店で打ち上げだね」
江本美嘉「楽しみだわ!」
高橋瞬「ワクワクするなぁ」
〇居酒屋の座敷席
もんじゃ焼きのお店での打ち上げは大いに盛り上がった。
「皆さん、お疲れ様でしたー!」
的場裕也「僕、もんじゃ焼き大好きなんだよ」
天谷ほのか「私も!おいしいわよね!」
彼らは大いに楽しんだ。
〇シックなリビング
江川和美「という訳」
江川和樹「もんじゃ焼き、美味しかったよ」
江川勝「2学期はイベントづくしだが、勉強も大切だよ」
江川和美「来月の終わりに中間試験があるから、頑張るわ」
江川るり子「勉強もおろそかにしないでね」
「わかった!」
一家は朝食を楽しんでいた。
〇白い玄関
朝食後。
江川るり子「そろそろ季節も秋だし、衣替えの季節ね」
江川和美「そうね。私も服の整理をするわ」
江川和樹「僕も整理をするよ」
江川るり子「じゃあ、秋物に取り替えるから、夏服持ってきて」
江川和樹「わかった」
江川和美「私も持ってくるわね」
〇可愛い部屋
江川和美「水着は次のシーズンね。夏休み、楽しかったわ」
和美は夏の思い出を懐かしんでいた。
〇一人部屋
江川和樹「夏の思い出、いっぱいあったなぁ」
服の整理をしつつ、夏の思い出に浸る和樹。
江川和樹「秋は秋でいろんなイベントがあるけど、勉強も励まないと!!」
〇白い玄関
江川るり子「持ってきたのね。交換するわ」
江川和樹「この段ボールの中に入ってるよ」
江川和美「私も持ってきたわ」
こうして、衣替えは進んだ。
〇シックなリビング
衣替えをしたのち、一行は昼食を摂る事に。
江川るり子「午後は、私は用事があって出かけるの。お留守番しててね。おやつも買ってくるから」
江川和美「わかったわ」
江川和樹「テレビを見て待ってるよ」
〇ゆるやかな坂道
江川るり子「すっかり秋らしくなってきたわね。明日から衣替えにちょうどいいわ」
買い物に出かけていたるり子。
〇商店街
江川るり子「秋物も揃えたし、今日は私の化粧品も買いに行く事にするわ」
一方、商店街では。
女幹部「さて、誰を襲うとしようか」
男性「バイト先でカスハラを受けるなんて思わなかったよ・・・」
女幹部「いい獲物だ!」
男性「うわー!!」
女幹部「さあ暴れるのだ」
襲われた男性「ウガー!!」
街はパニックに陥った!!
江川るり子「どうなってるの!?」
〇シックなリビング
江川和樹「和美、事件だ!ダークカンパニーが出たぞ!!」
江川和美「急ぎましょう!!」
二人は急いで商店街へと向かう。
〇商店街
襲われた男性「ウガー!!」
「一足遅かった!」
女幹部「またお前らか。今日こそお前らの最期だ」
「そうは問屋が卸さない!」
〇幻想空間
「行くよ!レッツ、ジャスティスチェンジ!」
江川和樹「イェイ!!」
江川和美「ウフフッ❤️」
江川和美「チュッ❤️」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参!!」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参!!」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する!!」
〇商店街
女幹部「やっちまいな!!」
襲われた男性「ウガー!!」
江川るり子「キャア!!」
「危ない!!」
ジャスティスボーイ「怪我してる!!」
ジャスティスガール「私が手当するわ!!」
江川るり子(あの2人、どこかで・・・)
手当てを済ませ、臨戦体制に入る2人。
襲われた男性「ウガ〜!」
ジャスティスボーイ「スキャン開始!!」
ジャスティスボーイ「わかったぞ!!」
ジャスティスガール「どうだった?」
ジャスティスボーイ「従業員としてカスハラを受けたんだって!!警察には届けたらしい」
ジャスティスガール「酷すぎるわ!!」
ジャスティスボーイ「頼む、聞いてくれ!!怒られるのはわかる!だからって嘆くことはない!!」
ジャスティスガール「そうよ!!どんなことがあっても決してめげちゃダメなの!!」
2人はスマホをかざし、こう叫んだ。
「ジャスティスヒーリングアターック!!」
襲われた男性「ワー!!」
女幹部「しまったー!!」
男性「ありがとう・・・」
男性は浄化され、女幹部は消滅した。
ジャスティスボーイ「上手くいったね」
ジャスティスガール「そうね。戻りましょう」
江川るり子「あの2人、誰だったのかしら?」
〇悪い大将の部屋
さてこちらはダークカンパニー。
ボス「くそー!!部下を失っちまった!!」
敵幹部「このままで済むと思うなよ!!」
敵幹部「そうですとも!!」
ダークカンパニーは怒りに打ち震えていた。
〇シックなリビング
江川るり子「ただいま!!」
「お帰りなさい!」
江川るり子「お買い物済んだし、お留守番できたわね。おやつを食べましょう」
「賛成!」
江川るり子「秋だし、焼き芋を買ってきたわ!!」
江川和美「すごく美味しいわ!!」
江川和樹「秋、到来だね!!」
〇シックなリビング
その夜。
江川勝「ただいま!!」
江川るり子「お帰りなさい!!」
江川勝「今日は帰りにさつまいもスイーツを買ってきた。秋だからね、夕食後に食べようか」
江川るり子「いいわね!!」
やがて、夕食の時間になった。
江川和樹「今日はおやつに焼き芋を食べたよ」
江川勝「秋だからね。お父さんも焼き芋、お昼ご飯に食べたんだ」
江川和美「焼き芋を食べると、まさしく秋ね」
江川勝「そうだな」
江川和樹「秋は勉強も頑張るさ」
季節は秋になっていく。ジャスティスツインズよ、勉強にも磨きをかけて欲しい。
次回へ続く。