声優 イン ポッシブル〜アラサー女が演技未経験で声優を目指したら〜

星名 泉花

朗読劇「三姉妹物語」(1000文字程度)(脚本)

声優 イン ポッシブル〜アラサー女が演技未経験で声優を目指したら〜

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〇小劇場の舞台
ジェーン「お姉さま、どこにいらっしゃるの?」
ラピス「こっちよ、ジェーン」
ジェーン「まぁ! その人形、どうされたの?」
ラピス「お父さまからマリンへのプレゼントよ」
ジェーン「素敵ね。 お父様、もうじき帰ってくるのかしら?」
ラピス「まだお帰りにはならないそうよ」
ジェーン「・・・そう」
ラピス「さぁ、お家に帰りましょう。 マリンが待っているわ」

〇小劇場の舞台
マリン「おかえりなさい!」
「ただいま!」
ラピス「お父さまからよ」
マリン「お父さま・・・」
ジェーン「かわいいわね。 私も新しいお洋服がほしいなぁ」
ラピス「そういうことはもう少し料理が出来るようになってから言ってちょうだい」
ジェーン「あら、お料理なんてして私の指が傷ついたら嫌だもの」
マリン「ジェーンお姉さまのピアノはとっても上手。 お歌も素敵なのよ」
ジェーン「よーし、そのお人形さんと一緒に 歌いましょう!」
ラピス「まったくもう! マリンに変な影響与えないでよね!?」

〇小劇場の舞台
ラシード「だから僕の家に来てほしい! ジェーンもマリンも、みんなで一緒に暮らせばいいんだ!」
ラピス「・・・でもお父さまが。 それにお母さまのこともあるわ」
ラシード「そんなこと言って、父親は何年帰ってこない!? マリンちゃんはあんなに小さいんだぞ!?」
ラピス「やめて! お父さまは帰ってくるわ!」
ラピス「ジェーンもマリンも私が守る! 必ずまた家族全員で笑って暮らすんだから!」
ラシード「ラピス・・・」
マリン「・・・ラピスお姉さま」
マリン「あたしが小さいからお姉さまは・・・」

〇小劇場の舞台
ジェーン「マリン! どこにいるの!?」
ラピス「あの子、ラシードとの会話を聞いてたんだわ」
ジェーン「またラシードから求婚を?」
ラピス「・・・出来るわけないじゃない」
ラピス「家族全員でなんて、そんな都合のいいことあるわけないじゃない!!」
ラピス「ラシードの両親がよく思ってないのはわかってるもの!!」
ジェーン「大丈夫よ、お姉さま」
ラピス「お父さまだってきっと・・・」
ジェーン「な、なに!?」
ラピス「あれはマリンの」
ジェーン「追いかけましょう!」

〇小劇場の舞台
マリン「ここどこ?」
マリン「ラピスお姉さま、ジェーンお姉さま・・・」
マリン「や、やだ! こっちに来ないで!!」
ラピス「マリンに手を出すなあああ!!」
マリン「お姉さまっ!!」
ラピス「マリン!」
ラピス「無事で良かった」
マリン「お父さまが帰ってきたら、 ラピスお姉さまはお嫁に行けるでしょう?」
マリン「あたしがお姉さまの分まで 働いて家事もします」
マリン「だから帰ってきてくださいって・・・」
ラピス「・・・私がバカだったわ」
ラピス「私にはジェーンとマリンほど大切なものはないわ。世界で一番、二人を愛してる」
ジェーン「あ、私だってお姉さまとマリンが一番よ!」
マリン「お父さまがいなくても? お嫁にいけなくても?」
ラピス「まだお嫁さんになりたくないの。 姑にいびられるなんてごめんだわ」
ジェーン「ラシードのお母さま、 とっても怖いものね」
ジェーン「私だったら隣町のクォーツ様の方がいいわ。 カッコよくてお金持ちだもの」
ジェーン「ラシードは優しいけど頼りないわ。 お姉さまが嫁ぐにはもったいない」
ジェーン「何か変なこと言ったかしら?」
ラピス「さ、帰りましょう」
ジェーン「その蛇持ってかえるの?」
ラピス「蛇の肉は意外と美味しいのよ?」
マリン「あたしも作るの手伝うね!」

次のエピソード:朗読劇「雪に埋もれた地」(2500字程度)

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