2.名前(脚本)
〇豪華な部屋
あかり「怪盗シャインこと、アカリちゃんだよぉ~!」
あかり「以上、主催者の自己紹介終わり!」
ユウ「・・・・・・」
ユウ「あ、私?」
あかり「そー!」
ユウ「ユウだよ」
ユウ「まぁ、何かよろしく」
あかり「ユーちゃぁぁーん!」
ユウ「ちゃん付け、絶対されたことない」
あかり「ほい、次は男子」
しょう「ショウだ」
しょう「自己紹介出来るほどの事を覚えてないけど」
しょう「仲良くしような」
あかり「ショーく~ん!」
あかり「最後に、人見知りちゃん!」
ユメ「えっと、ユメ....です」
ユメ「あの、、、はい」
あかり「ユメちゃぁぁぁーーーん!!!」
あかり「ではでは、自己紹介終わりまして、 関係性推理に戻りますか!」
・ライバル ・親友 ・妹 :お兄ちゃん
・知り合い ・家族 :恋人 ・幼馴染み
・他人 ・好き ・普通 ・苦手
あかり「で、推理要素だけど 恋人⇔好き 兄⇔妹 しかないよね?」
ユウ「あとは、苦手も手がかりになりそうだけど」
あかり「ので、私に提案がある」
ユウ「へぇ、聞こうかな」
あかり「全員取りあえずショーくんに、 抱きついてみればいいの!」
・・・・・・
「は? ん? お?」
〇豪華な部屋
あかり「記憶は無くても、元々恋人同士...」
あかり「なら、何か感じる物はあるでしょう!」
ユウ「分かるけど、わからない」
ユウ「分からなくはないけど.....」
あかり「にゃぁーに!? 照れてんのぉ!?」
あかり「なら、先に妹を探す?」
ユウ「どうやって?」
あかり「なっはは、簡単な事だよ!」
しょう「ん?」
あかり「お兄ちゃん♪」
しょう「・・・・・・おう?」
あかり「お兄様ぁ~!!!」
しょう「・・・・・・え?」
あかり「反応的に、私は妹ではないらしい」
しょう「いや、急に来たら、この反応になるだろ」
あかり「あーい、バトンタッチ」
ユメ「・・・・・・」
ユメ「わ、わたしです?」
しょう「別に、無理しなくても」
ユメ「あ、えと.....」
ユメ「お、お兄ちゃん?」
しょう「お、おぉ」
ユメ「えっと、、、うん」
ユメ「えっと、恥ずかしいね」
しょう「そー、、、だな」
ユメ「こ、交代です」
ユウ「オニイチャン」
しょう「えぇ、、、」
ユウ「お兄ちゃん」
しょう「おう、言わされてる感が凄い」
ユウ「実際そうだし、当たってる」
しょう「ま、何か違和感あるな」
ユウ「ね、私も兄妹は違うと思う」
あかり「そーいつぁ~、どーかなぁぁ!?」
ユウ「吠えなくても、聞こえてる」
あかり「実際の兄妹って、割りと冷たいのでは?」
あかり「知らないけど!」
ユウ「そーなのかなぁ?」
あかり「ですね、ですわ、でしたのよ!」
あかり「んで私は、次のステップで 砂糖をぶちまける覚悟が出来た!」
あかり「抱きつきフェイズを宣言するぜ!」
ユメ「・・・・・・」
ユメ「あ、れ? 何で抱きつく筈なのに、離れて?」
あかり「抱きつくなら、まず助走距離取るでしょ?」
ユメ「・・・・・・助走、距離?」
あかり「そうだよ、そうなんだよ?」
あかり「にぱっ♪」
しょう「あぁ、これ痛いヤツだ」
しょう「グッ──────」
あかり「どよ、女の子を抱いた感想は?」
しょう「辛い」
あかり「なぁーぜ、そんな感想に?」
あかり「あ、もしかして勢いが足りなかった!?」
あかり「任せて、まだもうちょっと速く突っ込める!」
ユウ「いや、辛い原因は痛みでしょ?」
あかり「みゃぁ?」
ユウ「愛と勢いは=じゃないから」
あかり「みゃみゃっ!?」
ユウ「いや、ナニその反応」
ユウ「普通に、抱き合うだけなら、 こうやって、助走要らないでしょ?」
しょう「・・・えっと?」
ユウ「え、待ちなんだけど?」
しょう「おぉ、、、成る程?」
しょう「・・・・・・」
しょう「触れても怒らないよな?」
ユウ「何で、少し怯えてるの?」
ユウ「ほら、別に怖くない」
しょう「じゃあ、こんな感じか?」
ユウ「おぉ」
しょう「わ、悪い痛かったか?」
ユウ「いや、そんなんじゃなくて、、、」
ユウ「腕とか、力加減とか男の人だなって」
しょう「そ、そっか」
ユウ「、、、うん」
あかり「ふむ、距離感がぎこちない (だが、それもまた良き)」
あかり「やはり、ヤツも違うか」
ユメ「・・・・・・」
あかり「じゃあ、本命お願いします」
ユメ「あ、うん?」
ユメ「え、うん?」
あかり「まかせて、砂糖の準備はオッケー」
ユメ「さ、砂糖?」
ユメ「ひゃっ!?」
ユメ「あ、あれ何につまづいて...」
しょう「ッ!」
ユメ「痛く、、、ない?」
しょう「怪我ないか?」
ユメ「あ、えっと?」
ユメ「あ、あっ!?」
ユメ「え、あ....と」
ユメ「ありがと、ございます」
「ざどうっ!!!」
ユウ「おーい、死なないで?」
あかり「は、ハハッ、アヤツやりよる!」
あかり「まさかの、ラブコメ展開で抱きしめるとは」
あかり「ふぅ、取りあえず全員おわ────?」
ユメ「えっと、ぎゅうです」
しょう「お、おぉう」
ユメ「・・・・・・」
ユメ「これで、あって、るんでしょうか?」
しょう「あ、あぁ、大丈夫だと思うぞ?」
ユメ「じゃあ、、、はな、れるね?」
しょう「、、、おう」
しょう「あ、少し待ってくれるか?」
ユメ「う、うん....いいよ?」
ぎゅっ
ユメ「ん、、、」
しょう「ごめんな、ありがと」
ユメ「驚いた、けど、、、大丈夫」
「コーヒーを下さ、ゲホッ!」
ユウ「いや、何なのそのオーバーリアクション」
あかり「初々しさを感じました」
あかり「とーとみを感じました!!!」
あかり「我、尊死....」
ユウ「えぇ、脱落者でたんだけど」
しょう「ユウ....」
ユウ「あ、ショウ聞いてよ、あかりが──」
しょう「ユメちゃん。めっちゃいい匂いした」
しょう「あと、柔らかかった!」
ユウ「・・・・・・」
ユウ「・・・・・・キッ────」
しょう「いや、肩とか腰とかな!?」
しょう「別に、他な胸とか触れてないから、な!?」
ユウ「あーうん」
ユウ「何んで、私に報告する?」
しょう「、、、何となく?」
ユウ「何となく、、、なんだ」
ユウ「何で?」
しょう「何となく、、、何だよな」
ユウ「何となく、、、ねぇ」