3日目(脚本)
〇学校の部室
数日後──
私は早めに来た。
るい「大丈夫かな・・・・・・」
沙夜「こんにちはっ!」
るい「こんにちは!」
るい「あ、結果は・・・・・・?」
沙夜「あ、あの・・・・・・」
沙夜「家に帰ってから思ったんです。先輩の意見が正しいと」
るい「そっか」
私は少し安心した。
沙夜「先輩、あの時強く言ってごめんなさい」
岩口さんは深く頭を下げて言った。
るい「うんん。大丈夫だよ」
るい「あっ!」
沙夜「何ですか?」
るい「あのね!2次元研究部、ついに顧問が決まったよ!」
沙夜「えっ⁈」
るい「福島みやび先生でーす!」
福島先生「福島みやびです。よろしくお願いします」
るい「みやび先生は仕事が忙しくてたまにしか来れないけど・・・・・・」
福島先生「そうなの。仕事が落ち着けばいいけど・・・・・・」
沙夜「あ、あの、先生。この部活の活動内容、大丈夫ですか?」
活動内容がハードすぎるため、多くの先生が辞めた。
福島先生「大丈夫。この部活の活動内容は2次元に行く方法を調べ、実際にやってみることでしょ?」
沙夜「驚かないんですか・・・・・・?」
福島先生「ええ。だって私もやったことあるから!」
沙夜「行けたんですか?」
福島先生「行けたけど・・・・・・」
「え?!」
福島先生「夢トリだけど」
「すごっ!」
先生がいるから体験談も聞ける。
沙夜「行けた方法、教えて下さい!」
福島先生「あ、ごめん、仕事の続きやらないと。あとで教える!必ず!」
沙夜「分かりました!」
〇学校の部室
るい「あ!もうこんな時間!今日はこれで終わり!」
〇事務所
職員室に行くと、忙しそうに先生がキーボードを打っていた。
るい「先生、活動終わりにします」
福島先生「分かりました。さようなら」
「さようなら!」
〇学校の廊下
沙夜「先輩、一緒に帰りたいです」
るい「うん、いいよ」