SAMURAI・RYU

鶴見能真

ミツルとの遭遇(脚本)

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〇交番の中
  我が力は友の為に
  我は友に剣を捧げる
  事件から10ヶ月後
???「お久しぶりりーん! 最近調子どうだー”僕の守護者=第六人格(セクスト・イデア)ノエル”?」
東川龍「おう、ミツルか。会わない間に随分と明るくなったな」
???「まあねー。僕はまだまだ成長するよー」
東川龍「元気そうでなによりだ。前までは喋れねえでテレパシーで話してたのにな、そっちの方がキャラが立って良かったんじゃねか?」
???「おいおい、その発言は会話が苦手でも頑張ってる人に配慮が足りないだろ? 他所ではそんな事言っちゃダメだよー?」
東川龍「そうだな。俺が漫画のキャラでも無きゃ俺はこんな事言わねえぞ」
???「・・・(でもそれもそうだね。キャラとしてこれからもこの話し方しようかな)」
東川龍「冗談でもあったが、まあ好きにすればいいさ」
???「・・・」
東川龍「そうだなー。あれからもうすぐ一年だ」
???「・・・」
東川龍「まあ、一時期テレビや配信者や観光客や近所の子供やらいっぱい京都に来たけど、最近は落ち着いてるぜ」
???「・・・?」
東川龍「正体を打ち明けないのかって? 俺がサムライ・リュウだってか? 面倒だしやだな」
???「・・・」
東川龍「おい、どうした突然! ミツル!?」
???「ああぁっ・・・」
東川龍「頭痛に目の痛みか・・・。風邪か? 奥で休むか帰るか?」
???「うん・・・」
  ミツルは奥の部屋へ歩いて行く
東川龍「ったくよ・・・」
???「まあ大丈夫だろう」
東川龍「それは良かった・・・。で、お前は誰だ?」
???「俺はトクノリ。ミツル(アイツ)の守護者の、・・・何番か知らねえが末席だ」
東川龍「何番か知らないのか! それはやばいな、ミツルの奴いったい何体創るつもりなんだろうな!」
???「いったん俺たちを最後に守護者全員を把握して番号の振分をするって言ってたが、いつになる事やら・・・」
東川龍「そっかー。年はいくつだ?」
???「守護者歴史は一年未満。肉体年齢は17だ」
東川龍「若っけーなー! ってかお前さっきからタメ口だが、年長者に対する敬いは無えのか?」
???「無えな。数年数十年早く生まれたぐらいで偉そうにしてる無能は嫌いなんだ」
東川龍「ははは! 俺が無能かー! お前俺の何を知っているんだ?」
???「そもそも守護者同士に上下関係は無えだろ? 数字だってほぼ単なる生まれた順番だしな」
東川龍「まあそうだなー! 俺は気にしねーけど、ミツルはそこんとこ、年功序列にデリケートだからな、気を付けねーと泣くぞ」
???「まあ、憶えておいてやるよ」

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