読切(脚本)
〇殺風景な部屋
縺�§繧√i繧後▲縺「やぁ、こんにちは皆さん」
縺�§繧√i繧後▲縺「おっと、そろそろこの姿では失礼だね」
袋田 ケイタ「では、改めて」
袋田 ケイタ「今回はタップに協力してくれてありがとう!」
袋田 ケイタ「みんなのお陰で、この結末を迎えることが出来たよ」
袋田 ケイタ「──え?アイツはどうなった? てか作品ごと消えた・・・って?」
袋田 ケイタ「あははっ!何を言ってるんだ」
袋田 ケイタ「【君が】消したんだろう」
袋田 ケイタ「最初から何度も言ったじゃないか」
〇黒
【3日以内に3000タップされたら
お前はここから消える】
お前は【ここ】から消える
〇殺風景な部屋
袋田 ケイタ「消したんだ、君たちの意思で」
袋田 ケイタ「アイツを【ここ】から」
袋田 ケイタ「──ん?なるほど そもそも何でこんなことしてるのかって?」
袋田 ケイタ「気になるのも当たり前だ。 協力してくれた仲間だ。もちろん教えるよ」
〇大きな木のある校舎
アイツと俺は学生時代の同級生だった
袋田 ケイタ「うわぁっ!!!!!!」
秋葉 遠「アハハっ!デカい図体して情けねー」
袋田 ケイタ「危ないだろやめろよ・・・」
秋葉 遠「は?ただのお遊びじゃん 何マジになってんの」
秋葉 遠「それとも本格的にボコボコにされてーの?」
袋田 ケイタ「・・・くっ」
俺は、コイツに虐められていた
理由は確か「背が自分よりも高かったから」
とか、そんな馬鹿げた理由
卒業まで、こんな日が続いた
〇教室
毎日
〇学校の昇降口
毎日
〇グラウンドの隅
マイニチ
〇黒
毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
毎日毎日毎日毎日
〇殺風景な部屋
袋田 ケイタ「・・・許せなかった。俺の人生をボロボロにしたアイツが」
袋田 ケイタ「だから、アイツへの復讐で君達への協力を仰いだ」
袋田 ケイタ「──おや?その様子じゃ、俺からの信号には気付いていなかったかな?」
袋田 ケイタ「最後の作者コメント」
袋田 ケイタ「あれは【モールス信号】だったんだ」
〇黒
・-・・ --- -・・・ ・- --・-・ ・・ -・・・- ---- -・ ・・
『かれはいじめっこだ』
〇殺風景な部屋
袋田 ケイタ「あれは沢山タップを稼いでいてくれた 人にしか辿り着けないようにした」
袋田 ケイタ「途中でタップを辞めたのは、 アイツの仲間かも知れないからね」
袋田 ケイタ「まぁ、仮にあれが読めなかったとしても 君たちも、薄々気付いていただろう」
袋田 ケイタ「アイツの傲慢な態度の数々に」
袋田 ケイタ「すぐに居なくなったらつまらない。 だから治療と苦痛を交互に与えた」
袋田 ケイタ「もしも3000タップ行かなかったら、 アイツの言葉通り俺はボコボコにされていた」
袋田 ケイタ「君たちは俺の救世主だ」
袋田 ケイタ「本当にありがとう」
袋田 ケイタ「──なに、気に病むことはない」
袋田 ケイタ「アイツの言った通り【お遊び】なんだから」
袋田 ケイタ「──あぁ!それじゃあ、またいつか機会があったら会おう」
──???
〇白
〇黒
── 一件の録画記録があります
〇殺風景な部屋
秋葉 遠「──は???」
秋葉 遠「──3000タップいった・・・?」
秋葉 遠「・・・嘘だろ?なぁ? まだ3時間も前だぜ?」
秋葉 遠「お前ら、そんなに俺を消したいのかよ」
秋葉 遠「今までツルんだ奴らの誰かか?」
秋葉 遠「なら俺は無実だ!!!!!! 何もしてないっ!!!!!!あんなの遊びだ!!!!!」
秋葉 遠「おい、なぁ、冗談だろ?」
秋葉 遠「・・・おい、なんだこれ・・・」
秋葉 遠「なんなんだよなぁコレ! どんどん目の前が暗く」
秋葉 遠「──クソっ!!!!!!」
秋葉 遠「絶対に許さねぇ・・・」
秋葉 遠「覚えてろ!お前らは」
秋葉 遠「──────────ってことをな」
〇黒
覚えてろ!!お前らは
れっきとした加害者だってことをな
〇黒
2月6日23時現在の総タップ数
【4064】タップ
締切の3時間前から
3000タップを越えていた。
加害者かぁ…たしかに加害者と被害者って紙一重なところはありますよね。
タップノベルならではのおもしろい企画ですね。
読んでておもしろかったです!
すごい作り込み、設定ですね。ドキドキしました。どうやったらこんな作品を作れるのか。タップしてよかったです…でいいのかな??
挑戦的なりるかさんが、次はどんな仕掛けを用意してくれるのかとワクワクしています。次の作品を楽しみにしています!