やつくびじんじゃ ー匣入供物ー

突発的ゲーム制作部

エピソード4(脚本)

やつくびじんじゃ ー匣入供物ー

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〇豪華なリビングダイニング
  友達を失った気持ちを引きずりながら、数日が経った
  多少気持ちの整理がつき始めたある日
女学生「ただいまぁ」
  ・・・
女学生「あれ?お母さん〜?」
  ・・・
女学生(買い物から帰って来てないのかな?)
女学生「ま、いっか。宿題しようかな」
  自分の部屋に向かおうとした時
女学生「ん?誰だろ?」
  スマホを取り出して相手を見る
女学生「お母さん?なんだろ」
女学生「もしもし〜?お母さん?どうしたん?」
  もう家?
女学生「あ、うん。さっき帰ってきたー」
  おじいちゃんが病院に運ばれたって連絡があってね
女学生「え?!おじーちゃんだいじょーぶなの!?」
  それもわからないんだけど
  とりあえずお父さんと今向かってるの
女学生「あぁ・・・そなんだー・・・」
  明日の夜には帰れると思うけど、その間何かあったら連絡してね
女学生「うんー、わかったー」
  それじゃーちゃんと学校行って、宿題もサボらないようにね!
女学生「あたりきバッチリマジサンジだよ!」
  それとお金はテーブルの上に置いてあるから、
  無駄遣いしないようにね?
女学生「わお!ありがとー!!」
  レシートの無い出費は、お小遣いから引いとくからそのつもりでね
女学生「うえぇぇ・・・・・・ケチぃ・・・」
  ま、そう言う事で宜しくね〜
女学生「はいは〜い。そっちも気をつけてね〜」
女学生「はぁ・・・私も行きたかったなぁ〜」
女学生(おじいちゃん大丈夫かなぁ・・・)
女学生(今度の連休にでもお見舞い行こっかな)
  おじいちゃんは帰る度に色んなものを買ってくれた
  その度にお母さんが注意してたけど、笑いながらスルーするおじいちゃんが好きだった
  見かねたおばあちゃんが注意すると、シュンとなるおじいちゃん
  おばあちゃんのご機嫌取りに、お饅頭や濡れ煎餅を買ってきて、謝る姿は毎回面白かった
女学生(おばあちゃんも元気かなぁ)
  おばあちゃんは足を悪くしてから施設に入った
  おじいちゃんには厳しかったけど、他の人には優しかった
  手編みのセーターや敷物を編んで贈ってくれたっけ!!
女学生「ふふ・・・」
女学生(今でも勉強机で使ってるクッションって、あったかいんだよね〜♪)
女学生(おじいちゃんに会いに行ったついでに、おばあちゃんにも会いに行こうっと)
女学生「ま、とりあえず」
女学生「勉強のお供でも買ってくるかな!」
  テーブルのお金を手に取って、洋菓子店へと向かった

〇タンスの置かれた部屋
  翌朝
女学生「ん・・・んんん・・・」
女学生「誰よ・・・折角の休みなのに・・・」
女学生「はい・・・もしもし・・・」
  おはよう、寝てたよね
女学生(お母さん・・・?時間早すぎでしょ・・・)
女学生「あぁ・・・うん・・・ 寝てたー、どしたの・・・」
  ・・・おじいちゃん、亡くなったの
  眠気が一気に覚めた
女学生「え・・・?うそ・・・だよね?」
  ・・・
  その沈黙で察した
女学生「え・・・?意味わかんない・・・ 昨日は大丈夫だったんだよね・・・?」
  ・・・お母さんもね・・・信じたくないの・・・
  
  でも・・・
  電話の向こうから、鼻をすする音が聞こえる
  ・・・でね。これからおばあちゃんにも報告に行くから・・・
  それと、おじいちゃんのお葬式の準備も・・・・・・ね
  その声は震えており、所々聞き取れなかった
  それにね・・・おじいちゃん
  見つかった時、変だったみたいで
女学生(変だった・・・?)
  今、警察の方たちがおじいちゃんの家や身体を調べてるの・・・
女学生(え?警察・・・?なんで・・・? おじいちゃんのお家も?)
女学生「ねぇ・・・なんで警察なの・・・?」
  あのね・・・落ち着いて聞いてね

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コメント

  • お爺さんの死因が……(・・;)
    一体、何がどうなってるのか凄く気になります

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