朗読劇「ブラックとローズマリー」(400字程度)(脚本)
〇立派な洋館(観測室の電気点灯)
ローズマリー「出会って間もない私が、あなたを想うのは変かしら?」
ローズマリー「私にとってあなたはそれだけ特別な人」
「あぁ、会いたいな。 どうしてあなたじゃないとダメなのだろう」
ブラック「あぁ、なんて愛らしい娘なんだ。 まるで救済の天使のように美しい」
ブラック「この呪わしい我が身を忘れてしまうほどに、君を思うと心が踊ってしまう」
ブラック「ただ・・・会いたい」
ローズマリー「ブラック様!」
ブラック「ローズマリー!」
ローズマリー「あぁ、どうして・・・。 ここはあなたにとって危険な場所だというのに」
ブラック「世界がこんなに光り輝いていたなんて知らなかった」
ローズマリー「この手はあなたと重ねるためにあるのです」
ブラック「・・・敵対する我らが種族。 君はその高貴な身分を捨てるのか?」
ローズマリー「あなたとなら地平線のその先までも輝く日々を送れるでしょう」
ローズマリー「私はもう、あなたの妻なのですから」
ブラック「行こう、誰も知らない世界へ」
〇黒背景
〇立派な洋館(観測室の電気点灯)
ブラック「すまない。ローズマリー。 俺もいま、君のもとへ・・・」