〇ゲームセンター
ゲームキャラの声「さぁ、始まるボン！」
フタバ（開幕から速い・・・・・・！）
キョウカ（隠しコマンドで出る難易度の譜面は想像以上だな・・・・・・！）
フタバ（あっ、ミスしちゃった・・・・・・！）
キョウカ（このままコンボを繋げれば・・・・・・！）
ゲームキャラの声「フルコンボだボン！」
キョウカ「やったぜ！」
フタバ「フルコンボ!? キョウカちゃん凄い！」
キョウカ「ノーミスでクリアするの最高だな」
ハルミ「フタバ、キョウカ！ アイス買ってきたよ！」
ハルミ「屋上で食べようよ！」

〇デパートの屋上
「美味しい！」
フタバ「とってもクリーミー！」
キョウカ「何度でも食べれそうだな！」
ハルミ「そのアイスクリームを売ってた店にね、ハルミの友達がバイトしてたんだ」
フタバ「友達って？」
ハルミ「マフユっていう中学時代の友達だよ」
ハルミ「元気そうだった！」
キョウカ「偶然会えたなんてラッキーだったな」
フタバ（バイトと言えば・・・・・・）

〇宝石店

〇デパートの屋上
フタバ（宝石店を襲った３人組の男。後で知った事だけど、闇バイトに応募したから強盗を行ったらしい）
フタバ（どうしてそんな危険な仕事を引き受けたのか・・・・・・）
フタバ「・・・・・・・・・・・・」
キョウカ「なぁ、そのブローチについてだけど」
キョウカ「ブローチから聞こえる声、一体誰なんだ？」
ハルミ「ハルミも気になってた。男の子の声みたいだけど・・・・・・」
ハルミ「フタバは誰なのか分かるんでしょ？」
フタバ「それなんだけど・・・・・・あたしにも分からないんだ」
ハルミ「ええっ」
キョウカ「そりゃねえだろ。得体の知らない相手なんて。気味悪い」
　　・・・・・・ごめんね。得体の知らない相手で
フタバ「ブローチの声！」
　　名乗るのが遅れてしまって済まない
　　私の事はどうか、シゲノブって呼んで欲しい
フタバ「シゲノブ・・・・・・。それが貴方の名前・・・・・・」
ハルミ「やっぱり男の子だ」
キョウカ「顔を見せろよ」
　　分かった。ちょっと待ってて
シゲノブ「これが私の姿だ。見えるかい？」
フタバ「シゲノブの姿・・・・・・科学者なの？」
シゲノブ「うん。このブローチを生み出したのは私なんだ」
シゲノブ「そして君達の前に出現させたのも」
キョウカ「あれを作ったって言うのか!?」
シゲノブ「そう、魔法少女に変身する為のアイテム」
シゲノブ「手にした者の心に反応して、より強い力を与えるんだ」
シゲノブ「フタバには天使の力、ハルミには妖精の力、キョウカには悪魔の力」
シゲノブ「それぞれ、本来君達の心に有るんだよ」
ハルミ「ハルミの心に力が有ったなんて・・・・・・」
キョウカ「何でそんな物を作ったんだ。ちゃんとした理由が有るんだよな？」
シゲノブ「それはね・・・・・・」
シゲノブ「女の子が変身して着替える所が見たいから、かな」
フタバ「えっ・・・・・・！」
キョウカ「おい、ふざけてんのか！ そんな動機で作ったとか狂ってんだろ！」
ハルミ「うわぁ・・・・・・」
シゲノブ「ち、違うんだ。今のはちょっとした冗談だ」
フタバ（そうは思えないなぁ・・・・・・）
シゲノブ「本当は、この国を救う為に作ったんだ」
シゲノブ「日本の運命を変える為に・・・・・・」
ハルミ「運命を変える・・・・・・？」
シゲノブ「生憎だが、魔力切れの様だ。続きはまた今度」
フタバ（消えちゃった・・・・・・）
フタバ（シゲノブ・・・・・・。あたし達に何か大事な使命を与えてる気がする）

〇電脳空間
シゲノブ（母さん・・・・・・）

〇繁華な通り
通行人「うわぁ!!」
キックボードの男「やべっ、ぶつかっちまった・・・・・・！」
キョウカ「あのキックボードに乗っている奴、ぶつかったのに逃げやがったぞ！」
フタバ「しかも、ここ一方通行の筈だよ！」
ハルミ「ハルミ達で何とかしよう！」
フタバ「行くよ、みんな！」

〇水玉2
エンゼルシープ「心を照らす光！ エンゼルシープ！」

〇新緑
チューリップチック「体を癒やす風！ チューリップチック！」

〇雷
デビルヴァイパー「心に響く雷！ デビルヴァイパー！」

〇繁華な通り
エンゼルシープ「チューリップチックは治療を！ あたしとデビルヴァイパーで犯人を追いかける！」
チューリップチック「分かった！」
通行人「ううっ・・・・・・」
チューリップチック「無理に体動かさないで！ 今治療するからね！」
通行人「・・・・・・・・・・・・？」

〇組織のアジト
ロン毛「ボス、こいつらが魔法少女です」
ロン毛「俺が飛ばしたドローンに映ってました」
ボス「まさか、この時代に本当に存在していたとはな・・・・・・」
ボス「我々の障害となる者は、早急に排除する」
ボス「魔法少女狩りは、お前達に任せるぞ」
「全ては日本滅亡の為」