乙女の怒り♡

ピーター

デビルヴァイパー吶喊 〜宝石強盗を成敗〜(脚本)

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〇女の子の一人部屋
フタバ「ハルミちゃん?」
ハルミ「フタバ! どうしたの?」
フタバ「今日の出来事だけど・・・・・・」

〇女の子の一人部屋
フタバ「・・・・・・という訳なんだけど、ごめんね。ハルミちゃんを巻き込んで」
ハルミ「ううん、ハルミ全然気にしてないよ。フタバは何も悪くない」
ハルミ「フタバが格好良いと思ったもん。コンビニ強盗や万引き犯を退治したの、本当に凄いよ」
フタバ「ハルミちゃん・・・・・・!」
ハルミ「明日警察署に行くでしょ? その後にスーパーに行って、Gメンさんに会おう」
ハルミ「不思議な力で治したけど、心配だからね」
フタバ「そうだね!」
フタバ「あと、魔法少女の事は内緒にしてね」
フタバ「だけど、非常事態になったら話しても良いよ」
ハルミ「分かった!」
ハルミ「じゃ、おやすみ! また明日!」
フタバ「おやすみ!」
  あの子にも、君と同じ魔法少女としての素質があったんだ
  私の直感が正しかったね
フタバ「ありがとう。ブローチ」
  どういたしまして。これからも君をサポートするよ
  それが私の使命だから

〇学校の昇降口
フタバ「ハルミちゃん! おはよう!」
ハルミ「おはよう!」
フタバ「職員室に行こう」

〇散らかった職員室
先生「警察の人から話は聞いたよ。突き飛ばされて怪我した人を手当したってね」
先生「それで、午後に警察署まで来て欲しいって言われてるんだよね?」
フタバ「はい。なので午後は早退します」
先生「分かった。2人は早退するって皆に知らせておく」
先生「また、何かあったら知らせてくれ」
「ありがとうございます!」

〇教室
キョウカ「午後の授業のノートを見せて欲しいって?」
フタバ「うん。あたし達午後に早退しないといけないから・・・・・・」
キョウカ「任せとけ。ちゃんと二人が授業を理解出来る様、ノートに纏めておくからよ」
フタバ「キョウカちゃん! ありがとう!」
ハルミ「今度お菓子あげるね!」
  あの子からも力を感じるよ
  心を震わせる、雷の力が・・・・・・
フタバ(キョウカちゃんに・・・・・・?)

〇警察署の入口

〇警察署のロビー
オカダ巡査「フタバちゃん、ハルミちゃん。こんにちは」
フタバ「オカダさん、こんにちは」
ハルミ「フタバの言っていたオカダさん?」
フタバ「そうだよ」
ハルミ(明るくて頼りになりそうな人って、ハルミにも分かるなぁ)
オカダ巡査「じゃあ、調書を取るからこっちに」

〇取調室
ハルミ(うわぁ。ドラマでよく見かける取り調べ室だ)
オカダ巡査「さぁ、座って。今から言う質問に答えて欲しいんだ」
フタバ「はい」
ハルミ(上手く答えられるか心配だよ・・・・・・)
オカダ巡査「・・・・・・よし、これで取り調べは終了だ。2人ともご苦労様」
「ありがとうございました!」

〇警察署の入口
オカダ巡査「帰り道には気を付けて!」
「はーい!」
ハルミ「この足でスーパーに行こう!」

〇スーパーマーケット
Gメン「あ、貴方達は・・・・・・!」
ハルミ「Gメンさん! 頭の怪我はもう大丈夫?」
Gメン「ええ、痛みもすっかり消えました」
Gメン「でもあの時の事は忘れませんよ。何が起きてるのか・・・・・・」
スーパーの店員「風が吹いたと思ったら、空を飛んで行くなんて・・・・・・」
フタバ「・・・・・・この事は内密にお願いします」

〇作戦会議室
宝石強盗A「道具の準備は整った。明日の夕方、宝石店を襲うぞ」
宝石強盗B「成功したら、大金持ち!」
宝石強盗C「ボスの教えに従えば、絶対に宝石が手に入る! 頑張ろうぜ!」
「おー!」

〇黒背景
ボス(・・・・・・明日は宝石店の通りが騒がしくなるだろうな)
ボス(ふふふ・・・・・・)

〇教室
キョウカ「これ、昨日の授業のノートな」
フタバ「わぁ、ありがとう!」
ハルミ「助かるよ!」
キョウカ「部活終わったら、これ見に行かねぇか?」
フタバ「宝石展示会!?」
ハルミ「展示品の宝石の金額、とても高い!」
キョウカ「この近くだから、今行かないと損するだろ?」
フタバ「お小遣いでは買えないけど、見るだけなら・・・・・・」
ハルミ「放課後は宝石店に立ち寄る。決まりだね」
フタバ(高価な宝石。間近で見るの楽しみだな)

〇図書館

〇繁華な通り
フタバ「展示会楽しみだね」
キョウカ「店には多くの客が来てるだろうな」
ハルミ「早く見たい!」
フタバ「誰かの悲鳴!?」
キョウカ「何か割れる音もしなかったか!?」
ハルミ「宝石店のある通りから聞こえたよ!」
フタバ(嫌な予感がする・・・・・・。でも・・・・・・!)
フタバ「行ってみよう!」
キョウカ「あ、おい待てって!」

〇宝石店
宝石強盗A「はっはっはっ!」
宝石店従業員A「ショーケースが! 展示品が!」
宝石店従業員B「ううっ・・・・・・」
宝石店従業員C「展示会に来られたお客様の避難完了しました」
宝石店従業員C「こうなってしまった以上、これを使うしかありませんね」
宝石店従業員B「さすまた・・・・・・!」
宝石店従業員A「危険ですよ!」
宝石店従業員C「危険でも、守らなければいけないんですよ!」
宝石強盗A「おっと!」
宝石店従業員C「出ていきなさい!」
宝石強盗B「何なんだこいつ・・・・・・!」

〇繁華街の大通り
キョウカ「あいつらが店のショーケースを割ったのか!」
キョウカ「何て事しやがる・・・・・・」
宝石強盗A「逃走用のバイクが!」
宝石強盗B「どうする? どうする?」
宝石強盗C「逃げろー!」
宝石店従業員C「はぁ・・・・・・。はぁ・・・・・・」
フタバ「このままだと犯人が逃げてしまう!」
ハルミ「ハルミ達で捕まえよう!」
キョウカ「捕まえるってどうやって?」
  キョウカ、聞こえるかい?
キョウカ「だ、誰だ!?」
フタバ「赤い光・・・・・・! もしかして!」
フタバ「やっぱり!」
キョウカ「ブローチ? おい、フタバ。何か知ってるのか?」
フタバ「あのブローチは魔法の力があって、魔法少女に変身出来るんだよ」
キョウカ「魔法少女って・・・・・・」
ハルミ「ハルミの前にも、それと同じの現れたんだよ」
キョウカ「理由が分からん・・・・・・」
  キョウカ、今の強盗を見て何を思った?
キョウカ「そりゃ、許せる訳ないだろ」
  そうだね。その気持ちがあれば能力を使いこなせるはずさ
  放電の能力を・・・・・・
フタバ「キョウカちゃんお願い! あたし達に力を貸して!」
ハルミ「お願い! あのブローチに手を伸ばして!」
キョウカ「・・・・・・後で説明してもらうからな」
キョウカ「・・・・・・・・・・・・!」

〇水玉2
エンゼルシープ「心を照らす光! エンゼルシープ!」

〇新緑
チューリップチック「体を癒やす風! チューリップチック!」

〇雷
デビルヴァイパー「心に響く雷! デビルヴァイパー!」

〇繁華街の大通り
デビルヴァイパー「本当に変身してる・・・・・・!」
デビルヴァイパー「これが私の・・・・・・。デビルヴァイパーの姿・・・・・・」
エンゼルシープ「チューリップチック! 風を起こして!」
デビルヴァイパー「何する気だ!?」
エンゼルシープ「風を使って飛ぶの! チューリップチックも! デビルヴァイパーも!」
デビルヴァイパー「本当に飛べるのか!?」
エンゼルシープ「大丈夫!」
チューリップチック「エンゼルシープ! デビルヴァイパー! 行くよ!」
デビルヴァイパー(空を・・・・・・飛べてる!)
宝石店従業員C「女の子達が空を飛んだ・・・・・・!?」

〇空
デビルヴァイパー(これなら逃げ出した3人には追いつけるが・・・・・・)
デビルヴァイパー(今の姿で何が出来るんだ? さっき放電とか言ってた気が・・・・・・)
  呪詛の稲妻(カースサンダーボルト)
デビルヴァイパー「さっきの声!」
  そう唱えれば雷が出せる
デビルヴァイパー「やるしかねぇか・・・・・・!」

〇おしゃれな住宅街
宝石強盗A「ここまで来れば・・・・・・!」
「誰だ!」
デビルヴァイパー「デビルヴァイパー。お前達を地獄に落としに来た!」
デビルヴァイパー「呪詛の稲妻(カースサンダーボルト)!!」
「うわあ!!」
エンゼルシープ「デビルヴァイパー! 後はあたしに任せて!」
エンゼルシープ「祝福の光芒(ホーリーライト)!!」
「うわあああああああああ」

〇雲の上
宝石強盗A「お金が欲しくてネットを検索していたら、バイトがあるって知って応募してしまった・・・・・・」
宝石強盗B「強盗なら上手くいくと思ったのに・・・・・・」
宝石強盗C「さすまたを振り回されたり、不思議な女の子の攻撃を受けたり・・・・・・」
「闇バイトなんて、もう懲り懲りだぁ・・・・・・」

〇おしゃれな住宅街
タダシ(覆面の男達を倒したのか、あの女の子達が・・・・・・?)
タダシ(一体何者なんだ・・・・・・)

次のエピソード:ブローチの声の正体 〜魔法少女を狙う3悪人〜

コメント

  • やはり独特の世界観で面白いですね‼
    イラストがより可愛くなってます。
    日常ほのぼの系もいけそうな絵の感じです。ピーターさんだけの、唯一無二の世界が描けそうだなと思いました‼

  • デビルヴァイパー、キョウカ!
    あくまでも、ルール(法律)違反は罰するという事ですね!
    闇バイトは若者達の未来を無くす、悪質な犯罪だと思います。
    ボスという人物は逃げて、きっと再び闇バイトを若者に募集かけ続けるんだと思うとゾッとしますし、憤りを感じます。
    たとえ黒幕が捕まったとしても通常は反省しないのが悪党。
    魔法少女達がどのようにボスを成敗するのか続きが気になります!
    最後のタダシも気になります!

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