叫んじゃうほど愛おしい

無知の無知

おまけ⑧ エピソード色々(脚本)

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〇ゲームセンター
  うまく、いかないなぁ・・・
東条 風(とうじょう ふう)「よし、今度こそっ!」
東条 風(とうじょう ふう)「やったー! 取れたー!!」
西條 園(さいじょう その)「お、おめでとう・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「・・・・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「お金、かけ過ぎだよねぇ・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「このカステラ、普通に買ったら400円とかだからね・・・。それに2500円・・・」
西條 園(さいじょう その)「ま、まぁまぁ、取れなかったわけじゃないし! ほら、カステラは二人で食べれるし、ねっ!!」
西條 園(さいじょう その)「ほら、他のも見よ!」
東条 風(とうじょう ふう)「うん・・・」
西條 園(さいじょう その)「こういうフィギュアって、取るの難しそうだよねぇ・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「これは、3000円はかかると見た」
西條 園(さいじょう その)「風、一回やってみてよ! お金は、私が出すから!!」
東条 風(とうじょう ふう)「う、うん。じゃあ、一回だけ・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「うわっ、一発で取れちゃった!!」
西條 園(さいじょう その)「風、すごいっ!!」
西條 園(さいじょう その)「でも、ごめんね。私、これいらないかも・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「わ、私も別に・・・。 うまく、いかないなぁ・・・」

〇ラーメン屋のカウンター
  布教
南沢 香(みなみさわ かおり) 「美味しかったー! ここのお店のラーメン、好き!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「私、ラーメンはあんまりだけど、ここのラーメンはリピしちゃうかも!」
北原 そら(きたはら そら)「そうじゃろうそうじゃろう、ここのラーメンはピカイチなのじゃ」
北原 そら(きたはら そら)「しかし、もっと凄いリアクションを期待していたのだがな、叫ぶようなリアクション・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「いや、流石にそんなリアクションしないって・・・」
西條 園(さいじょう その)「いただきまーす!」
西條 園(さいじょう その)「う、うまぁぁぁぁああああ!!!!!!!! すごぉぉぉぉおおおお!!!!」
西條 園(さいじょう その)「・・・あ、ごめん。つい、勢いで」
北原 そら(きたはら そら)「お主は、ついに風以外でも叫ぶようになったのか」
西條 園(さいじょう その)「でも、本当に美味しい~♡ 狂っちゃう~♡」
北原 そら(きたはら そら)「そうじゃろうそうじゃろう、ここのラーメンは天下一なのじゃ」
北原 そら(きたはら そら)「しかし、もっと凄いリアクションを期待していたのだがな、後ろにひっくり返るようなリアクション・・・」
西條 園(さいじょう その)「いやぁ、流石に私でもそんなリアクションしないって。・・・それに近いリアクションしちゃったけど」
東条 風(とうじょう ふう)「うわぁぁぁぁああああ!!!!!!!! な、なんじゃこりゃぁぁぁぁああああ!!!!!!!!」
北原 そら(きたはら そら)「だ、大丈夫か、椅子から転がり落ちたが・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「ご、ごめん。あまりにも美味しくて・・・」
北原 そら(きたはら そら)(このお店に、風と二人で来ることはもう、無いな・・・)

〇女性の部屋
  良い子は早く寝ましょう
北原 そら(きたはら そら)「いやー、一泊二食が無料とは、友人とは素晴らしいものだ!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「現金なやつぅ・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「じゃあ、次は私がそらの家に泊めてもらうからね!」
北原 そら(きたはら そら)「え、金は取るぞ?」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「今日で、友達やめようかな」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「じゃあ、この後は何して遊ぶ? まだ8時だし、ゆっくり遊べるよ」
北原 そら(きたはら そら)「来たな、ちゃんと用意してきたぜ」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「いいね! ゲームはあんまりやらないから、新鮮っ!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「あ、でも寝る前のゲームは良くないからねっ!! ゲームは一日、一時間!!」
北原 そら(きたはら そら)(今からやろうとしているステージ、1時間半かかるんだよな・・・)
南沢 香(みなみさわ かおり) 「やったー! 勝ったー!!」
北原 そら(きたはら そら)「くそ、この借りは必ず・・・」
北原 そら(きたはら そら)「あぁ、もう一時間経ったのか」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「・・・・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「・・・もう?」
北原 そら(きたはら そら)「もう」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「・・・・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「ね、寝よっかぁ・・・」
北原 そら(きたはら そら)「な、泣くぐらいなら少し延長すればいいではないかっ!!」

〇おしゃれなリビングダイニング
  告白は、帰るまでが告白です
園パパ「園、遅いなぁ。大丈夫かな・・・」
園ママ「まったく、連絡ぐらい入れてくれればいいのに・・・」
西條 園(さいじょう その)「ご、ごめんなさい・・・。遅くなっちゃった・・・」
園パパ「こら、園っ!! 母さんを心配させて・・・」
西條 園(さいじょう その)「ごめんなさい・・・」
園ママ「パパ、私のために怒ってくれてありがと。でも、園の話も聞かないと」
園パパ「そうだな・・・」
園ママ「園、こんな時間まで何してたの?」
西條 園(さいじょう その)「じ、実は、その・・・」
西條 園(さいじょう その)「風に、告白して・・・」
園ママ「え、そうだったの!?」
園ママ「告白は、うまくいった?」
西條 園(さいじょう その)「う、うん///」
園ママ「そっか! じゃあ遅くなっても仕方ないねっ!!」
西條 園(さいじょう その)「ママ、ありがとっ!!」
園パパ「ママ、園、仕方なくないからなっ!! 遅くなって良いわけじゃないからなっ!!」
西條 園(さいじょう その)「ごめんなさい・・・」
園ママ「・・・ごめんなさい」

〇古いアパートの部屋
東条 風(とうじょう ふう)「た、ただい・・・」
風の母「あんたは何時だと思ってんのっ!! なんで連絡入れないのっ!!!!」
風の母「明日のご飯、抜きにするよっ!!!!」
東条 風(とうじょう ふう)「うわーん、ごめんなさーい・・・」
風の母「まったく・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「うぅ、ぐすぐす・・・」
風弟「姉貴、勘弁してくれよ、俺までとばっちり受けるんだからさぁ・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「ごめぇん・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「いやー、でも園に言いたいこと言えたから、結果オーライかなぁって」
東条 風(とうじょう ふう)「楽しかったーっ!!」
風弟「反省してねぇなぁっ!!」

〇更衣室
  来たれっ、新入部員!!
東条 風(とうじょう ふう)「うわぁ、今日から先輩、緊張するぅ」
南沢 香(みなみさわ かおり)「わかる、すっごく不安・・・」
高ノ宮 百合(たかのみや ゆり)「風ちゃん、香ちゃん、緊張してるの? まったく、先輩として情けないわね」
夏海 涼花(なつみ すずか)「そうだそうだ、情けないぞ~」
高ノ宮 百合(たかのみや ゆり)「でも、任せなさいっ! 今日から部長の私がここに居るんだから、困ったときは頼りなさいっ!!」
夏海 涼花(なつみ すずか)「頼れ頼れ~」
南沢 香(みなみさわ かおり)「百合先輩、前はあんなに緊張していたのにっ!!」
東条 風(とうじょう ふう)「先輩、すっごく頼もしいなぁ」
  「「「失礼しますっ!!」」」
世界大会常連の姫島さん「どうもーっす! テニスがやりたくて来ました、姫島ですっ!!」
底の見えないダークホースな百目鬼さん「み、未経験ですが、出来る限りの事をしますっ!! 百目鬼ですっ!!」
北の果てから来た革命児なライネさん「ラ、ライネ、です。先輩方、か、カワイイ///」
南沢 香(みなみさわ かおり)「あ、こ、こんにちわ! 私が二年生の南沢、香って言います!」
東条 風(とうじょう ふう)「同じく、二年の、東条、風です!!」
東条 風(とうじょう ふう)「で、こ、こちらが・・・」
高ノ宮 百合(たかのみや ゆり)「あ、ぶ、ぶっちょ! の、え、れろぅぉぇ・・・た、たか、たかっ! たかっ!! み、みみゆるるる、ぉぇぇ・・・」
夏海 涼花(なつみ すずか)「すずかでーす! わかんないことは、そこの二人に聞いちゃって~!」
東条 風(とうじょう ふう)「せ、先輩方っ!?」
南沢 香(みなみさわ かおり)(な、情けない・・・)

〇女性の部屋
  報告会っ!!
南沢 香(みなみさわ かおり) 「風、園、久々~!」
北原 そら(きたはら そら)「新学期が始まってから、一か月か。早いな」
西條 園(さいじょう その)「そら、香ちゃん、久しぶりっ!!」
東条 風(とうじょう ふう)「一か月も経ったんだ、あっという間だね」
西條 園(さいじょう その)「そらと香ちゃんは、新しいクラス、どう?」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「私は、すぐに馴染めるか不安だったけど・・・」

〇学校の廊下
  香「同じクラスだったひろっち・・・、廣瀬さんと一緒のクラスになってさ。話してみると意外と趣味が同じで!」
  園「ひろちゃん、すっごく優しいもんね!」
  香「そらは? そらも、クラスに馴染んでいる感じしたけど!」
  そら「まぁ、私は・・・」

〇まっすぐの廊下
  そら「なぜか、ドッジボール男に囲まれていてだな」
  風「え、そら、モテモテじゃん!!」
  そら「これを、モテモテと言うのか・・・?」
  香「それでそれで、お待ちかねの風と園は?」

〇女性の部屋
西條 園(さいじょう その)「実は、私達・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「ちょっと困ってて・・・」

〇教室
東条 風(とうじょう ふう)「お、おはよ~・・・」
長沼 美沙(ながぬま みさ)「風ちゃん、来たっ! ほら、園ちゃん、写真、写真チャーンスっ!!」
モブ子1「み、美沙ちゃん、程々に・・・」
西條 園(さいじょう その)「あぅぅ・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「写真、毎日撮ってない・・・?」

〇女性の部屋
東条 風(とうじょう ふう)「クラスで、変な目で見られちゃってさぁ・・・」
西條 園(さいじょう その)「思ったよりも二人でいられなくて・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「あ~、美沙、強いねぇ・・・」
北原 そら(きたはら そら)「予想もしなかった叫び声封じ」

〇ファンシーな部屋
  憧れのお泊り会っ!!
西條 園(さいじょう その)「風、今日は家に来てくれてありがとっ!」
西條 園(さいじょう その)「ごめんね、部活の忙しい日に呼んじゃって」
東条 風(とうじょう ふう)「ううん、全然!」
東条 風(とうじょう ふう)「むしろ、今日だけでも予定が合って良かったよ」
西條 園(さいじょう その)「ねぇ。私が塾を始めちゃったせいで、全然予定が合わなくなって・・・」
西條 園(さいじょう その)「二年生のうちに受験勉強を全部終わらせて、三年生は風といっぱい遊ぶっ!!」
東条 風(とうじょう ふう)(三年生は私が死んでるんじゃないかぁ・・・)
東条 風(とうじょう ふう)「それにしても、園のお父さんとお母さん、凄く綺麗でビックリしたぁ」
西條 園(さいじょう その)「そうなんだぁ。一緒に過ごしていると、あんまり感じないなぁ」
西條 園(さいじょう その)「風のママも、元気いっぱいで優しくて、憧れちゃうよ!」
東条 風(とうじょう ふう)「いやぁ、アレはめんどくさいよ。あんなグチグチ怒鳴りおばば」
西條 園(さいじょう その)「風、ほどほどにしてね・・・」
西條 園(さいじょう その)「じゃあ、風。夜も長いし、いっぱいお喋りしようね!」
東条 風(とうじょう ふう)「う、うん・・・」
東条 風(とうじょう ふう)(そ、園と一緒の夜、ドキドキする///)
西條 園(さいじょう その)(た、楽しみ///)

〇ファンシーな部屋
西條 園(さいじょう その)「・・・・・・」
西條 園(さいじょう その)「ねぇ、風、寝た・・・?」
東条 風(とうじょう ふう)「んん・・・・・・」
西條 園(さいじょう その)「・・・・・・」
西條 園(さいじょう その)「ね、寝ちゃってるっ!!」
  終わっちゃった

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