ギラ・ラエティティア

隍沸喰(隍沸かゆ/おかゆ喰)

6話 犯人(脚本)

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〇ホストクラブ
遠喜 王 エンキ オウ 「きみのためにいろいろと情報を集めていた これから町に出かけようと思っていたんだが・・・ きみはどうする?」
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ 「行く」
遠喜 王 エンキ オウ 「休んでいてもいいんだぞ?」
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ 「行きたいんだ」
遠喜 王 エンキ オウ 「・・・わかった。きみに何かあったらぼくが守ろう」
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ 「ありがとう。俺もお前に何かあったら守れるように頑張るよ。助けてもらった恩は返す」
遠喜 王 エンキ オウ 「・・・・・・それより、いいのか? ぼくと一緒で 信用できないんじゃなかったか?」
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ 「お前は俺を助けてくれた。お前のことを信用するって決めたんだ」
遠喜 王 エンキ オウ 「・・・・・・ 単純だな? きみが非常に心配だ」
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ 「守ってくれるんだろ?」
遠喜 王 エンキ オウ 「ふん。調子のいいやつだな。そんなところもいいが」

〇センター街
  ネオン街
  俺と王、王の付き人はネオン街へやって来ていた。
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ「これからどうするんだ?」
遠喜 王 エンキ オウ 「DOAに参加したギラ売買者のリストを作らせた。そいつらに何か知らないか聞いて回る」
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ「それより、お前って目立つだろ? どうにかならないのか?」
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ「人が集まってきたら人探しどころじゃなくなる」
遠喜 王 エンキ オウ 「それもそうだな。おい、変装用の服などを用意してこい」
王の付き人「お任せください!」
  付き人は適当な店に入って行き、しばらくしてから帰ってきて、王の着なさそうな服を持ってきた。
遠喜 王 エンキ オウ 「・・・・・・。これをぼくに着ろと?」
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ「似合うと思う」
遠喜 王 エンキ オウ 「本当にそう思うか?」
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ「うん。お前ならこう言う庶民的な服も着こなせそうだ」
遠喜 王 エンキ オウ 「きみがそう言うのなら着てみよう」
  王は車の中で着替えを済ませて出てくる。
  王は庶民的な服を着ても着こなせるようだ。
王の付き人「お似合いです」
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ(確かに、新鮮でかっこいいかも・・・)
遠喜 王 エンキ オウ「どうだ、甲斐。きみのために着たんだ」
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ「似合ってるよ。でも今も結構目立ってる」
王の付き人「王は溢れ出るオーラが違うからな」
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ(確かに、オーラは出ていそうだ)
  俺たちはリストに乗った売買者たちをひとりひとり訪ねた。
  妙な貫禄があるせいか嘘をつく人は少なく、嘘をついていたならば付き人が脅して吐かせた。
  しかし今のところ、父さんと関連のある情報はつかめていない。
遠喜 王 エンキ オウ「ぼくがギラを売った売買者たちにも聞いてみたが、何も知らないようだった」
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ(聞いてみた、と言っているが普通の聞き方ではないんだろう。今回の件でそれはわかった)
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ(リストに乗っているのはあと4人だ)
遠喜 王 エンキ オウ「こいつらは同じ組織に所属しているらしいな」
王の付き人「王、その4人の目撃情報があったそうです」
  王は自分の配下たちにも売買者を探させていた。ここまでスムーズに売買者たちと会えたのもそのおかげだ。
遠喜 王 エンキ オウ「案内しろ」
王の付き人「はい。こちらです」

〇黒

〇殺人現場
  俺たちはネオン街のある路地裏へとやって来た。奥には数人の男たちがいる。
  男たちは俺たちに気が付いて、近づいてくる。
若い男「やっと来たか。他の客はもう来てるぞ」
若い男「こっちだ」
  俺たちを客だと勘違いしているらしい
遠喜 王 エンキ オウ「全員取り押さえろ」
王の付き人「はい」
若い男「・・・! なんの真似だ!」
遠喜 王 エンキ オウ「きみたちの組織は知っている。潰されたくなかったら今から聞くことに答えろ」
  王が尋問している間、俺は売買者たちの顔に見覚えがあることに気が付いた。
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ「お、お前ら、遠火といた・・・」
若い男「そ、そうだ。弥里屋だけがその店に出入りしてた! 近づくなって言ってたのもあいつだ!」
錦織 甲斐 ニシキオリ カイ「と、遠火はギラ使用者だろう!」
若い男「俺たちだって使用してるぜ。売ってる奴らも大体使用してるだろ」
  おい、バラしていいのか。弥里屋にボコボコにされるぞ
若い男「組織が潰されるよりマシだ!」
遠喜 王 エンキ オウ「ふん。どの道売買者がいなくなれば組織は潰れる」
若い男「お前だって売買者みたいなもんだろ!」
遠喜 王 エンキ オウ「ぼくも事が終われば出頭するつもりだ」

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