【読者参加型】○○しないと出られない部屋

りるか

あなたは悪魔?それとも(脚本)

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〇黒
  おや、2000タップを超えましたね
  では、そのことを2人に伝えてあげて下さい

〇謎の部屋の扉
利央「王太、あれまた出てきたよっ!」
王太「つまりは、結果が出たってことか」

〇白
  合計タップ数を発表します

〇謎の部屋の扉

〇白
  合計タップ数
  【2141】タップ
  おめでとうございます。
  2000タップ達成です。

〇謎の部屋の扉
利央「嘘・・・」
利央「2000超えたの・・・?」
利央「私たち、一体何をさせられるの?」

〇白
  それでは改めて条件を発表します
  【2000タップを超えたら

〇黒
「ちょっと待ってくれ!!」

〇黒
あなた「・・・」

〇謎の部屋の扉
王太「俺がこんなこと言える義理はないけど」
王太「ごめん。もうこんなことやめよう」
王太「俺が全部悪かったんだ」
利央「えっ」
利央「・・・どういうこと?」
王太「これを計画したのは」
王太「俺なんだ」
利央「はぁっ!?」
利央「ちょっと待って!? 意味がわからないよっ!」
王太「そして、俺とこれを主催したやつは」
王太「友だちだ」
利央「えぇっ!?」
利央「もう訳がわからないんだけど」
王太「今から全部説明するよ」

〇学校の屋上
  ──数日前
王太「急に呼び出してごめんな」
  別に良いけど、どうしたの?
王太「俺が利央のこと好きなのは知ってるよな?」
  うん
王太「俺らももう卒業だし、その前にあいつにちゃんと告白したくてさ」
王太「でも俺、意気地なしだからいつも逃げちゃって」
  ・・・
王太「だから頼む!どんな手段使ってもいいから」
王太「俺が絶対に逃げ出せないような空気を作ってくれ」
王太「2人だけの教室とか、ちょっとのことじゃ俺絶対に逃げちゃうから」
王太「もう逃げ出せないような感じに徹底的にやってほしいんだ」
王太「・・・頼めるか?」
  ・・・
  分かった
王太「ありがとう!」
王太「1人で心配なら、俺が利央のこと好きって知ってる」
王太「権田にも協力お願いするからさ!」
王太「俺、絶対に頑張るから!」
王太「よろしくな」

〇黒
権田「──結局、王太は罪悪感に耐えられませんでしたか」
あなた「・・・」

〇謎の部屋の扉
王太「・・・ってこと」
王太「だから、俺が全部悪いんだ」
王太「こんな思いをさせて、本当にごめん」
利央「信じられない」
王太「・・・ごめん」
利央「この意気地なしっ!他人任せ!!クズっ!バカっ!!」
利央「本当に怖かったんだからね!?」
王太「──謝っても許されないことをしたと思ってるし、こんな事で済む問題じゃないけど」
王太「卒業したら、俺もうお前には会わないから」
利央「・・・違うよ」
利央「他に言うことないの!?」
王太「えっ」

〇黒
権田「違うだろ!!彼女の聞きたい言葉は!!!馬鹿っ!!!!!!」
権田「いけっ!言うんだ!!今だ!!!」
あなた「・・・」

〇謎の部屋の扉
利央「あんたがここに閉じ込めた本来の目的は!?」
王太「でもこの状況で・・・」
利央「断られるから言わないの!?」
利央「そういう半端な気持ちがこれを招いたんでしょ!?」

〇黒
権田「そうだそうだっ!!」
権田「いけっ!早くいっちまえ!!」
あなた「ちょっと黙って」

〇謎の部屋の扉
王太「そうだよな」
王太「今、俺の思いを伝えても良いか?」
利央「──うん」
王太「・・・ふぅう・・・」
王太「ずっと前から好きでした」
王太「こんな俺だけど、これからは絶対に逃げないと約束します」
王太「俺と付き合ってくれませんか?」

〇黒
「いったぁあああああぁあああああぁあああああぁあああああぁあああああぁあああああぁあああああぁあああああっ!!!!!!!!」

〇謎の部屋の扉
利央「嫌です」
王太「!?」

〇黒
「ぁあああああぁあああああぁあああああぁあああああぁあああああぁあああああぁあああああぁあああああっ!!!!!!」
権田「こればかりは仕方ありません。慰めのパーティの準備でも──」

〇謎の部屋の扉
利央「──今はまだ、ね」
王太「えっ?」
利央「私も王太のこと好きだったの」
王太「えっ嘘っ!?」
利央「私から告白しようと思ってたのに、気付いたらこんなバカみたいなことになってて」
王太「うっ」
利央「だから最初から言ってるじゃない」
利央「うちらならそれ位問題ないって」

〇謎の部屋の扉
利央「嫌なこと言ったり秘密言ったとしても、うちらならそれ位問題ないよ」

〇謎の部屋の扉
王太「あっ」
利央「ねぇ」
利央「ずっとセリフ考えてたのに王太に先越されたの悔しいから、」
利央「私からも言っていい?」
王太「えっ・・・」
王太「うん」
利央「私も王太のことがずっと好きでした」
利央「高校を卒業しても、私と同じ道を歩いてくれますか?」
王太「はい」

〇黒
「甘ぁあああああぁあああああぁあああああぁあああああぁあああああぁあああああいっ!!!!!!!!!!!!」

〇謎の部屋の扉
  ガチャ
王太「えっ、開いた」
利央「よかった!」
利央「出て、ちゃんと2人にもお礼いわないとね」
王太「うん」
王太「・・・手」
王太「握って良い?」
利央「うん」
  バタンっ

〇黒
権田「一時はどうなるかと思いましたが、本当に良かった」
権田「500を超えたら前の関係には戻れないの意味は」
権田「500タップ以上の嫌な所は、「俺が好きなことに気づかない所」」
権田「1000タップ以上の言えなかった秘密は勿論、「彼女を好きなこと」」
権田「そして2000タップ以上は」
あなた「【大切なものを失う】という条件」
権田「これは「友人」という大切な関係を失い「恋人」になるという意味があったのですが」
権田「彼女をこれ以上怖がらせたくないと思って急に遮ったのでしょうね」
権田「まぁ、その事に気付けるなら最初からこんなこと頼むなと言う話ですが」

〇白
  おーい!ここにいるのかー?

〇黒
権田「おや、どうやら来たようですね」
権田「そういえば演技とは言え「趣味の悪いやろう」なんて言われましたし」
権田「クラッカーでも鳴らして驚かしましょうか」

〇黒
  あなたのタップのお陰で
  こうして彼らの幸せを導けました。
  あなたのご判断に感謝と敬愛を。
  ありがとう。主催者様

〇白

コメント

  • ハッピーエンドでよかったです。まあ、そうじゃない結果も見てみたかった気もしますが…

  • 2000tap超えたらバッドエンドなのかと思っていましたが、超えたらハッピーエンドだったのですね! 悲惨な結末を心配していたので(どの口が言うかって感じですが)、笑って終われてよかったです! お幸せに!

  • 甘い💕
    ハッピーな結果に一安心です。

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