最終話 エピローグ ヒーローのその後(脚本)
〇通学路
さや「ゆ、ユウジ!?」
広尾ユウジ「いてぇ!!」
広尾ユウジ「なんで殴るんだよ・・・・・・」
さや「ご、ごめん」
さや「ちょっと、ビックリして・・・・・・」
広尾ユウジ「でも、よかったよ」
広尾ユウジ「目が覚めて」
さや「あれ!?私、なんでこんなとこに」
広尾ユウジ「さや」
広尾ユウジ「返したいモノがある」
さや「え!?これって・・・・・・」
〇入り組んだ路地裏
さや「お腹すいてるんでしょ!?」
さや「これ、食べて」
〇通学路
広尾ユウジ「すごくおいしかった」
さや「でもこれって、あの”怪人”にあげたはず」
さや「なんで、あんたが・・・・・・」
広尾ユウジ「あと、最後に」
広尾ユウジ「返事だけしておこうと思って」
さや「返事!?」
広尾ユウジ「僕も、さやのこと好きだったよ」
さや「え!?」
さや「きゅ、急にどうしたの!?」
広尾ユウジ「いや、たぶん今日が最後になるから」
さや「最後ってどういうこと!?」
さや「ちゃんと説明を・・・・・・」
広尾ユウジ「・・・・・・ごめん」
広尾ユウジ「あんま、ドーナツ食べ過ぎるなよ」
広尾ユウジ「太るぞ」
さや「はぁ!?」
さや「失礼ね」
〇外国の田舎町
遠い異国の地
怪獣「シャ──」
子ども「help me!!!!」
怪獣「ギョエ!?」
怪人(ユウジ)「きみ、大丈夫!?」
子ども「thank you」
怪人(ユウジ)「殺しはしない」
怪人(ユウジ)「でも、君を倒す」
広尾ユウジは戦う
”最弱”のヒーローとして