転生した先は侯爵令嬢だったみたいです!

桜川椿

カレン16歳エルナルド学園に入学ですわ!(脚本)

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〇綺麗な部屋
  『カレン16歳エルナルド学園に入学ですわ!』
  緩(ゆる)やかに(そうだと思い込みたい)時は過ぎ私とユリウスは16歳になった。
  私の容姿は、髪と瞳の色は変わりなく身長は152cmとかなり低いのになぜか胸が大きいと言うアンバランスな身体に成長しました
  いや・・・まだ成長期だから身長伸びるはず・・・。
  160cmは欲しいもの。
  だってこの世界ってみんな身長高めな感じですもの。
  私もきっと伸びるはずよ(ただそう思い込みたいだけ)
メル・アイリス「お嬢様明日から学園生活ですね」
  なんだか嬉しそうな顔をするメル
  全然嬉しくないわよ私は・・・。
カレン・アルベルト「ええ。色んな不安がありますけど頑張りますわ」
  この国は16歳になると「エルナルド学園」と言う王族、貴族が通う学園に入学するのだ。
  基本的には王族か貴族しか通えない学園だけど平民でも学園に通えるだけの財力があれば通える。
  けれど学園のほとんどが王族、貴族ばっかりなのである。
  だからもちろんのことユリウスも当たり前にいる・・・。
  学園がある日は毎回王族の超豪華な馬車でユリウスが送り迎えしてくれると言う私としては、あまり嬉しくない状況なのである。
  ちなみにユリウスに自分で行けるからと丁重にお断りしたが素敵な笑顔で一秒で却下されました・・・はい。
  今よりもユリウスと長い時間関わる事になると思うだけで憂鬱になりそうよ・・・。
  私は耐えられるのかしら?
  翌日の朝・・・。
  さぁ今日は学園の入学式。
  気合入れて行くわよ!ファイトよ私!!
  さて、そろそろ制服に着替えなきゃ。
  そして着替え終わった。
  ・・・。うん普通に可愛い。
メル・アイリス「お嬢様本当に制服がよくお似合いですわ。ユリウス様のお喜びになられる姿が目に浮かびますね」
  なぜにユリウスが出てくる?
カレン・アルベルト「ありがとうメル。でもユリウスの話はいらなくてよ」
メル・アイリス「ふふっ照れてるお嬢様も、すごくお可愛いです」
カレン・アルベルト「なっ!!照れてなんかないわよ私は」
  急になに言い出すのよ。
  それじゃあまるで私がユリウスのこと好きみたいじゃない。
  ・・・うん・・・それは確実にないわね。
  あんなユリウスみたいな腹黒王子は私のタイプではないし。
  誰か来たのかしら?
ユリウス・オーディン「カレン」
ユリウス・オーディン「カレンってば聞こえてる?」
  いつの間に来たのかしら?
  ユリウスは顔だけは超絶美形だから至近距離で見つめられると目のやり場に困るのよね・・・。
カレン・アルベルト「申し訳ございません。私全然気づいてなかったですわユリウス様」
ユリウス・オーディン(なっ!カレンはなんでそんなに可愛いんだ!!)
カレン・アルベルト「ユリウス?なにか仰いまして?」
ユリウス・オーディン「いや。なんでもないよ」
  ユリウスったらどうしたのかしら?
  すごく顔が赤いんだけど・・・。
カレン・アルベルト「ユリウス体調悪いのではなくて?」
ユリウス・オーディン「いや私は元気そのものだから気にしなくていい。だがカレンに心配されるのは嬉しいものだな」
  ユリウスはまたキラキラスマイルで言った。
カレン・アルベルト「そうですの?安心しましたわ」
  朝から無駄にキラキラスマイル撒き散らしすぎよユリウス・・・。
  私に心配されるのが、そんなに嬉しいのかしら?
  私にはよくわからないけど・・・。
ユリウス・オーディン「カレン制服すごく似合ってるな。想像したよりも綺麗だよ」
カレン・アルベルト「ありがとうございます。 ユリウスもよく似合ってますわ」
ユリウス・オーディン「ありがとうカレン嬉しいよ」
  また誰か来たみたいね!
リード・アイルトン「これはユリウス様おはようございます。 これから毎日お嬢様を送り迎えして頂けるとか。ユリウス様はお暇なのでしょうかね?」
ユリウス・オーディン「・・・。やあリードおはよう。 ただの執事だと言うのに君も相変わらずな態度な出迎えをありがとう」
ユリウス・オーディン「それに可愛い婚約者の送り迎えをしてなにが悪いのかな?」
  ・・・あのーお二人さん空気が凍ってますけど大丈夫ですかー?
  何でリードとユリウスは毎回会うと敵対心剥き出しなのか理解出来ないんだけど・・・。
リード・アイルトン「・・・お嬢様そろそろお時間ではないですか?」
  そして私は時計を見た。
  もうこんな時間!!
  急がないといけませんわね!
カレン・アルベルト「そうね。それではリードにメル行ってきますわ!」
メル・アイリス「いってらっしゃいませお嬢様」
リード・アイルトン「お嬢様お気をつけていってらっしゃいませ」

〇荷馬車の中
  そして私はユリウスにエスコートされ豪華な馬車に乗った・・・。
ユリウス・オーディン「カレン、リードはいつも通りだな」
カレン・アルベルト「そうね。なぜユリウスを毛嫌いするのかしらねリードは・・・」
ユリウス・オーディン(そんなのカレンのことが好きだからに決まってるじゃないか・・・!)

〇ヨーロッパの街並み
カレン・アルベルト「すごく素敵な街だわ。 人もたくさんいて賑わってる」
ユリウス・オーディン「うん。本当に良い街だね」

〇ファンタジーの学園
  馬車に揺られること20分・・・。
  学園に到着した!
  ユリウスにエスコートされ馬車から降りた瞬間
  きゃ~ユリウス様よ~~❤❤❤
  甲高い女子の声が響き渡った・・・。
  うん。やっぱりそうなりますわよね。
  ユリウス顔だけは破壊級の美形ですもの・・・。
  そして私はなんであんたがユリウス様にエスコートされてるのよ!
  ってな感じの瞳で周りの女子に睨まれていた・・・。
  そんな瞳で睨まれても困るんだけど。
  今のところ私がユリウスの婚約者だから隣りにいるのよ。仕方ないじゃない。
  なんなら、あなた方の誰でもいいから婚約者代わって下さると大喜びしてユリウスを差し出しますわよ私!
  カレン嬢だ。相変わらず可愛いな❤お近づきになりたい
  男子達がひそひそと呟いていたのを、まったく聞いていないカレンだった・・・。
  ユリウスにはバッチリ聞こえてたみたいです!
ユリウス・オーディン「ちっ!カレン私の前以外で笑わないでくれ」
  はい?いきなり怒ってユリウスったらどうしたのかしら?
カレン・アルベルト「ユリウスの前以外で笑わないなど無理でしてよ?おかしなこと言わないで下さいます?」
ユリウス・オーディン「っ!無防備すぎるカレンが怖い・・・」
カレン・アルベルト「え?」
ユリウス・オーディン「いや、なんでもないよ・・・」
  ユリウスったら、さっきからどうしたのかしら?
  何か変な物食べたり飲んだりしたのかしら?と違う方向に心配するカレンだった。
キャサリン・ストロング「カレンごきげんよう。ユリウス様もおはようございます。相変わらず仲がよろしくて微笑ましい限りですわ」

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