実話怪談かく語りき

会庫

女が(脚本)

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〇ライブハウスのステージ
あいこう「さて、ラストの話」

〇ゆるやかな坂道
「はあ、はあ、はあ・・・っ!!」

〇アパートの玄関前

〇シックな玄関
(見つかるな・・・見つかるな・・・)
「・・・いや、夢だ」
「これは、多分夢だ」
あいこう「起きよう!」

〇狭い畳部屋
あいこう「・・・あ」
あいこう「・・・」
「ほら、夢・・・」

〇黒

〇シックな玄関
(・・・えっ、 また寝た・・・?何で・・・)

〇部屋の前

〇一階の廊下
(何これ・・・ 視点がVRみたいな・・・)

〇学生の一人部屋
(子供部屋・・・!!)
(駄目だこれ・・・!! 絶対に何かヤバい!)

〇狭い畳部屋
  とにかく無理に起きれば
  柚子が居て安心する!

〇学生の一人部屋
「早く!!早く!! 目が覚めろ!!!」

〇狭い畳部屋
あいこう「・・・」
あいこう「おっ・・・」
あいこう「柚・・・」
あいこう「ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」

〇狭い畳部屋
  パッ

〇安アパートの台所
  パッ

〇狭い畳部屋
  パパッ
柚子「ん〜・・・?」
柚子「何電気付けまくってんの? 眩しい・・・」
あいこう「ごめん、寝てて」
あいこう「・・・」

〇モヤモヤ
(初めて・・・見た)
(いや夢だったのかも知れないけど)

〇学生の一人部屋
(・・・夢?本当に?)
  じゃあ、あれは?

〇ライブハウスのステージ
あいこう「ちなみにその日の朝気づいたんだけど」

〇安アパートの台所
あいこう「あっ!! ドア半開きだった!」

〇歌舞伎町
  その日の夜、柚子と飲んで帰り・・・

〇安アパートの台所
柚子「鍵閉めてなー」

〇黒
  閉めたつもりが・・・
  扉が少し空いた状態になっていた

〇ライブハウスのステージ
あいこう「なんかで見たけどさ、 霊って開いてる入り口から入るんだって」

〇安アパートの台所
「お邪魔しまーす!的に」

〇ライブハウスのステージ
あいこう「しかし、現実でも霊って髪ぐちゃぐちゃで うすら笑いしてるってテンプレなのな・・・」
ヤマト「あいこうの語り口調があんまり 怖くないんだよなぁ・・・」
瑠璃「ヤ、ヤマトくん!! 絶対玄関閉めてね!!」
ヤマト「あはは、瑠璃怖かった?」
瑠璃「隣の家でそんなんあったら怖いわ!! あいこうのバーカ!!」
あいこう「ま、俺自身夢か現実かわかんねーけど」
柚子「あいこう、同居解消しよう」
あいこう「やだね。一生付きまとってやる」
あいこう「お前は一生俺を悪夢から起こす 係なんだよ〜!!」
瑠璃「ルームシェア、 柚子くんと代わってあげたら?」
ヤマト「絶対やだ!」

〇ライブハウスのステージ
あいこう「と、いう訳で ご清聴ありがとうございました」
あいこう「お前らはなんか怖い話ある?」
ヤマト「あー俺あるかな」

〇墓石
くう「ね、ね。ヤマトくん 怖いから手握っていい・・・?」
みゆ「ウチ、やだよ〜! もう帰・・・」
みゆ「やだ!!非通知で!!」
「やだやだ!!ヤマトくん!! 怖いよ!!」

〇ライブハウスのステージ
ヤマト「あれは怖かったな・・・」
「・・・」
あいこう「霊より陽キャが一番憎いという 閉めでよろしいでしょうか」
「賛成です」
ヤマト「何でよ・・・」

コメント

  • あいつら、普通に開いてる所から来るんです……?(笑)
    壁をすり抜けてくるもんだと思ってました(笑)。
    戸締まり……そろそろ、ちゃんと閉めないと(閉めても)奴が入ってくる季節ですね……ゴキブ……😭

  • ええと、あの、恐ろしい前半部で……😱 ずっとゾワゾワとしていました…🥲 そこからの陽キャ憎し展開に心が癒されましたが…😇(←ただの陰キャの感想です)
    それと対照的な4人の会話パート、セリフの端々にキュン💕としてしまいます✨

    私自身のホラー耐性が低いため各話ともただただ怯えっぱなしでしたので、もう少し耐性レベルアップしてから再読してみようと思います✨

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