俺はただの教師です!!

Reika

第一話 霊能教師、姫宮透(脚本)

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〇役所のオフィス
姫宮透「何かがおかしい・・・」
姫宮透「普通の学校ってだいたいこんななのか?」
  大学を卒業し、憧れの教師になることができた
  しかし、どうも変な空気だな
灯里ガラス「姫宮先生、どうかされましたか?」
姫宮透「灯里先生!?」
灯里ガラス「あら、驚かせちゃったわね。ごめんなさい」
姫宮透「いえ、こっちこそ。 ・・・やっぱり子供達はいいですね」
姫宮透「憧れの教師になってよかったなって思ってます」
灯里ガラス「そう、よかったわ。困ったことがあったらいつでも言ってね」
姫宮透「はい、ありがとうございます」
  やっぱりおかしい。
  明里先生も

〇教室
  あの生徒も

〇教室の外
下谷駒次「さようなら〜」
  あの用務員も

〇役所のオフィス
  やっぱりおかしい。
  この学校、絶対にいる!!
姫宮透「よし、ちょっと調べるか」
姫宮透(さて、今日の当番は)
  俺・・・姫宮透には昔からある力があった
  霊感と除霊する力
  昔からこの力のせいで、じいちゃんからは神社を継げとか言われてきたが、今は違う
姫宮透(この力を持って、生徒を守るのだ。そして)
姫宮透「平穏な教師人生を歩む!!」
  そう心に決めているのだった
姫宮透「あ、カズキ先生。今日確か当番でしたよね」
カズキ「ああ、そうですが」
姫宮透「カズキ先生はこの学校に一番長く勤めているとお聞きまして」
姫宮透「ぜひ、見回りしながら学校のことについて教えていただきたく」
カズキ「ああ、一緒に付き合ってくれるんですか。それはありがたい」
カズキ「では、早速いきましょうか」
姫宮透「はい!!お願いします」
姫宮透(学校のことについて知れば何かわかるかもしれない。何でこんなに妖怪がいるのかとか)

〇学校の廊下
姫宮透「────あとは、五階だけですね」
カズキ「はい。先生のおかげで早く終わりそうです」
姫宮透「いや、こっちの方こそ。案内もしてくれてほんとありがたいです」
姫宮透「あ、そうだ。この学校って七不思議とかってあったりするんですか」
カズキ「七不思議・・・ですか」
姫宮透「はい、あっなかったらいいんですけど」
カズキ「そうですねえ」
カズキ「・・・」
カズキ「あっ、ここ」
姫宮透「ここ?」
カズキ「はい、この空き教室です」

〇無機質な扉
  ここの部屋、外からは見えないんですよ
  え、窓がないんですか
  それが・・・わからなくて
  わからない?

〇学校の廊下
カズキ「ここのドア開かないんです。俗にいう『開かずの間』です」
姫宮透「開かずの間!?」
カズキ「はい、不思議なんですけど」
カズキ「鍵は職員室の方にあります。しかし鍵を開けても開かないんです」
姫宮透「それは・・・また・・・」
姫宮透「立て付けが悪いとかは?」
カズキ「業者に見てもらったこともあったんですが、なぜ開かないのかわからないと」
姫宮透「へえ・・・・・・」
姫宮透「ちょっと触ってみていいですか」
カズキ「どうぞ、害は無いでしょうから」
姫宮透「そうですか、では失礼します」

〇無機質な扉
  本当に開かないんだな
  鍵もかかってる様子はない
姫宮透「だとすると・・・」
姫宮透「──────」
姫宮透「────」
姫宮透「イッテ!!」
カズキ「姫宮先生、大丈夫ですか」
姫宮透「え、はい大丈夫です」
  本で読んだ呪文でもダメか
  ちゃんと結界がしてある。妖の根城はここか?
姫宮透「明日、少し様子見るか」
カズキ「何か言いましたか」
姫宮透「いえ、何も」
姫宮透「さ、先生。暗くなってきちゃいましたし、急ぎましょうか」
カズキ「そう・・・ですね。いきましょう。あと2つです」
姫宮透「はい!!」

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