リセット〜私が君の彼女に〜

柚夏

エピソード1(脚本)

リセット〜私が君の彼女に〜

柚夏

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〇明るいリビング
ゆりあ「私は林 ゆりあだ。 ごく普通の中学生で、「僕らは青い空に誓う」というアニメの主人公、依田 昌に恋をしている」
  秋森高校の依田 昌と草山 美海が主人公の日常系アニメだ。
ゆりあ「あ、今日は青誓の放送日だ! (青誓はタイトルを略したやつ!)」

〇階段の踊り場
晶「美海・・・・・・」
美海「どうしたの?昌?」
  私は美海に嫉妬している。
  嫉妬どころか嫌いだ。
  昌くんとくっつきすぎなんだよ。
  手を繋いだり、楽しく会話したり・・・・・・
晶「俺、美海のことが好きだ!だから・・・・・・付き合って下さいっっ!」
  時間が止まった。
  涙が頬を伝う。
  力が抜けた。
  持っていたコップが下に落ちた。
  中に入っていたジュースがこぼれた。
美海「私も、昌くんのことが好き!」
  “好き”という言葉が私の心に刺さった。
  もう、生きていけない。

〇明るいリビング
  私はテレビの電源を切った。
  まだ話の途中だけど。
  多分これからは2人がイチャイチャする話だと思う。

〇女の子の部屋
  部屋に戻った。
  昌くんのグッズだらけだ。
  もう、冷めた。
ゆりあ「どうやって処分しよっかな」
  処分の仕方が分からなかったので取り敢えず全部押入れにしまった。
ゆりあ「もう、やだ」
  私はその場で泣き崩れた。

〇女の子の部屋
  翌日──
  私はグッズが気になってしまった。
ゆりあ「はぁ。どうしよう」
  まだかっこいいと思える。
  完全に冷めていないんだ。
  すると
  私のスマホが鳴った。
  電話に出ると、
  美海?
ゆりあ(この声は、昌くんだ)
ゆりあ「え、わ、私、美海ではありません」
  え?美海に電話したはずなのに。ってか君は誰?
ゆりあ「わ、私は林ゆりあです。あなたは誰ですか?」
  俺はーーー
  急に電波が悪くなった。
ゆりあ「もう一度言って下さい!」
  だから俺ーーー
  駄目だ。
  すると、スマホから光が出た。
ゆりあ「うわっ!」
  眩しかったため、私は目を瞑った

〇ハイテクな学校
ゆりあ「ここは、どこ?」
  目の前には学校の校門があった。
  よく見ると秋森高校と書いてあった。
ゆりあ「ま、まさか・・・・・・」
  服を見ると秋森高校の制服だった。
  私はおそるおそる学校に入った。
  ──頭に入ってくる。
  ・林 ゆりあ
  ・2年生
  ・転校生でもある
  ・超優しい&可愛い
  ・勉強と運動もできる完璧人間
  自分の事や、
  
  “職員室に行け”
  
  という指示と校内マップが頭に入ってきた。

〇事務所
ゆりあ「失礼します。転校生の林 ゆりあです」
  と大きな声で言う。
  すると、1人の先生が私の方に来た。
先生「君が林さんだね」
  担任の先生だろうか。
  優しそう。

〇教室
  ”東京都から来たと言え”
  また頭の中から声が聞こえる。
ゆりあ「と、東京都から来ました。林、ゆりあです。よろしくお願いします」
先生「じゃあ、空いている席に座って」
  隣の席は昌くんだった。
晶「ま、まさか、電話に出た人・・・・・・?」
ゆりあ「あれ、晶くんだったの?!」
晶「な、何で俺の名前知ってるんだ?」
ゆりあ「えっと・・・・・・」
  私は説明した。
晶「マジか?!」
ゆりあ「うん」
晶「まぁ、色々あるけどよろしく!」
ゆりあ「うん!」
ゆりあ「(ねえ、あなたは誰?)」
  私はさっき指示してくれた人?に質問した。
  “それは言えない。”
ゆりあ「(何故私はここに?)」
  “分かるだろう。”
ゆりあ「(何だろ?)」
  “昌と美海はまだ付き合っていない。”
ゆりあ「(あ!2人が付き合う前に私が色々やって止めるって事?)」
  “まぁ、大体合ってる。”
ゆりあ「(よし、私が昌くんの彼女になってやる!)」

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