とある島での怪奇事件

ヒナタクチ

プロローグ(脚本)

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〇島
  2020年×月
流部先生「みなさん、見えてきました!ここが林間学校のカリン島です」
木下「わぁ凄ーい!」
山田「デケェ島だな」
佐々木「楽しくアウトドア出来そうだね」
佐藤「そうだな、空気も美味そうだし」
堀川「先生、あと何分で着きますか?」
流部先生「15分後よ」

〇島
  それは素敵な夏の思い出に

〇島
  なるはずだった
  林間学校最終日、新型ウィルス、ペラペラにより緊急事態宣言が発動。
  解除されるまで生徒と先生、島の管理人はカリン島から出られなくなった
  そして1週間後、事件は起きた

〇取調室
  某、警察署
刑事「お前が犯人だろ!正直に吐け!!」
王利 律(オウトシ リツ)「...俺は、やってない」
刑事「嘘つけ!あの島で無事だったのはお前だけだ」
王利 律(オウトシ リツ)「だから、ツレ...ワークショップの仕事仲間が心配だったからあとで来たら」
王利 律(オウトシ リツ)「島のみんながパニックになってたんだ」
刑事「言い訳が通用すると思ってるのか!!」
刑事「催眠ガスを使ったくせに!!!」
王利 律(オウトシ リツ)「痛々しい切り傷...軽傷だが血だらけのまま皆んな逃げ惑ってたんだ!」
王利 律(オウトシ リツ)「犯人がわからないから部屋全体に防犯用の催眠ガスを撒くシステムを使った!」
刑事「ホゥ...なんで週に4回しかこないワークショップの従業員が」
刑事「島の管理人しかわからない防犯システムなんて知ってるんだ」
王利 律(オウトシ リツ)「...子どもの頃に世話になった奴に教えてもらっただけだ」
刑事「怪しいな!!」
王利 律(オウトシ リツ)「そもそも、俺が犯人なら」
王利 律(オウトシ リツ)「島の人を傷つけた後、ボートで逃げてるだろ」
王利 律(オウトシ リツ)「催眠ガスのあと手当して救急隊よんで」
王利 律(オウトシ リツ)「おまけに警察に大人しくついてくる犯人って何なんだ?」
刑事「ウルセェ!!俺は認めないからな!!」

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