ポケモンゲットだせ!キミに決めた!終☆(脚本)
〇アパートのダイニング
何日か過ぎた────
「駄犬なんか逃亡して帰ってこないわね・・・生きてるのかしら・・・」
「エサがなくて死んだのかしら・・・かわいらしく人間様にエサをねだれば許してあげるのに・・・あの犬畜生・・・」
「淀川で元気に生きてるさ。野生にかえったんだよ」
「ゆうちゃん、今度ねこちゃんが来るわよ♡」
「とってもかわいいね♡」
「本当にかわいいわね♡毎日えさをねだって・・・ボスはってた犬畜生はかわいげもなにもない・・・」
「犬なんかいらないわ」
「そうだね」
「ははは」
ちょこん♡
猫が寝ている・・・
「猫がえらそうにいすわっている・・・ 犬は日陰者・・・」
「ゆうちゃん、このマンガいつイラストが入るのかしら?」
「イラストの先生は考えてることが全くわからない・・・美意識が高くて・・・お金いくら積んだらポケモン描いてくれるの?」
「もう、適当に入れてしまったら?」
「中途すぎる、才能がない、苦情・・・ ポケモンに申し訳ない・・・ ポケモンがけがれる・・・」
「ゆうちゃんのイラストでいいのよ」
「でも・・・」
「プロの先生は見てないし、誰も見てないわこんなの。なんの美意識?だいたいゆうちゃんのことを人間ともおもってないわ」
「そうだね。逆にギャグとして受け入れてもらえるかも」
犬はこの世に全く必要なかった──
私はがんばった、悪くなかった──
めでたし、めでたし