廃工場の先へ

無理数は無理だ〜

読切(脚本)

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〇地下に続く階段
  私は暗い階段を一段一段下りていった。
  そして、階段を下りた。
  私はそこにあった扉を開いた。

〇ボロい倉庫の中
  そこは廃墟の工場だった。
  さっき、私は地下へと向かっていたのではなかったのか?何故地上に出たのか分からない。
狼鬼(ろうき)「私は狼鬼(ろうき)の一人」
狼鬼(ろうき)「鬼とは名前についていても怖くはないはずだ」
狼鬼(ろうき)「私は人を食べたりはしない」
狼鬼(ろうき)「ただ人形を創っている」
狼鬼(ろうき)「あそこを見てほしい」
狼鬼(ろうき)「あれが何だかわかるか?」
狼鬼(ろうき)「よく見るためについて来てほしい」

〇手
狼鬼(ろうき)「ここは私の住む館だ」
狼鬼(ろうき)「そして、あそこに広がっているのが私が創った人形、『どくろ人形』だ」
狼鬼(ろうき)「では、始めよう」
狼鬼(ろうき)「君が人形のナカマに加わる事を皆んなは喜ぶはずだ」
狼鬼(ろうき)「君が、これから、人形になる事を本当によかったと思っているよ」
  (終)

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