エピソード8 plan (脚本)
〇荒廃した街
変異バイオノイド「ヴゥウウ・・・」
シルクレット「仕留める?」
インパルス「いや・・・・・・体の腐敗が激しい」
インパルス「もう少し出来が良いのにしたい。オペレーター」
ブレノア「スキャンしました。北上した所に旧メトロに多数反応をキャッチ・・・・・・」
インパルス「脳にダイレクト送信。マップデータを叩き込んでくれ」
ブレノア「え、それは・・・」
インパルス「時間短縮と思え、やれ」
ブレノア「・・・・・・。身体機能に一時的負荷が掛かるのをご了承下さい」
インパルス「端からそのつもりだ」
ドローンが2人の頭上3メートルから中継地となり、オペレーターブレノアからのデータを受信をする。
シルクレット「ぶっ・・・・・・ふ・・・・・・」
シルクレットの鼻から人工血液が吹き出し、慌てて摘まむ。
突然頭を力一杯撲られたに似た感覚が襲う。
そして送られたマップデータの詳細が処理される。
インパルス「かは・・・・・・やっぱキツいな」
シルクレット「うっ・・・・・・くぅふ・・・・・・」
インパルス「苦しんでる所悪いが移動する、引き続きドローンで近辺を調査。メトロの真上でだ」
ブレノア「了解」
シルクレット「りょう・・・・・・うっぷ、かい」
〇荒廃したショッピングモール
スラムエリア・旧メトロ前広場
インパルス「跋扈しているな」
シルクレット「・・・・・・」
インパルス「慣れとけよ、今後俺と作戦遂行するならご自慢の生体CPUに負荷を掛けるからな」
シルクレット「先に言ってよ、それ」
インパルス「・・・うん?」
スコープを覗き込む。インチを操作し、像を合わせる。
インパルス「いいのを発見した」
ブレノア「此方も反応キャッチ、現在”3種”を確認。内一種はレベル3と断定」
シルクレット「!?レベル3!!」
インパルス「アイツか?」
ブレノア「はい、それです」
シルクレット「粘液?で体を構成?」
インパルス「酸性でない事を祈りたい」
インパルス「しかし、レベル3・・・・・・粘液で構成されたのと鱗が生えた奴。どっちにしたい?どっち持ち帰る」
シルクレット「粘液個体は未知の毒性を含んでると考慮すると、鱗の個体に」
インパルス「に、なるか」
インパルス「ロッソ、此方コードネーム『スカイ』。至急発進してくれ。到着地ドローンが浮いている。場所はスラムエリアの旧メトロ前広場」
ロッソ「了解了解!!フルスロットルで行くぜ!!」
インパルス「さて、俺とお前。俺達で奴を捕獲したい。本当なら2体捕獲したいが」
シルクレット「体の一部じゃ」
インパルス「細胞の劣化速度が早い。生きてる新鮮なのがご所望なんだ」
インパルス「だからだ──」
インパルス「分断する」
インパルス「あの液体は俺が囮になって引き付ける。無論無事ではないと思うが・・・」
シルクレット「・・・・・・」
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