〇黒
　　今回のあなたは、【主催者】です。
　　とある実験のために、
　　２人を部屋に閉じ込めました。

〇謎の部屋の扉
利央「・・・なに・・・ここ？」
利央「って王太!?」
利央「ちょっと王太!!起きて！」
王太「・・・うん？」
王太「利央・・・???」
王太「──ってここどこっ!?」
利央「わからない・・・ 気付いたらここにいたの」
王太「ドア開かねーの？」

〇謎の部屋の扉
王太「いてっ!!」
利央「もう辞めなよ！こんなにやっても開かないなら鍵がかかってるんだわ」
王太「はぁっ・・・ だとしたら、どうやって開けたら良いんだよ」
利央「部屋も殺風景で何も見当たらないの」
王太「完全に詰んでるじゃん」

〇黒
　　──ほら、あなたの出番ですよ。
　　そこのボタンを押してください。

〇謎の部屋の扉
利央「あれ見て！ 今何か落ちてこなかった？」
王太「えっ!?どれだ？」
利央「──ほら、これ。 何か落ちてる」

〇古い本
　　○○しないと出られない部屋

〇謎の部屋の扉
「○○しないと出られない部屋？」
利央「これってよくネットで見る「キスしないと出られない」とか、そういうの？」
王太「そんなバカみたいなこと・・・」
利央「でも実際に部屋開かないじゃない」
王太「まぁな・・・。 とりあえず読んでみようぜ」

〇古い本
　　○○の内容は、まだ決まっていません。
　　そのため、これからのタップ数で決まります。
　　500タップ未満なら
　　このまま何事もなく帰れる
　　500タップ以上なら、
　　お互いの嫌いなところを言う
　　1000タップ以上なら、
　　お互いに言えなかった秘密を言う
　　2000タップ以上なら、

〇謎の部屋の扉
王太「うわ熱っ!!!!!!」
利央「ちょっと大丈夫？」
王太「大丈夫だけど、何か急に燃えたし」
王太「何より2000タップ以上が何で書かれてたか読めなくなったんだよ」
利央「ホントだ・・・なんて書かれてたんだろう」

〇黒
　　今、あえて2000タップ目を燃やしましたね？
　　1番酷い内容を伏せるなんて酷い人だ
　　どちらにせよ、500を超えたら
　　彼女たちは前の関係には戻れませんよ

〇謎の部屋の扉
利央「これ、つまりは誰かに見られてるってことなのかな・・・」
王太「そういうことだろ。大方監視カメラとか使ってな」
王太「趣味の悪い奴がいたもんだな」
利央「でも、2000を越えなければ問題ないよ！」
利央「嫌なこと言ったり秘密言ったとしても、うちらならそれ位問題ないよ」
王太「・・・」
利央「つまり2000タップされなければいいだけ！」
利央「監視カメラがあるなら、これも見られてるってことだよね」
利央「この様子を見ているアナタ！」
利央「覚えてなさい!!私たちはこんなことに屈したりしないわ！」
利央「・・・ほら！あんたからも」
王太「えっ、あぁうん」
王太「絶対に２人で出てやるからな」
王太「──俺は、何でこんな間違いしちゃったんだろう・・・」
利央「えっ、何か言った？」
王太「・・・いや、何も」

〇黒
　　さて、主催者様。
　　どうしますか？