第陸話 幕間 八十矛神社(脚本)
〇古びた神社
昼下がり。
それぞれの用事が済んだ後、高校からほど近いところにある神社に、八人の龍使いは来ていた。
社名は八十矛神社。
社の周囲に広がる鎮守の森は広く、裏山も神社の私有地であり神域であるという。
橘一哉「さあ、一名様御案内、と」
姫野晃大「いつもの所って、ここかよ・・・」
晃大は何となく力が抜けていくような感じがした。
パワースポットと言われたり、心霊スポットと言われたり、様々な噂で誰もが知っている場所。
そして、彼らが暮らすこの町、平坂市の住民であれば、誰もが一度は訪れる場所。
それが、この八十矛神社である。
辰宮玲奈「いい風、吹いてるでしょ」
玲奈の言う通り、風が吹いている。
確かに心地よい。
姫野晃大(ただし、薄暗くなければな!!)
辰宮玲奈「あんまり人が来ないから、私たちの集合場所にしてるの」
そう。
誰もが一度は訪れるが、決して賑わっている訳ではない。
豊かに生い茂る木々は枝ぶりも良く、重なり合う枝葉が陽の光を遮るため、境内は昼間でも薄暗い。
それを不気味に感じたり、安全面の不安を感じたりして境内に足を踏み入れる者は少ない。
結果、余計に草木が生い茂って不気味さを増していき、心霊スポット扱いされて怪談が作られるという負の循環が続いている。
姫野晃大「じゃあ、俺はこの辺で」
草薙由希「まあまあ、そんな事言わずに、ね」
笑顔で晃大の肩を掴む由希。
姫野晃大「あ゛っ、あ゛っ、」
とても女性とは思えない、男性顔負けの由希の握力。
晃大の肩がミシミシと悲鳴を上げ、声にならない声を上げる。
穂村瑠美「あの、由希先輩、それくらいに」
草薙由希「そうね」
パッと手を離す由希であったが、肩にはくっきりと手の跡ができていた。
穂村瑠美「コウ、大丈夫?」
心配した瑠美が晃大の肩をさする。
姫野晃大「なんとか生きてる・・・」
痛みはするが、問題なく肩は動かせる。
草薙由希「大丈夫よ、幽霊とか妖怪とかの類は出ないから」
草薙由希「なんなら、私らがその類でしょ」
由希が右の袖を捲ると、前腕の痣から青い龍が出てきた。
青龍「私は青龍。故有って草薙由希に宿り、力を貸してもらっている」
姫野晃大「俺達が龍の力を借りてるんじゃないのか?」
晃大は青龍の言葉が気になったので聞いてみた。
青龍「我ら神獣は、こちらの世界で十全に力を振るうのは難しい」
青龍「魔族だけを討つには我らの力は余りにも大きすぎるのだ」
青龍「故に、神獣と相性の良い人間に宿り、宿主に力を貸し与える形をとる事にした」
草薙由希「神獣の出力を調整するための存在なのよ、私たち神獣の使い手はね」
姫野晃大「龍とか神獣の力って、そんなに強いんすか?」
穂村瑠美「素のままで力を使うと天変地異が起きるわ」
草薙由希「地震、洪水、落雷、竜巻、旱魃、山火事、火山噴火に台風、超新星爆発にブラックホール・・・」
物騒な単語を列挙していく由希。
しかも後半に挙げた現象の規模が明らかにおかしい。
草薙由希「まあ、龍が全力出したら間違いなく地球が滅びるわね」
姫野晃大「まじっすか・・・」
橘一哉「龍とは霊気の流れ、活動する力を司る存在だからね」
古橋哲也「数多の神獣の中でも、力の強さならトップクラスだよ」
と、その時。
青龍が何の前触れもなく消え去った。
何事かと思いきや、
佐伯美鈴「いらっしゃ〜い」
姫野晃大「うわぁ!」
晃大は思わず声を上げてしまった。
いつの間に来たのか、巫女装束の女性が一哉にピタリと寄り添って立っている。
古橋哲也「こんにちは、美鈴さん」
佐伯美鈴「おひさしぶり、古橋くん」
哲也が挨拶をすると、女性もにこやかな笑顔を返す。
佐伯美鈴「この子は見ない顔だけど、お友達?」
晃大を見て女性が尋ねると、
橘一哉「クラスメイトの姫野晃大くん」
一哉が答えた。
佐伯美鈴「そっかぁ、カズくんのお友達がまた増えたのね」
佐伯美鈴「よかったね、カズくん」
女性はニッコリ笑って一哉の頭を撫でる。
橘一哉「あ、うん」
一哉は何とも言えない顔で頷いた。
佐伯美鈴「姫野くん、これからもカズくんのこと、よろしくね」
姫野晃大「あ、はい」
晃大も雰囲気に流されてしまい、つい頷いてしまった。
佐伯美鈴「それじゃあ私は帰るから、みんなも暗くなる前に家に帰るようにね」
それじゃあね、と言って美鈴は参道を歩いて境内を出ていった。
かと思いきや、
佐伯美鈴「カズくーん、また遊びに来てねー!」
鳥居の下で一旦足を止めると、こちらに向き直って満面の笑顔と大きな声と共に手をブンブンと振り、
佐伯美鈴「それじゃあまたね!」
ようやく去っていった。
姫野晃大「なんだったんだ、あの人」
橘一哉「佐伯美鈴。この神社の神主で、俺の又従姉」
姫野晃大「橘の親戚だったのか」
橘一哉「うん」
姫野晃大「しかも神主?」
橘一哉「そう」
姫野晃大「美人だな」
橘一哉「否定はしない」
持って回ったような一哉の言い回しに釈然としない晃大だったが、
草薙由希「美鈴さんはカズに甘すぎ」
その理由はすぐに分かった。
草薙由希「いつまでも子どもじゃないんだから」
姫野晃大(母親みたいな事言ってる)
由希の機嫌がかなり悪い。
草薙由希「なに姫野くん、文句ある?」
姫野晃大「いえ何も」
首を横に振る晃大。
今の由希には逆らわないのが吉だ。
梶間頼子「由希さんてさ、美鈴さんがいると機嫌悪くなるよね」
辰宮玲奈「しょうがないよ、姉としての立場を脅かす存在なんだし」
梶間頼子「うちらは同級生だから、そんな心配もなくて気楽だよね」
辰宮玲奈「そうだね」
「ねー」
笑顔を見合わせて頷く玲奈と頼子。
草薙由希「ちょ、あんた達まで!」
辰宮玲奈「わ〜、お姉ちゃんが怒った〜」
梶間頼子「逃げろ〜」
玲奈と頼子はケラケラ笑いながら近くの御神木へと走り出した。
草薙由希「全くもう・・・」
深くため息をつく由希。
姫野晃大「あの二人、仲良いな」
橘一哉「ホントの姉妹みたいだよな」
姫野晃大「それはそれとして、何でここに来たんだ?」
晃大は幽霊やお化けの類が大の苦手である。
その類の噂話に事欠かないのが、ここ八十矛神社である。
姫野晃大(早く帰りたい・・・)
いくら由緒ある神社仏閣であろうと、こんな不気味な場所からは早く立ち去ってしまいたい。
飯尾佳明「ああ、それなんだけどな」
飯尾佳明「お互いの情報を出し合って整理しようって考えたのさ」
草薙由希「龍の属性と武器が分かれば、お互いを生かした戦い方が出来るはずよ」
姫野晃大「確かに、味方のことを知っておけば心強いですね」
属性を活かした戦いは、晃大も先刻目にしたばかりだ。
一哉が『打ち上げ』を提案したのは皆にとっても都合が良かったため、話に乗ることにしたらしい。
橘一哉「ついでに龍の方も面通ししとこうか?」
橘一哉「龍にとっても久々の集合だろうし」
橘一哉「じゃあまず俺からいこうかな」
一哉は学生服の左の袖を捲り、
橘一哉「橘一哉、黒龍。属性は闇で、武器はこいつ」
黒い龍が左前腕から浮き上がり、左手には一振りの日本刀が鞘に納まった状態で姿を現した。
橘一哉「ちょい長めの刀が得物で、」
ポケットからハンカチを取り出して上へと放り投げ、
橘一哉「フッ!」
抜く手も見せずに抜き打って切っ先にハンカチを引っ掛けた。
そして、
橘一哉「これが、黒龍の力の基本」
手首をクルリと回し、刀を鞘に納める。
しかし、ハンカチは中空で静止していた。
橘一哉「闇とは即ち停止の状態。 物質の有するエネルギーをゼロにする」
橘一哉「以上、自己紹介終わり!」
中空に停止したままのハンカチを手に取り、一哉は一歩下がった。
飯尾佳明「次は俺が行っとくか」
佳明が進み出た。
飯尾佳明「飯尾佳明、緑竜。属性は金属で武器はこれ」
剣のような形をしているが刃は付いていない、一風変わった武器を両手に一本ずつ手にした。
飯尾佳明「中国には、こいつとほぼ同じ形の鐧と呼ばれる武器があるらしいが、俺の得物は剣からの派生でね」
飯尾佳明「刃引きの剣、と言った方が近いから鞭剣と呼んでる。これの二刀流だ」
飯尾佳明「属性の使い方としては、」
足元に落ちていた空き缶を足で蹴り上げ、
飯尾佳明「そら!」
両手の鞭剣で挟み込み、気を込めると、
姫野晃大「!!」
空き缶は釘へと姿を変えた。
飯尾佳明「まあ、こんな感じで金属なら何でも自由にできる」
梶間頼子「次はあたしが」
飯尾佳明「え、ちょ」
佳明が何か言いかけたが、
梶間頼子「梶間頼子、紫龍。属性は雷で武器は金剛杵」
構うことなく頼子は自己紹介を続けた。
頼子の右の前腕から火花を纏った龍が浮き上がり、
梶間頼子「雷を出せる」
飯尾佳明「おい梶間、」
梶間頼子「こんな感じ」
頼子は両手に金剛杵を持ち、先端を向かい合わせた。
まるでスタンガンのように、二本の金剛杵の先端の間でパチパチと音を立てて火花が散る。
飯尾佳明(ヒヤヒヤしたぜ・・・)
辰宮玲奈「次はあたしね」
辰宮玲奈「名前は辰宮玲奈、白龍の宿主で、属性は風」
飯尾佳明「辰宮、」
佳明が声をかけると、
辰宮玲奈「分かってるって」
玲奈は笑顔で返し、右腕から現れた白い龍の頭に左手を添える。
左手に弓が現れ、弦に右手をかけると矢が現れた。
玲奈はそのまま弦を引き絞り、
矢を天に向けて放った。
風が吹いて皆の髪を揺らす。
辰宮玲奈「これだけじゃなくてね、」
玲奈は弦に指をかけて弾いた。
弦が鳴ると同時に再び風が吹き、空気が振動するのが感じられた。
辰宮玲奈「こんな使い方もできるんだよ」
橘一哉「玲奈が初めて鳴弦をやった時は大変だったよ」
橘一哉「目一杯弦を引いたもんだから、音波が強すぎて敵味方全員ダウンしちゃって」
辰宮玲奈「ちょ、言わないでよ」
頬を赤らめる玲奈。
本人も結構気にしているらしい。
草薙由希「次は私ね」
草薙由希「草薙由希、青龍使いで武器は薙刀、水を操れるわ」
由希が薙刀を出現させて地面スレスレの所を振ると、薙刀の軌道に沿って水が現れた。
古橋哲也「僕と穂村さんの属性と武器は知ってるだろうから、龍の顔見せだけしとこうか」
穂村瑠美「そうね」
瑠美の右腕からは赤い竜が、哲也の右腕からは黄色い龍が姿を現す。
穂村瑠美「私は炎の赤龍」
古橋哲也「僕は土の黄龍」
光龍「これで、八龍全てが揃ったのだな」
晃大の右腕から光龍が姿を現した。
光龍「我ら龍と魔族の事情については既に各々話は聞いていると思う故、改めて語ることはなかろう」
「宿主の方々、今後とも、宜しく頼む」
龍たちは頷き合うと各々の宿主に一礼をして姿を消した。
姫野晃大「あっさりしてるなあ・・・」
まさか、挨拶だけして引っ込んでしまうとは。
龍同士で何か話をしたり、重要な話があるのかと思っていたので拍子抜けしてしまった。
それはそれとして。
姫野晃大「何でここを集合場所にしてるんだ?」
穂村瑠美「ああ、そっか、コウはお化けとか苦手だもんね」
姫野晃大「はっきり言うなよ瑠美・・・」
雰囲気然り、言葉然り、晃大は、その類を意識する事すらしたくない程に苦手であり大嫌いだ。
だから、八十矛神社には近付かないようにしていたのだが。
古橋哲也「警戒するのは分かるよ」
古橋哲也「あんまり良い噂はないし、それを利用しようとする人もいる」
古橋哲也「普通なら、人が集まるには向かないかもしれない」
しかし、返ってきた答えは意外なものだった。
橘一哉「それがさ、逆に安全地帯なんだよね、ここ」
姫野晃大「安全地帯?」
橘一哉「この神社周辺では事件発生や不審者目撃の情報はゼロ」
姫野晃大「マジかよ」
噂とは正反対だ。
まさか、この雰囲気が味方して治安が良いという事なのだろうか。
草薙由希「それに、この神社と神域は魔族の結界に取り込めないみたいなの」
姫野晃大「マジっすか!?」
飯尾佳明「少なくとも、俺たちが魔族と戦った限りでは八十矛神社にいる間は魔族が仕掛けてきたことは無い」
草薙由希「魔族の結界に八十矛神社が含まれていたことも無かったわね」
姫野晃大「やっぱり、ここってパワースポットか何かなのかな?」
梶間頼子「特別な場所なのは間違いないね」
辰宮玲奈「特にカズなんか、ここに来ると元気になるもんね」
橘一哉「ん?そお?」
辰宮玲奈「ここに来るまでの間も、いる時も、ずっと嬉しそうだもん」
橘一哉「そんなに?」
辰宮玲奈「うん、見てるこっちまで楽しくなっちゃうくらい」
橘一哉「はえー、そんなにかぁ・・・」
一哉自身も気づいていなかったらしい。
そこへ、
草薙由希「ここに来れば、美鈴さんが可愛がってくれるものね」
橘一哉「ちょ、由希姉?」
草薙由希「撫でてくれたり、抱きしめてくれたり、手を繋いでくれたり・・・」
辰宮玲奈「あの、由希さん?」
由希の体がワナワナと震え、
草薙由希「あたしだってカズを甘やかしたいのに!」
「!!!!!!」
「!!!!!!」
「!!!!」
由希も自分が何を口走ってしまったのか気付いたらしい。
草薙由希「今のなし!カット、カットよ!」
橘一哉「いやぁ、カットは無理かなぁ」
草薙由希「だったら力ずくで!」
由希は拳を握りしめて構える。
橘一哉「待って、この明晰な頭脳がバカになる!」
草薙由希「あんたは元々バカだから大丈夫よ!」
一哉、逃走。
草薙由希「待ちなさい!」
由希も一哉を追いかけて走り出した。
辰宮玲奈「また始まった・・・」
梶間頼子「玲奈は追っかけないの?」
呆れ返る玲奈に頼子が尋ねるが、
辰宮玲奈「姉弟のじゃれ合いに水を指すのも無粋かな、って」
玲奈は苦笑いで返した。
姫野晃大「姉弟?」
梶間頼子「そ、姉弟」
梶間頼子「実際の関係は従姉弟なんだけど、母親が双子の姉妹なんだって」
辰宮玲奈「だから、父親違いの姉弟みたいなものなの」
姫野晃大「へー・・・」
姫野晃大「ん?」
ここで晃大は、とある事に気が付いた。
梶間頼子「どしたの?」
姫野晃大「もしかして橘のヤツ、実はハーレム属性持ちじゃね?」
梶間頼子「なんで?」
姫野晃大「だってほら、」
姫野晃大「さっきの美鈴さんにも可愛がられてるみたいだし、」
姫野晃大「草薙先輩とも仲良しだし、」
姫野晃大「辰宮さんと梶間さんも、橘のこと気に入ってるんだろ?」
梶間頼子「まあね、彼は見てると面白いし」
辰宮玲奈「あ、あたしは、別に・・・」
梶間頼子「そうやって照れるのが何よりの答えだよ、玲奈」
梶間頼子「あんた、いつも彼と一緒にいるじゃん」
辰宮玲奈「それは、昔からの幼馴染だし?一緒に行動するのが、いつの間にか、当たり前に、なっちゃって、それで・・・」
姫野晃大「辰宮さん、もういいって、無理しなくていいから」
一哉を巡る女性関係が何となく掴めた晃大だったが、
梶間頼子「それで?姫野くんは、そういうお相手はいたりするんですかね〜?」
お約束というか、なんというか。
今度は晃大が質問を受けた。
姫野晃大「あ、えっと、」
晃大が言い淀むと、
古橋哲也「穂村さんでしょ?」
「!!!!!!!!」
哲也が爆弾を投下してきた。
古橋哲也「あれ?違った?」
古橋哲也「かなり親しい間柄に見えるんだけど」
飯尾佳明「テツ、お前、サラッと爆弾投下するんじゃねぇよ・・・」
飯尾佳明「姫野も気を付けろよ、テツは一見大人しそうだが急に混沌をぶち込んでくる時があるからな」
姫野晃大「お、おう」
飯尾佳明「あらゆる物質を内包する土、いわばカオスの化身の黄龍の宿主になった資質は伊達じゃないからな」
古橋哲也「あれ?また何かやっちゃった?」
飯尾佳明「どこぞで聞いたようなテンプレを言うな」
古橋哲也「まぁそれはそれとして、姫野くんは穂村さんと親しいのは確かだよね」
姫野晃大「まあ、幼馴染だからな」
古橋哲也「そうだったんだ」
古橋哲也「二人とも、以心伝心っていうのかな、心が通じ合ってる感じがするよ」
姫野晃大「よせやい恥ずかしい・・・」
飯尾佳明「テツ、お前はもう喋るな」
古橋哲也「え?」
飯尾佳明「穂村が爆発しそうだ」
姫野晃大「あのう、瑠美さん?」
穂村瑠美「何かしら晃大くん?」
今の晃大には、神気発勝してるっぽいんですけど何故ですか、と瑠美に聞いてみる勇気は無かった。
姫野晃大(ヤバい)
古橋哲也(これダメなヤツだ)
晃大と哲也は瞬時に悟った。
やるべき事は、唯一つ。
「すんませんっしたっ!!!!!!!!!!」
土下座。
穂村瑠美「よろしい」
(助かったぁー・・・)
〇本棚のある部屋
姫野晃大「今日はいろいろあったなぁ・・・」
家に帰ってきた晃大は、今日起きたことを思い出していた。
入学式に始まり、
黒龍使いの橘一哉と再会し、
他の龍使いと出会い、
幼馴染の瑠美も龍使いと判明。
魔族の襲撃を受け、光龍使いとして本覚醒。
姫野晃大「それにしても、神社にいる間の半分以上は駄弁ってただけだったな・・・」
打ち上げ兼作戦会議と称して八十矛神社に集まったはいいが、簡単な自己紹介の後は適当に雑談していただけのような気がする。
あれで良かったのかとボンヤリ考えていたら、
姫野晃大「zzz・・・・・・」
いつの間にか寝てしまった。