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みかんアルベ

変わらない日常(脚本)

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〇睡蓮の花園
スミレ「ヴォルズ様!私を置いて・・・ルヴィアと出掛けるなんて酷いです!」
ヴォルズ「昨日は二人で出掛けたかったからな・・・」
スミレ「もう・・・私はルヴィアのママですよ! ヴォルズ様の嫁です、妻を置いていくなんて・・・」
ヴォルズ「スミレ・・・言ってる意味がわからないのだか・・・」
スミレ「チューしてくれたから許してあげます」
ヴォルズ「そういうは好きな奴としたらどうだ」
スミレ「もー照れちゃって・・・ヴォルズ様可愛い」
オーディン「ああなっては何を言っても無駄です」
ヴォルズ「ふむ、スミレは時々おかしな発言をするからな・・・」
オーディン「ヴォルズ様の事になるとダメですからね。 まぁ・・・私も行きたかったですが・・・」
ヴォルズ「オーディン、今度皆でピクニックに行きたいとルヴィアが言っていてな」
オーディン「ピクニック・・・それならサンドイッチやおにぎり持って行きましょう」
スミレ「愛情たっぷりね! ルヴィアたら・・・家族との時間を大切にしてくれていい子ね」
オーディン「そういえば今日はルヴィア様を見掛けてませんね」
ヴォルズ「里にいる友人に会いにいくと言って出掛けたが・・・」
オーディン「一人で行かせて大丈夫なんですか?」
ヴォルズ「心配ない、私の使いに見とくように頼んである。 あまり監視しては可哀想ではあるが・・・」
オーディン「仕方ありません・・・ルヴィア様は狙われてますから・・・ルヴィア様が力を使えれば良いのですが・・・」
スミレ「狙う奴がクソなのよ。 ルヴィアは私達が守れば大丈夫・・・ホント可愛い子を狙うなんて悪趣味ね」
オーディン「まぁ・・・ルヴィア様の両親は・・・」
スミレ「ルヴィアには関係ないわ。あの子はあの子なんだからね」
オーディン「それはそうなんだが・・・」
ヴォルズ「まぁ、私達が言い合っても変わらない。 無事ならなんでも構わない」
スミレ「ヴォルズ様は優しいです。 私なら狙ってくる奴らを消しますよ!」
オーディン「消すよりも少しづつ苦しめて恐怖を植え付けた方が良いかと」
ヴォルズ「お前達は・・・」
スミレ「今夜は私が料理しますね」
ヴォルズ「や、今日は・・・オーディンに頼もう」
オーディン「お任せを。 スミレは・・・洗濯や掃除をしてくればいい」
スミレ「遠慮しなくていいですよ!」
  激マズ料理食べて腹壊したくねぇだよ
オーディン「家事を任せているから料理ぐらいは私にさせてほしい」
スミレ「オーディンの料理は美味しいからね。 ルヴィアも上手くなったわよね」
オーディン「ええ・・・教えればすぐできるから教えてて楽です」
ヴォルズ「大半はできるのだが・・・美術だけはダメだったようだ」
スミレ「ルヴィアの絵や彫刻は怖いです」
オーディン「教えては来たのですが・・・そればかりは・・・」
ヴォルズ「まぁ、問題あるまい」
ヴォルズ「お前達は自分の責務を果たすように」
スミレ「おうせのままに」
オーディン「主のご命は絶対」
ヴォルズ(こいつら・・・真面目なんだかふざけてんだが・・・)
ヴォルズ(だが、ルヴィアを守る為なら皆の力が必要だ)

〇先住民の村
ルヴィア「ロミアちゃん」
ロミア「ルヴィア、来てくれてありがとう」
ルヴィア「ロミアちゃんに会いたくて来ちゃった」
ロミア「私も会いたかった。 今日はヴォルズは一緒じゃないの?」
ルヴィア「一人で来たの。 何時までも父様に頼れないから一人で行けるようにないと」
ロミア「もっと甘えていいと思う。 ルヴィアは遠慮しない方がいい」
ルヴィア「そうしたいけど・・・父様は私のために何でもしてくれたから私も役に立ちたいわ」
ロミア「傍にいるが1番・・・ルヴィアは優しくて明るいから傍にいるだけで癒しだよ」
ルヴィア「ロミアちゃん、ありがとう。 ロミアちゃんと話せてよかった」
ロミア「ロミアもルヴィアと話せて楽しいからいつでも来て」
ルヴィア「うん、今度はお土産持ってくるね」
ルヴィア「昨日はね」
  こんな日常が続けばいいと思っていた

次のエピソード:刺客/忍び寄る異変

コメント

  • キャラクターが増えてきましたね‼
    大勢が彼女を守っているみたいです。温かい時間が流れそうですね。
    一方で、どんな因縁があるのか…
    続きが楽しみです‼

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