第一話 生徒会(脚本)
〇特別教室
薗田幸太郎(今日こそ、日和に告るぜ)
佐藤日和「あら生徒会長、早いんですね」
薗田幸太郎「時間厳守がルールだからな」
佐藤日和「カッコいいですね。そんなところ好きです私」
薗田幸太郎(ウォ、何時もながら愛くるしい笑顔をぶつけて来るぜ日和)
薗田幸太郎「おう、しかし何だなぁ最近雨が多いと思わないか? 日和」
佐藤日和(あぁ、また始まった幸太郎の面白くない話これだから生徒会の書記のなり手が居ないんだよ)
佐藤日和「どうしてなんですか?」
薗田幸太郎(よし、話のとっかかりは出来たぞ。後は予定通り告るように)
薗田幸太郎「オホン、雨が人の心をいやすからなんだ」
佐藤日和(告られたいから生徒会の書記に手を上げたんだけどなぁ・・・疲れるから早く告れよ)
佐藤日和「凄~い。生徒会長は物知りなんですね。尊敬しちゃいます私」
薗田幸太郎(ここは、笑いを取るところなんだが・・・)
佐藤日和(頑張れ、幸太郎)
薗田幸太郎「ゴメン、電話」
佐藤日和(携帯はいいから早く告ってくれない?)
薗田幸太郎「もしもし」
若菜「ねえねえ聞いてくれる幸太郎」
薗田幸太郎「何だ、若葉か。予算獲得のプレゼンだろ、早く来いよ」
佐藤日和(若葉ちゃんですって、幸太郎と付き合ってる訳?)
若葉は良く聞こえるように幸太郎の傍により髪を耳にかける仕草をした
薗田幸太郎(ムムム、ち、近い。それに日和の匂いが鼻を刺激する・・・が我慢だここは)
若菜「それがさぁブラウス濡れてしまって」
薗田幸太郎(むむっ、濡れたブラウス・・・透ける下着)
薗田幸太郎(イ、イカンなんて妄想を)
薗田幸太郎「来年の演劇部の部費は要らないってか若葉」
若菜「いるに決まってるじゃん。だけど透けたブラウス着て幸太郎の前に行っていいの? フフフ私はいいけど」
薗田幸太郎(ムムム、透けたブラウスから覗く若菜の胸見てみたい気も・・・)
佐藤日和(何言ってるの若葉。判った幸太郎を横取りする気ね)
若菜「あっ、今イヤらしい妄想してない?幸太郎」
薗田幸太郎「な、何言ってるんだ乳首が透けて見えるだって他の日に見せて・・・」
佐藤日和(何ですって、いやらしーわね。お色気でせめて来る訳?)
佐藤日和(よーし、こうなったら私だって)
顔を覗き込むようにして幸太郎にしな垂れかかり、話しかかる日和
佐藤日和「『俺様ミカエルとサキュパスな魔女』の予算獲得期限は今日までですわ幸太郎」
薗田幸太郎(日和の胸が俺の腕に・・・理性が吹っ飛びそう)
薗田幸太郎「おぉ、そうだったよな日和。有難う」
薗田幸太郎「とにかく着替えてこいよ若葉」
若菜「幸太郎君とこうして話してるとまるで一緒に寝ているみたいだね」
佐藤日和(え~何なのイヤらしいわ)
薗田幸太郎「な、何をバカな事言っているんだ」
若菜「フフフ、照れるなんてカワイイ。御尻に3ッの黒子があるのよね幸太郎」
佐藤日和(それって幸太郎との関係を自慢してる訳?)
薗田幸太郎「ご、誤解だ日和。幼い頃一緒に風呂に入らされてただけなんだ僕達」
佐藤日和(信じてあげるから告った後で私にも見せてね)
佐藤日和「とにかく、今日中に来てもらわないと」
薗田幸太郎「そうだ、とにかく早く来てくれ」
若菜「電話だと寂しいから行ってもいいけど誰かいるんでしょ」
薗田幸太郎「書記の日和がな」
若菜「わかったわこれから行くから」
薗田幸太郎「着替えてこいよ必ず」
薗田幸太郎(フー、これで日和に告れる)
佐藤日和「キャー怖い」
そう叫ぶと日和は俺の腕の中に飛び込んできた
薗田幸太郎(ウォー)
佐藤日和(何ッボケ―としてんのよ。折角この状況になったんじゃない告りなさいよ、早く)
薗田幸太郎「日和・・・俺は・・・」
若葉「幸太郎来たわよ」
若葉「お邪魔だったかしら?」
佐藤日和(そうお邪魔なのよ)
薗田幸太郎(クソ、後もうちょっとだったのに)
薗田幸太郎「そ、そんな事はない」
ラブコメは私も好きです!!
三角関係って楽しいですね!
どんな展開になるのかワクワクです😄