アナタは、明日警察に捕まります

りるか

私も同罪(脚本)

アナタは、明日警察に捕まります

りるか

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〇黒
  アナタは明日、警察に捕まります

〇女の子の部屋(グッズ無し)
ゆのか「──って、急になに?」
ゆのか「私が悪さしてるとでも言いたいの?失礼ね」
かなめ「ウミガメのスープ」
ゆのか「ウミガメのスープ?今度は食べ物の話?」
かなめ「ううん、ウミガメのスープっていうクイズがあるの」
かなめ「やった方が早いわ。じゃあ問題ね」
ゆのか(もう!相変わらずマイペースなんだから!)

〇海沿いの街
  ある男が、海の見えるレストランで
  ウミガメのスープを頼んだ。
  しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を
  一口飲んだところで止め
  シェフを呼びこう問いかけた。
男性「これは本当にウミガメのスープか?」
シェフ「はい」
  その答えを聞き、勘定を済ませて帰宅した後

〇黒
  彼は自殺した

〇女の子の部屋(グッズ無し)
かなめ「さて、何故でしょう?」
ゆのか(何それ、難しすぎる)
ゆのか「そのスープに使われていたウミガメが、」
ゆのか「実は自分が飼ってたカメだった・・・とか?」
かなめ「残念。正解は」

〇洞窟の入口(看板無し)
  その男は昔、仲間たちと遭難し、
  とある島に漂着した。
  食料はなかったため、他の人は
  力尽きた仲間の肉を食べ始めた。

〇女の子の部屋(グッズ無し)
かなめ「つまり、死んだ仲間を食べていたの」
ゆのか(怖すぎる)

〇洞窟の入口(看板無し)
  しかし、男か頑なに食べようとしない。
  見かねた1人が
仲間「これ、ウミガメのスープだ」
  と、嘘をつき、男に人肉のスープを飲ませ
  救助が来るまで生き延びさせた。

〇女の子の部屋(グッズ無し)
ゆのか「じゃあ、昔飲んだのとレストランで出たスープが違うことに気付いて」
かなめ「そう。「俺が食べてたのは仲間の肉だったのか」って真相に辿り着き」
かなめ「その絶望から自殺した・・・ っていうのが答え」
ゆのか「しんどすぎる・・・」
ゆのか「ってか急に怖い話しないでよ!!」
ゆのか「そもそもそんなのあれだけじゃ分からないに決まってるじゃない!」
かなめ「その通り。あの情報だけでは難しい。 今のはただの例よ」
かなめ「実際は、回答者がいくつか質問できる。 それに対して出題者は」
かなめ「【はい】【いいえ】【どちらでもない】で答えるの」
かなめ「さっきのでいえば」

〇海沿いの街
  彼は、亀を飼っていましたか?
男性「いいえ」

〇女の子の部屋(グッズ無し)
かなめ「って感じ。これでさっきの回答は違うってことがわかるでしょ?」
かなめ「見事真相にたどり着けたら勝ちよ」
ゆのか(用は、質問を繰り返して答えを導いていくってことかな?)

〇黒
  アナタは明日、警察に捕まります

〇女の子の部屋(グッズ無し)
ゆのか「じゃあ、さっきのこれはもしかしてウミガメのスープの問題ってこと?」
かなめ「正解」
ゆのか(ゲームだとしてももっと他に問題内容あったでしょ!?)
ゆのか(まぁいいや、マイペースはいつものことだし)
ゆのか(どんな答えを考えてたのか気になるしな)
ゆのか「私が質問すれば良いのよね?」
かなめ「うん」
ゆのか(とはいえ、架空の出来事だしなぁ)
ゆのか(こんな意地悪な内容なんて、私かなめに何かしたかな?)
ゆのか「──じゃあ、それはかなめも関係ありますか?」
かなめ「はい」
ゆのか(やっぱ関係あるんだ)
ゆのか(この前食べに行った時、最後の苺食べたのまだ怒ってるのかな?)
ゆのか(どれくらい怒ってるのかな)
ゆのか「──えっと、それは大罪ですか?」
かなめ「はい」
ゆのか(超怒ってるじゃん!!)

〇テーブル席

〇女の子の部屋(グッズ無し)
ゆのか(あの時、恋バナしててヤケクソになってたんだよなぁ)
ゆのか「それは、恋に関係ありますか?」
かなめ「はい」
ゆのか(・・・待って。もしかして──)
ゆのか「それで、私は喜びますか」
かなめ「どちらでもない。恐らく、半々だと思います」
ゆのか「私の彼氏に関係がありますね?」
かなめ「・・・はい」
ゆのか「あなたは、見たのですね」
かなめ「──はい」
ゆのか「親友として止めなくて良いのですか?」
かなめ「・・・」
かなめ「はい」
ゆのか「ありがとう」
かなめ「──っ!!ゆのか、私っ」
ゆのか「大丈夫。かなめは何もしなくて良いの」
ゆのか「ここから先は、全部私がやる事だから。 そうさせて、お願い」
ゆのか「この問題、私の勝ちでしょ?」

〇黒
  ──翌日

〇住宅街
  次のニュースです
アナウンサー「きょう午前3時、こちらの住宅街で2人の男女が倒れているのが」
アナウンサー「近隣住人の通報により発覚いたしました」
アナウンサー「「自分がやった」と自ら警察署に自主をした坂本ゆのか容疑者は」
アナウンサー「被害にあった男性と交際関係にあり、」

〇警察署の入口
ゆのか「酷いDVにあっていた。私からあれだけお金を取っていたのに」
ゆのか「他の女に流れていたのが許せなかった」

〇シックなリビング
  との供述をしており
  プツっ
かなめ(ごめんね、ゆのか)
かなめ(例え私がアイツを殺しても、あなたは苦しむ)
かなめ(浮気を見かけたことを、黙っていれば良かったのかもしれない)
かなめ(でも、苦しんでるあなたをこれ以上みたくなくて)
かなめ(私があなたを罪人にしてしまった)
かなめ「そのウミガメのスープを飲ませた私も、同じ罪なのに」

コメント

  • 私もウミガメのスープが好きで、本作でもそれが見られると思って喜んでいましたが、ゲームを下敷きに更に物語展開!もう驚きです!

  • あぁ、コクのあるスープでしたね。なぞなぞみたいに、やってましたが、ウミガメのスープという話がもとなんですね。いつも、楽しく勉強になります。これもまた、選択だけが人生だ、に繋がりますね。そもそも正解って誰目線なんでしょうね。あ、自分目線でいいのか。

  • ウミガメのスープって話は聞いたことがあったんですが、そこからこんな風に作品を作れるとはすごいと思いました。
    嘘をつくのがいいことなのか…すごく悩みますが、私は黙っているのもありな気がしました。

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