3.違反(脚本)
〇豪華な部屋
ユウ「おーい、生きてる?」
あかり「ハッ、此処は地球、私は美少女だった!?」
ユウ「大丈夫そうね」
あかり「何か、尊みが尊みで尊くて、甘酸っぱかった」
ユメ「あの、ただ恥ずかしかったです」
ユウ「で、抱き合って何がわかったの?」
あかり「フフフ、私は確信したよユーくん」
ユウ「へぇ、聞かせてもらおうか」
あかり「十二枚あるカードの内訳」
『 恋人 ⇄ 好き 』
あかり「もぉ、これは確定でしょ!?!?」
「!?」
しょう「いや、いやいや何の根拠があって!」
あかり「え、ユメちゃんの事好きじゃない?」
あかり「女の子だって、意識してないって言える?」
しょう「いや、意識は、、、そりゃな?」
あかり「ユメちゃんは、全くドキドキしなかった?」
ユメ「えと、、、それは」
あかり「一週間の恋人、、、いや?」
ユメ「・・・・・・」
ユメ「・・・・・・ショウくんが、相手なら」
しょう「!!」
「ふにゃぁぁ!!!」
あかり「ね、もう確定で完璧で、最高に純愛なんだよ」
あかり「もし、違ってても一週間なんだよね?」
あかり「一週間、砂糖接種して死なないかなぁ?」
・ライバル ・親友 ・妹 ・お兄ちゃん
・知り合い ・家族 ・幼馴染み
・他人 ・普通 ・苦手
ユウ「まぁ、仮で候補消すのは、私もいいと思う」
あかり「おぉ、ユーもそう思う?」
あかり「そしたら、次は妹かな?」
あかり「ショーくん、はどっちが妹だと嬉しいかな?」
しょう「え、俺が決めるのか?」
あかり「俺さんが決めるんだよ!」
あかり「ではでは、私のアピールポイント!」
あかり「妹として、抱き枕になってあげるぞ♪」
しょう「・・・・・・キャンセルで」
あかり「何故引く、惹かれとこうよ!」
あかり「ねぇ、お姉ちゃん!?」
ユウ「お、お姉ちゃん!?」
ユウ「さっきから、適当言ってるよね」
ユウ「・・・・・・」
ユウ「え、睨まれてる?」
「へい、ユー。シスターポイント!!!」
ユウ「え、あー、、、うん」
ユウ「朝、起こしてあげる。とか?」
しょう「よし、シスター。一週間よろしく」
あかり「なんでぇ!?」
あかり「おやすみと、おはようの何が違うの!?」
あかり「お兄ちゃんのバカ!」
あかり「うわーん! もう、知らない!!!」
「いや、開くんだ!?」
〇木造校舎の廊下
あかり「いや、開くんだ!?」
あかり「わおぉー、欠陥乙です!」
ユメ「あ、あかりさん。大丈夫、ですか?」
ユメ「うっ、──────」
「ふ、二人共大丈夫!?」
あかり「ッ廊下に出るな、死ぬぞ!!!」
「!?」
あかり「みんな、落ち着いて聞いて!!!」
「・・・・・・」
あかり「いや、だから落ち着けよ!!」
「落ち着いてるよねー!?」
あかり「にゃははっ!!!」
あかり(てか、外出ると記憶戻るんだ〜)
あかり(流石、私様のゲーム、バグってる!!!)
あかり「ユメ〜、大丈夫?」
ユメ「切実に、、、死にたい」
あかり「ぷぷぅ〜、ショーくんが相手なら」
「んグッ!!! 暴力、ぐべべべぇぇぉ」
あかり「たっ、大変だぁ〜! 嘘つきはいないけど、戦犯がいる!?」
「・・・・・・ せ、戦犯!?」
あかり「うん、此処まで噛み合うとは気付かなかった」
「え、普通に会話進めていいんだよね?」
あかり「おぉ、勇者よ何か聞きたそうだな!」
あかり「特別に〜、私の一番好きな人はぁぁ〜ー!!!」
〇豪華な部屋
ユウ「すっごく、興味ない」
あかり「なんでだよぉ!!!!」
ユウ「うるさい、叫ばなくても聞こえる!!」
あかり「私の唯一の取り柄なのに、悲しいよよよ」
しょう「なぁ、戦犯の話の続きを聞いてもいいか?」
あかり「ッ私のスリーサイズ!?」
しょう「聞いてねぇ」
あかり「安心して、ショーくんは、 彼女いない歴=年齢じゃないよ!」
しょう「!!!!」
ユウ「関係ないし、ほぼ確定事項だよね!?」
しょう「いや、まぁそうだけど、、、な?」
ユウ「それよりも、質問いい?」
あかり「くっ、また頭が!!!」
ユウ「・・・・・・」
あかり「ハッ、私は何故、、、人の恋人を奪い合う。 醜いゲームの舞台に!?!?」
ユウ「これ、質問して答え────」
ユウ「ん、人の恋人を奪い合う?」
あかり「・・・・・・んぅ?」
あかり「あれ、説明しなかったっけ?」
このゲーム、恋人NTRする為のゲームだよ?
「!?!?」
ユメ「・・・・・・」
ユメ「アカリごめんね。ルール違反だけど」
私は、ショウの恋人じゃない
「私がショウと結ばれない為にも これだけは忘れないようにするね」