義妹を押し付けられて

夏目心 KOKORONATSUME

4 動物園(脚本)

義妹を押し付けられて

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〇動物園の入口
  それから休日。
藤崎雄太「さて、そろそろ約束の時間かな・・・」
西園寺茜「藤崎君!お待たせ!」
藤崎雄太「あ!待ってたよ委員長!」
西園寺茜「今日は誘ってくれてありがとう!」
藤崎雄太「お礼なら父さんに言ってくれよ・・・チケット送ってくれたの父さんだし、前からお礼したかったし・・・」
西園寺茜「それでも嬉しいよ!真由ちゃんも一緒だし、今日は皆で楽しもう!」
藤崎真由「あ〜・・・う〜・・・」

〇動物園の入口
西園寺茜「ねぇ、先ずは何から見ようか・・・」
藤崎雄太「そうだな・・・取り合えず近場から見に行って、ゆっくり奥の方に行く感じで良いんじゃ無いかな・・・」
西園寺茜「そうね・・・あ、真由ちゃんあたしにも抱っこさせてくれる?」
藤崎雄太「あ、良いよ・・・それじゃあ行こうか!」
藤崎真由「あ〜・・・う〜・・・」
  俺達は動物園へと足を運んだ。ライオン、キリン、ゴリラなど、真由に見せたら大喜びだった。
  只、周囲の人達からは親子や夫婦とやたら間違われた。まぁ、真由と一緒だから無理は無いのだろう。
西園寺茜「何か、あたし達やたら家族と間違われるね・・・」
藤崎雄太「だよな・・・何かごめんな・・・好きでも無い男と夫婦って、普通に嫌だよな・・・」
西園寺茜「ん?あたしは大丈夫だよ?」
藤崎雄太「ん?そうか?」
西園寺茜「いつか自分達もそうなるかなとは思うし・・・と言うか、次はどこへ行こうか?」
藤崎雄太「・・・そうだな・・・フクロウとか、鳥類とかどうかな?」
西園寺茜「あ、それ良いかも!真由ちゃん、行こうか!」
  委員長が何か言いたげだったが、俺はそこまで気に止めなかった。その後も家族と間違えられながら、俺達は動物園を
  楽しむのだった。

次のエピソード:5 守るべきもの

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