〇店の休憩室
姫崎 みく「ふぅ〜、なんとか戻ってこれた」
姫崎 みく（あの男性のおかげでマネージャーさんとも合流出来たから、今度会えたときにはお礼しなきゃ・・・!!）
姫崎 みく「はい」
藤田 流星「今日のスケジュールは、もう終わったから帰っていいよ」
姫崎 みく「わかりました！」
姫崎 みく「お疲れ様でした!!」
藤田 流星「お疲れ様・・・」
藤田 流星（俺も仕事に戻るか・・・）

〇駅のホーム
姫崎 みく「今日も疲れた・・・」
姫崎 みく（明日も頑張らなきゃいけないお仕事入ってるから頑張らないと!!）

〇街中の階段
姫崎 みく（今日は、ここ静かだな・・・）
姫崎 みく（いつも、賑やかなのに）
幼い子供「あの〜、みくちゃんですか？」
姫崎 みく「そうだよ!!」
幼い子供「みくちゃん、握手してください!!」
姫崎 みく「いいよ!!」
　　ギュ
姫崎 みく「近くに大人の人いる？」
幼い子供「・・・・・・」
姫崎 みく「夜遅くに子供が出歩いていちゃダメだから・・・」
幼い子供「僕、親いないよ」
姫崎 みく「そうなの？ ・・・ごめんね、こんなこと言って」
幼い子供「ううん、大丈夫 ・・・慣れてるから」
姫崎 みく「良かったら、私の家に来ない？ 一緒に夜ご飯食べよ？」
幼い子供「いいのっ?!」
姫崎 みく「うん── 子供１人で放っておけないし」
幼い子供「ありがとうございます!!」
姫崎 みく「それじゃあ、行こっか!!」
幼い子供「はい!!」

〇女の子の部屋（グッズ無し）
ゆうた「お・・・お邪魔します!!」
姫崎 みく「いらっしゃい」
姫崎 みく「お風呂のセットしてくるから、少し待っててね」
ゆうた「はい」
ゆうた（やっぱり、みくちゃんかわいい!!）

〇女の子の部屋（グッズ無し）
　　みくとゆうたは、夜ご飯とお風呂を済まして部屋に戻ってきた。
姫崎 みく「ゆうたくん、何する？」
ゆうた「トランプやりたい!!」
姫崎 みく「いいね!! トランプやろうか!!」
ゆうた「やった〜!!」

〇女の子の部屋（グッズ無し）
　　数時間が経過し、トランプでの決着が着いた頃
ゆうた「連続、僕の勝ち!!」
姫崎 みく「ゆうたくん、強いね・・・」
ゆうた「ありがとう、みくちゃん!!」
姫崎 みく（ゆうたくん、笑顔になってる・・・ よかった）
ゆうた「眠い・・・」
姫崎 みく「そろそろ、寝ようか」
ゆうた「うん」
姫崎 みく「電気、消すね」

〇女の子の部屋（グッズ無し）
ゆうた（あれ、みくちゃんは・・・どこ？）
姫崎 みく「どうしたの？」
ゆうた「ううん、なんでもない」
姫崎 みく「良かった・・・ごめんね、急にいなくなって」
ゆうた「うん・・・」
姫崎 みく「今日、どこか出かける？」
ゆうた「うんっ!!」
姫崎 みく「”ここに行きたい！”っていう場所、ある？」
ゆうた「遊園地に行きたい!!」
姫崎 みく「遊園地、いいね!!」
姫崎 みく「それじゃあ、私服に着替えておいで」
ゆうた「分かった！」
姫崎 みく「誰だろう・・・」
姫崎 みく「もしもし・・・」
藤田 流星「みく、今日・・・なんの仕事か分かるか？」
姫崎 みく「仕事・・・？」
姫崎 みく「っ!?」
姫崎 みく「でも、今日どうしても仕事に行けなくなってしまったんです」
藤田 流星「なにか用事が出来たのか？」
姫崎 みく「はい!! 幼い男の子と遊園地に遊びに行くんです!!」
藤田 流星「なら、俺から監督に伝えとくよ みくは楽しんで来て」
姫崎 みく「ありがとうございます!!」
姫崎 みく「藤田さんに分かってもらえて良かった・・・」
ゆうた「みくちゃん、私服に着替えてきたよ!!」
姫崎 みく「それじゃあ、遊園地に行こうか!!」
ゆうた「うんっ!!」

〇電車の座席
ゆうた「遊園地、楽しみだな・・・」
姫崎 みく「そうだね!! 今日は楽しもうね!!」
ゆうた「うんっ!!」

〇遊園地の広場
ゆうた「大きい・・・!! あっ、ジェットコースターある!!」
姫崎 みく「ジェットコースター乗りたいの？」
ゆうた「うんっ!!」
姫崎 みく「じゃあ、乗りに行こうか!!」
ゆうた「やったー!!」
姫崎 みく（ゆうたくん、かわいいな・・・）
緑川 ひより「”姫崎みく”ちゃん!?」
姫崎 みく「そうですけど・・・」
緑川 ひより「握手して貰えませんか?!」
姫崎 みく「握手？・・・いいよ!!」
緑川 ひより「リアルみくちゃん、可愛すぎる!!」
姫崎 みく「ありがとう!!」
緑川 ひより「みくちゃんは、今日どうして遊園地に来ているんですか!!」
姫崎 みく「弟が遊園地に行きたいって言ってたので来てます!!」
緑川 ひより「優しいお姉さんですね!!」
姫崎 みく「ありがとうございます！」
姫崎 みく「バイバイ・・・!!」
姫崎 みく「あの子の元に行かないと!?」

〇遊園地の広場
　　みくは、ゆうたと合流してジェットコースターの列に並んだ。
ゆうた「早く順番来ないかな・・・」
姫崎 みく「楽しみだね!!」
ゆうた「うん!!」
姫崎 みく（私はジェットコースター苦手だけど・・・）
姫崎 みく（でも、楽しみにしてるゆうたくんのためだもんね）

〇ジェットコースター
　　みくとゆうたはジェットコースターの順番が回ってきた。

〇遊園地の広場
ゆうた「楽しかった〜!!」
姫崎 みく「・・・はぁ」
姫崎 みく「疲れた・・・」