The Justice Twins

どんぐり

晩夏の事件(脚本)

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〇教室
山下紀夫「という訳で、今日は午後から体育館で警察官による講習会が実施されます」
的場裕也「今回は何をするんですか?」
山下紀夫「運転免許取得に関する話です」
宇野武「確かに、運転は命も乗せてるって言いますしね」
山下紀夫「そうです」
照井愛「分かりました」
  ホームルームでは、この日の午後に実施される交通安全に関する講習会についてのニュースがあった。
山下紀夫「では、ホームルームを終わります」
宇野武「そういえば。この前ニュースで暴走族検挙やってたぞ」
照井愛「本当?」
宇野武「ああ。警察だけでなく、忍者集団も活躍してたぞ」
照井愛「それ今朝のテレビで見たわ!!」
江川和樹「僕も見たよ」
江川和美「私も!」
宇野武「忍者集団が加勢して、暴走族を蹴散らしたらしい」
江川和樹(ブライトネスの面々かな?)
江川和美(きっとそうよ)

〇体育館の中
  午後。体育館で講習会が開かれた。
警察官「以上のように原動機付自転車は便利なものですが、安全に利用していただくために守っていただくことがあります」
警察官「電動スクーターや二輪車もそうです」
  生徒たちは、パンフレットと映像を見ながら、しっかりと学習していった。
「以上で、講習会を終了します。 ありがとうございました」

〇教室
  放課後、面々は文化祭の準備に励むことにした。
的場裕也「そういえば、他のクラスは劇とかやるって言ってたし、部活動ごとにやるところもあるみたいだね」
照井愛「チアリーディングもパフォーマンスするのよ!」
黒沢りょう「そりゃ楽しみだ。僕らのクラスのクレープ販売も頑張らないとね」
江川和樹「英語部は英語劇をやるんだよ」
江川和美「当日までのお楽しみよ」
江本美嘉「絶対見に行くわ!」

〇学校の校門
  夕方になった。
新田あかね「また明日ね」
「また明日!」
金山修哉「江川達じゃないか!」
江川和美「先輩!ちょうど帰りだったんです」
金山修哉「文化祭、楽しみだな。がんばろうな!」
「はい!先輩のところにも行きますね!」
金山修哉「待ってるぞ」

〇曲がり角
江川和樹「今日も何事もなく終わりそうだね」
江川和美「そうね」
  その時だった!
江川和樹「何だろう?」
江川和美「チェックしましょう」
  二人はスマホをチェックした。
江川和樹「この近くで事件が起きたそうだ!」
江川和美「とりあえず隠れて変身しましょう!」
江川和樹「そうだね!」
  急いで路肩に隠れた二人!

〇幻想空間
「行くよ!レッツ、ジャスティスチェンジ!」
江川和樹「イェイ!」
江川和美「ウフフッ♡」
江川和美「チュッ♡」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参!」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参!」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する!」

〇郊外の道路
  こちらは事件現場。
ひったくり犯「えいっ!」
女性「私のカバンが!」
「どうされました?」
女性「私のカバンが、ひったくられたんです・・・」
ジャスティスボーイ「わかりました。すぐに犯人を捕まえます」
ジャスティスガール「犯人は?」
女性「この先へ進んだんです・・・」
女性「私も被害者です・・・」
ジャスティスボーイ「すぐに犯人を捕まえよう!」
ジャスティスガール「手掛かりは?」
女性「そういえば北の方に向かったそうです!」
ジャスティスボーイ(僕らの通う高校だ!)
ジャスティスガール(先生に見つからないように急ぎましょう!)
ジャスティスボーイ「お任せください」
  走り去るジャスティスツインズ。
女性(お願いします・・・!)

〇ハイテクな学校
ジャスティスボーイ「とにかくここに来るのは間違いないね」
ジャスティスガール「今のうちに犯人を捕まえましょう!」
ジャスティスボーイ「それじゃあ、あれと行こうか!」

〇幻想空間
「コスチュームチェンジ!」
「アーミーモード!」

〇ハイテクな学校
ひったくり犯「ここまで来れば大丈夫だ!!」
  その時だった!
ひったくり犯「しまった!」
  ひったくり犯の乗ったバイクは、ジャスティスツインズの銃撃を受け、エンストを起こした。
ひったくり犯「うわーっ!」
  ひったくり犯はバランスを崩し、転倒した。
ジャスティスガール「観念しなさい!」
ジャスティスボーイ「バッグ類は、返してもらうよ」
  やがて、警察がやってきた。
警察官「さっさと歩けよ!」
ひったくり犯「ハイ・・・・」
警察官「事件解決へのご協力感謝します!また会えるなんて光栄です!写真、お願いできます?」
「いいですよ!」
  写真撮影を快諾する二人。
警察官「この前のサイン色紙といい、大事にしますね!」
女性「ありがとうございました!」
女性「助かりました」
ジャスティスボーイ「僕らは正義の味方として当然のことをしたまでです」
ジャスティスガール「ええ」
  こうして事件は無事に解決した。

〇シックなリビング
  その夜。
江川勝「そういえばテレビで警察24時が始まるそうだよ」
江川るり子「見てみましょう」
江川和樹「「警察24時」って、警察密着ドキュメンタリーだよね?」
江川和美「私たちの街も出るかしら?」

〇廃倉庫
  ここは、住宅街の中のとある古びた倉庫。ここが、犯人のアジトだという。
狙撃手「ココが例のアジトね」
スーパーウィザード「警察と同時に突入じゃな」
  ブライトネスもこの動きを追っていたようだ。
  警察も来たようだ。
警部「年貢の納め時だな」
刑事「ええ。特殊詐欺グループを一気に壊滅させましょう」
刑事「せっかく手にした手掛かりを無駄にするわけにもいきません。一網打尽にしましょう!」
  彼らは一斉に突入した!!

〇廃ビルのフロア
  一斉に突入する警察官たち!
「警察です!」
詐欺グループのボス「畜生!来やがったか!」
詐欺グループのメンバー「気付かれたか!」
警部「逃げるんじゃない!証拠はあるんだ!」
詐欺グループのメンバー「逃げるぞ!」
狙撃手「覚悟!」
詐欺グループのメンバー「しまった!」
構成員「喰らいな!」
詐欺グループのボス「しまった!」
刑事「証拠はすべて押収しました!」
  こうして、一斉検挙作戦は完了した!

〇街中の交番
  交番では、今日も今日とて事件が起きる。
  夜勤の警察官も気が抜けない。
外国人観光客「すみません、私たち・・・(英語)」
外国人観光客「道に迷いました。助けてください。(英語)」
警察官「どうぞ、入ってください。(英語)」
  外国人観光客が道に迷ったとのことだった。

〇交番の中
警察官「まずは、筆記用具を渡すので、ご用件を書いてください。(英語)」
  外国人観光客は、紙に何かを書き始めた。ホテルへの行き先らしい。
警察官「わかりました。地図で説明しますね。(英語)」
警察官「タブレットも使いますか?(英語)」
外国人観光客「助かりました。家内と初めての旅行だったんですよ(英語)」
外国人観光客「SNSで知って、この街に来たんですよ。初めてだったんで助かります。(英語)」
警察官「もしお困りでしたら、「#9110」もお使いください。(英語)」
  増える外国人観光客。警察も、常に外国語に磨きをかけているのだ。

〇シックなリビング
江川和美(警察の仕事も大変ね・・・・)
江川和樹(ブライトネスも僕ら同様、頑張ってるんだなぁ・・・)
  ジャスティスツインズよ、これからも精進してほしい!次回へ続く!

次のエピソード:秋の家族旅行(その1)

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