OverStory

みかんアルベ

ピンチ!騒がしい!(脚本)

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〇林道
ルヴィア「鳥さん、どうしたの?」
ルヴィア「うーん、分からないわ」
フリーディ「逃ゲロ」
ルヴィア「え?」
フリーディ「くっ!」
ルヴィア「鳥さん!しっかりして!!」
ラザリナ「あら、狙いが外れたわね・・・次ぎはアナタよ」
ルヴィア「貴女は・・・」
ルヴィア(どうしよう・・・父様達がいない・・・どうしたらいいの・・・)
ルヴィア(怖い・・・動けない)
ヴェルア「その娘にはまだ死なれては困るのだが・・・」
ルヴィア「ヴェルアさん!」
ラザリナ「兄妹して邪魔するのね。いいわ、アナタから殺してズタズタにして・・・あの女に渡してあげる」
ラザリナ「ふふふ、大切なお兄さんが殺されたらどんな顔するかしらね・・・」
ヴェルア「手足が凍ってどうやって殺すのか・・・安心しろ、お前は妹の居場所を知ってるようだ、居場所を教えるなら命までは奪わない」
ラザリナ「な・・・いつの間に!?」
ヴェルア「ルシェナの居場所を言え」
ラザリナ「そうね、その女を渡すなら教えてあげるわ」
ヴェルア「貴様に選択肢はない。早く答えないと・・・手足を砕く」
ラザリナ「怖いわねぇ・・・大切にしてるのね、あの女を・・・残念ね、居場所はわからないわ」
ラザリナ「いつも邪魔しには来るけど・・・その鳥なら分かるじゃないかしら?もう死ぬかもしれないけど・・・」
ヴェルア「・・・二度と来るなら、次はどうするか分からない」
ラザリナ「ふふふ・・・いい顔ね・・・壊したい・・・でも、今は我慢してあげる。次会う時までもっと憎しみを抱いて」
ヴェルア「フリーディ、まだ意識はあるな・・・今治療する」
フリーディ「助カッタ・・・鬼狐ハ大丈夫カ?」
ルヴィア「大丈夫よ・・・怖くて何も出来なかった・・・」
ヴェルア「・・・心配するな、暫くは姿を見せないと思うが・・・あまり一人で居ない方が良い」
ルヴィア「私・・・怖い・・・どうして命を狙われるの・・・?私が鬼狐だから?父様みたいに強くないから?私・・・」
ヴェルア「・・・落ち着いてくれ。理由がわからないが・・・なるべく俺も傍にいよう、そうすれば狙われないはずだ」
ルヴィア「ありがとう・・・でも、ミルアさんいるから・・・」
ヴェルア「彼女は別だ・・・ルヴァンには妹の事聞きたかったんだ・・・前に会ったなら居場所が分かるかと・・・」
ルヴィア「わからない・・・私を好きじゃないと言ったの・・・」
ヴェルア「そうか・・・とりあえず里へ行こう。ルミアとロミアに会ったら気が晴れるだろ」
ルヴィア「うん」

〇先住民の村
ミルア「ヴェルア、ルヴィア、こんにちは」
ロミア「ルヴィア、今日プリン味の饅頭発売みたいだから買いに行こう」
ルヴィア「わあ、行きたい!プリンなら絶対美味しいわ!」
ロミア「行こう」
ミルア「・・・何かあったようね。あんまり無茶しちゃダメよ」
ヴェルア「すまない、君に迷惑をかけてしまって・・・」
ミルア「何言ってるのよ、恋人なんだから力になるに決まってるわ。私はあなたの力になりたい」
ヴェルア「ミルア・・・ありがとう。ダメだな・・・君に弱みばかり見せて・・・」
ミルア「あら、私からしたら嬉しいわよ。頼りにされてる・・・そう思えるから」
ミルア「そういえばヴォルズが湖が凍って困っていたから後で直してあげて」
ヴェルア「まだとけてないのか・・・そのうち戻るはずだ」
ミルア「あらあら・・・」

〇睡蓮の花園
ヴォルズ「まだ凍っている・・・これでは泳げん・・・」
スミレ「何で凍ってるのよ!溶けなさい、ヴォルズ様が泳げないじゃないの!!」
オーディン「暴力振るっても溶けないと思いますが・・・試しに温めてみようか・・・」
スミレ「は?馬鹿なの!お湯なんかいれたらヴォルズ様火傷するでしょう!ちょっとは考えなさいよ、馬鹿オデン」
オーディン「オーディンです・・・とりあえず炙りますか」
ヴォルズ「スミレ、離れた方が良い」
スミレ「え・・・きゃあー!ヴォルズ様に抱き締めれて・・・嬉しいっ!」
オーディン「地獄炎【デスファイアー】」
オーディン「・・・溶けないとは・・・しかし、周りの草木が燃えましたね」
ヴォルズ「火事になる!!消火しなければ」
ヴォルズ「危なかった・・・消せたが・・・」
オーディン「私とした事がヴォルズを危険な目に・・・死んで詫びます・・・!」
ヴォルズ「や、死ぬな!!ありがとう、オーディンのおかげで少し溶けたようだ」
オーディン「ヴォルズ様は寛大・・・私にチャンスを与えてくださるとは・・・流石世界を手にする龍神様」
スミレ「寛大でイケメンで強いとか完璧・・・」
ヴォルズ「あのー・・・とりあえず、ルヴィアが帰ってきたら驚くから片付けよう」
スミレ「はい、オーディン・・・お昼は何かしら?」
オーディン「フレンチトーストを考えてたけど・・・多分ルヴィア様は食べないからサンドイッチにしよう」
スミレ「いいわね、私も作ろうかしら」
ヴォルズ「コイツらしっかりしてるんだがふざけてるのか・・・」
  騒がしい日々は彼にとっては幸せな時。
  変わらなくていい・・・そう思うのだ

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