秋の家族旅行(その3)(脚本)
〇旅館の和室
家族旅行4日目。
江川勝「2人とも起きたかい?」
江川るり子「朝食が来るわよ」
江川和樹「今日は農園訪問だね?」
江川和美「楽しみだわ」
江川るり子「植物園にも行くわよ」
やがて、朝食の時間となり、一行は朝食を味わった。
〇温泉旅館
江川勝「この近くのバス停からバスで移動するよ」
江川るり子「はぐれないでね」
江川和樹「わかった!!」
江川和美「忘れ物もないわ」
一行はバス停へ向かう。
〇田舎のバス停
江川勝「このバスに乗って移動するよ」
江川るり子「場所は、この前行った牧場の先」
江川和樹「なるほど」
江川和美「場所はわかったわ。バス停だと、牧場の先ね」
やがてバスが到着。一行は乗り込む。
〇古い倉庫
やがて一行は農園へと辿り着いた。ここでは、果物狩りができるという。
スタッフ「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
江川勝「4名です」
スタッフ「では、大人4名様分、お支払いください」
江川勝「わかりました」
江川るり子「好きなだけ摘みましょう」
一行は、果物狩りに挑戦することに。
〇おしゃれなレストラン
ランチの時間になった。
江川和樹「いっぱい詰めたから、後でゆっくり食べられるね」
江川和美「そうね。この後は何をするの?」
江川るり子「この近くにある昔ながらの映画館よ」
江川勝「ここでお昼を食べて、少ししたら行くよ」
一行はランチを堪能した。
〇田舎の公園
摘みたての果物を食べることにした面々。
江川和美「新鮮で美味しいわ」
江川和樹「しかも僕らが摘んだんだから、余計に美味しいよ」
江川るり子「いい経験になったわね」
江川勝「そうだね」
〇映画館の入場口
農園を後にした面々は、映画館にやってきた。
江川勝「シネコンもいいけど、昔ながらのテイストも悪くないだろう?」
江川るり子「しかも古い映画も厳選して上映してるから、懐かしさで来る人もいるわね」
江川和美「私、古い映画も大好きよ」
江川和樹「僕も、古い映画見たことあるんだ」
江川勝「ディズニーだろ?昔みんなでディズニーリゾート行ったなぁ」
〇映画館のロビー
受付にて。
映画館のスタッフ「ご注文をどうぞ」
江川勝「ポップコーンのペアセットですね。ドリンクは、サイダーとオレンジジュースをお願いします」
映画館のスタッフ「わかりました」
映画館のスタッフ「ご注文をどうぞ」
江川和美「キャラメルポップコーンのセットで、ドリンクはコーラとアイスココアをお願いします」
映画館のスタッフ「わかりました」
〇映画館の座席
江川勝「ここがいいだろう」
江川るり子「見晴らしもいいしね」
江川和樹「古い映画もいいもんだね」
江川和美「しかもお父さんやお母さんも見てた映画でしょ?」
江川勝「正解。青春時代の傑作さ」
江川るり子「始まるわ」
やがて、映画が始まった。
〇映画館の座席
予告編が流れ、映画がスタートした。
江川勝(そろそろ本編だ)
江川るり子(懐かしいわ)
一行は映画を楽しんだ。
〇映画館の座席
やがて映画は終了した。
江川勝「いい思い出になったね」
江川るり子「そうね」
江川和樹「もう夕方だし、旅館に戻ろうよ」
江川和美「明日も楽しみね」
その時だった。
映画館のスタッフ「ダメじゃないですか、映画の盗撮なんかして!」
映画泥棒「別にいいだろ、後で見れるんだし」
映画泥棒「そうだそうだ!こっそり撮影してたんだ!文句あるか!」
映画館のスタッフ「映画は大事な著作物ですよ!」
映画泥棒「黙れ!」
映画泥棒は殴りかかった!
江川勝「逃げるぞ!」
一行は避難した。
〇映画館のロビー
江川るり子「劇場内に映画泥棒がいました」
映画館のスタッフ「わかりました。すぐに110番通報しますね」
江川和樹「ちょっとトイレ行ってくるね」
江川和美「私も行くわ」
江川るり子「どこへ行くのかしら?」
〇施設のトイレ
江川和樹「変身だ!」
江川和美「オッケー!」
〇幻想空間
「行くよ!レッツ、ジャスティスチェンジ!」
江川和樹「イェイ!」
江川和美「ウフフッ♡」
江川和美「チュッ♡」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参!」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参!」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する!」
〇映画館のロビー
映画泥棒「ただ撮影していて何が悪いんだよ!」
映画泥棒「迷惑かけてないじゃない!」
映画館のスタッフ「ですから著作権侵害です」
ジャスティスボーイ「諦めた方がいいよ」
映画泥棒「何だ?」
ジャスティスガール「映画の盗撮は犯罪なのよ!」
映画泥棒「どこの誰が決めたのよ?」
映画泥棒「逃げるぞ!」
ジャスティスガール「待ちなさい!」
〇映画館の入場口
ジャスティスボーイ「捕まえたぞ!」
映画泥棒「うわ!」
映画泥棒「キャッ!」
ジャスティスガール「観念しなさい!」
やがて、警察が到着した。
映画館のスタッフ「ご協力ありがとうございました」
ジャスティスボーイ「僕らは当然のことをしたまでです」
ジャスティスガール「そうですとも」
警察官「観念しなさい」
「ハイ・・・・」
警察官「さて、話はゆっくり警察署で聞きますよ」
事件はめでたく解決した。
〇バスの中
帰りのバスの中。
江川勝「しかし、映画泥棒をジャスティスツインズがやっつけるとは、驚いたよ」
江川るり子「昔は、映画館での撮影は一応許されてたけど、今じゃ犯罪になったわね」
江川和樹「あの2人も言ってた。映画泥棒は映画の著作権を侵害する行為だって」
江川和美「私、映画はちゃんと最後まで見るわ。盗撮なんてしないわ!」
江川勝「そう。映画の録音も犯罪だからね」
〇旅館の和室
その夜。夕食を済ませた面々は明日の打ち合わせをした。
江川るり子「夕方になったら我が家に向かいましょう」
江川勝「夕食は冷凍食品で対処できるね」
江川和樹「お土産も買わないとね」
江川和美「明日は神社とかにも行くんでしょ?」
江川勝「お土産屋にも行くぞ」
〇旅館の受付
翌朝。荷物をまとめた面々は朝食を済ませたのち、旅館を出発した。
受付「ありがとうございました」
江川勝「また来ますね」
〇温泉旅館
江川るり子「この近くの神社に行くんでしょ?」
江川勝「ああ。有名なパワースポットだからね」
江川和樹「ここから歩くんでしょ?」
江川勝「ああ。駅の近くにあるそうだよ」
江川和美「楽しみね」
〇神社の石段
江川勝「ほら、到着だ」
江川るり子「迂回用のスロープもあるから、安心して利用できるわね」
江川和樹「結構賑わってるね」
江川和美「夏祭りですものね」
〇神社の出店
屋台は大賑わいだった。
江川勝「お参りが済んだら、お守り、ご朱印帳、屋台を堪能しよう」
江川るり子「住職さんの説法もあるそうよ」
〇神社の本殿
一行は作法を覚えたのち、お参りをすることに。
江川和樹(どうかダークカンパニーを壊滅できますように)
江川和美(勉強やジャスティスツインズに磨きをかけられますように)
〇祈祷場
お参りを済ませた面々は、住職の説法を聞くことに。
住職「南妙法蓮華経・・・・」
住職はお経を唱え続けている。
(静かに・・・・)
やがて、住職による説法は終了した。
〇神社の出店
ご朱印帳とお守りを買った面々は、夏祭りを楽しみつつ、昼食を味わうことに。
江川るり子「懐かしいわね」
江川勝「そうだな」
〇射的コーナー
江川和樹「じゃあ行くぞ!」
江川和美「私も!」
江川和樹「うまく行ったぞ!ブレスレットだ!」
江川和美「私はヘアアクセね!」
2人とも成功したようだ。
〇田舎駅のロータリー
夕方。
江川るり子「いい家族旅行になったわね」
江川勝「そうだな」
江川和美「また行きたいわ」
江川和樹「そうだね」
〇シックなリビング
その夜。
江川るり子「明日からまた学校だけど、準備はできてる?」
江川和美「出来てるわ」
江川勝「文化祭の準備で遅くなるんだろう?」
江川和樹「もうすぐ文化祭だからね」
江川るり子「晴れるといいわね、文化祭の日」
江川勝「いい思い出作りができそうだね」
江川和樹「英語部では劇もするんだよ」
江川和美「楽しみだわ」
家族旅行は無事終了。次は文化祭だぞ。
次回へ続く。