灰色の狩り人

グリモン

エピソード3(脚本)

灰色の狩り人

グリモン

今すぐ読む

灰色の狩り人
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇荒廃したショッピングモールの中
芽能「中に入りましたけど、なんか不気味ですね」
冴木「本当だね、本来なら人がたくさんいるはずの場所に誰もいないなんて」
冴木「だけどこんなところで怯えていたらラフレシアを倒すことはできない、もっと奥に行くよ」
芽能「はい」
冴木「なんか臭い」
芽能「本当ですね、一体どこから?」
冴木「この下から臭いがしている、たぶんこの下にラフレシアがいると思う、行くよ」
芽能「いよいよですね、行きましょう」

〇荒廃したショッピングモール
冴木「雅気さんからもらったデータによると、ここがラフレシアの住みかのはず」
芽能「本当ですか?見た感じヴァンパイアどころか生き物すら見当たらないんですが」
冴木「ヴァンパイアがすぐに見つかるような場所にいると思う?たぶんだけどこの中にいるはず、中に入るよ」
芽能「はい」

〇荒廃したデパ地下
冴木「やっぱりここから臭いがしていたのか」
芽能「冴木さん後ろ!」
ラフレシア「君誰?何でここにいるの?」
冴木(しまった完全に油断した!)
ラフレシア「まぁ誰でもいっか。獲物を探す手間が省けたし」
ラフレシア「いっただきま~す」
芽能「冴木さんから離れろ!さもないと撃つぞ」
ラフレシア「君うるさいな、そんなにうるさいなら眠っててよ」
芽能「うっ!こんなときに眠気が・・・・・・」
冴木「芽能ちゃん起きてよ!ねぇ敵の前で寝ちゃうなんてダメだよ」
ラフレシア「やっと静かになった」
冴木「芽能ちゃんに一体何をしたの!」
ラフレシア「何をしたって、ただうるさかったから眠ってもらっただけだよ。これで気兼ね無く君の血を吸うことができる」
冴木「お前のような奴に吸わせる血なんて私は持ってない。これでも喰らえ!」
ラフレシア「うっ!なかなかやるね」
ラフレシア「だがこんな攻撃で私に勝てると思ったら大間違いだ!」
ラフレシア「これでも喰らえ!」
冴木「うっ!一体何をした?」
ラフレシア「君の体に私の花の種を埋め込んだ、あと10分もすれば花は開花して君は私の良いなりになり自ら血を捧げるだろう」
冴木「お前を倒すのに10分もかからない。ここがお前の死に場所だ」
ラフレシア「ここが死に場所?そんなわけない。君は私に勝てない、今まで何人ものヴァンパイアハンターを相手にしたが誰一人私に勝てなかった」
ラフレシア「君と私には圧倒的な能力の差がある。おとなしく私に血を捧げたほうが苦しい思いをせずに済むよ」
冴木「私はお前のような奴に屈するつもりはない」
冴木「はぁぁ!」
ラフレシア(無駄なことを・・・・・・やっぱり人間は理解できない)
ラフレシア「これでおしまい」
冴木「ぐはぁ!」
ラフレシア「まったく手こずらせやがって、けどこれで安心して血を吸・・・・・・」
ラフレシア「うっ!」
芽能「油断しましたね」
ラフレシア「なぜ起きている?お前は私が眠らせたはず」
芽能「そんなのは今関係無い」
ラフレシア「くそっ!ならばお前もこの女のように・・・・・・あれ?あの女はどこに行った?」
冴木「お前の後ろだ!」
ラフレシア「ぐはぁ!」
ラフレシア「なぜだ!400年も生きた私がこんな小娘二人に負けるなんてあり得ない!あり得ない、あり得ない、あり得・・・・・・」
芽能「うるさい」
ラフレシア「うっ!」
芽能「冴木さん終わりましたね」
冴木「芽能ちゃんありがとう、芽能ちゃんのお陰でラフレシアを倒せたよ」
芽能「そんなこと言われたら照れちゃいますよ」
冴木「これがラフレシアの核か、いつものヴァンパイアの核と色が違う」
芽能「そうですね。まるでラフレシアの怨念がこもっているみたいな色をしてますね」
冴木「まあラフレシアを倒したし、早速本部に戻って雅気さんに核を届けに行こっか」
芽能「はい!」

次のエピソード:エピソード4

ページTOPへ