想いを知りたくて(仮)

みかんアルベ

弓と魔女(脚本)

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みかんアルベ

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〇西洋の市場
ロイ「肉肉肉ゥ!肉買おうぜ」
アイリス「肉ばかり買わないわよ。野菜とか買わないと」
ロイ「肉だけあれば十分だろ!」
ランス「ロイはいいけど、アイリスが胃もたれしちゃうからね」
アイリス「脂っこいからよ。人多いわね」
ランス「この辺りは店が並ぶからこの時間帯は混んでるよ」
ミキ「おばちゃん!野菜ジュースください」
店主「あらあら、随分こまかいね」
ミキ「お母さんに買う為にお金貯めたの」
店主「いい子だねぇ〜はいどうぞ」
ミキ「ありがとう」
ミキ「美味しそう・・・でも、お母さんのだし」
アイリス「私の飲みかけでいいならどうかしら?」
ミキ「お姉ちゃん、ありがとう!」
ミキ「いただきまーす!」
アイリス「あ、その飾りの葉っぱ苦いから・・・」
ミキ「にがーい!!」
女「え、竜巻?」
男「あのガキがやったのか?」
ミキ「う・・・どうしよう」
ランス「今日は竜巻が起きるって天気予報やったから気を付けないと」
ランス「怪我はなそうだね。行こうか」
ミキ「お、お兄ちゃん?」
女「その子が竜巻起こしたんじゃないの?」
ランス「女の子が竜巻起こせると思う?魔法使いじゃあるまいし」
女「それもそうよね〜」
男「ビックリしたな〜」
ランス「竜巻ぐらいで騒ぐなよ」
アイリス「や、女の子が竜巻だしたらビックリするわよ」
ミキ「お兄ちゃん、ありがとう」
ミキ「ミキね・・・街に来ちゃダメってお母さんに言われたの」
アイリス(この子・・・もしかして武魂?)
アイリス「とりあえず帰りましょうか、送っていくわ」
ミキ「うん。ミキね、お兄ちゃんだーいすき!」
ミキ「お母さんに紹介する〜」
ランス「案内頼んだよ」
ミキ「任せなさい」

〇古めかしい和室
ミキ「お母さん、ただいまー! 野菜ジュース買ってきたよ」
ミカ「態々ありがとう」
ミカ「あら、そちらの方は?」
ミキ「町であったの」
アイリス「私はアイリス、こっちはロイとランス」
ミカ「私はミカ、ミキちゃんのお母さんよ」
アイリス「あなたに話しがあるの」
ミカ「ミキちゃん、遊んできたら?」
ロイ「俺と遊ぼうぜ」
ミキ「うん、庭で遊んでくる!」
ミカ「話しって何かしら?」
アイリス「あなたとミキは母娘ではないわね」
ミカ「そうね、血が繋がった母娘ではないけど娘よ」
ミカ「自宅の前で一人でいたから拾ったのよ」
アイリス「・・・ミキの正体分かってるわよね?」
ミカ「正体?なんの事かしから」
アイリス「武魂・・・職人が魂を込めて作った武器に宿る魂よ」
ミカ「あら、知ってるのね」
ミカ「ミキは先代から受け継がれた弓よ」
ミカ「私は武魂を知りたくてミキを育てたの。 でも、母娘として絆が芽生えてしまったわ」
アイリス「・・・嘘ね、あなたから愛情を感じないわ」
ランス「変装しても雰囲気は変わらないね」
ランス「本当のお母さんを出してもらおうか。紙芝居さん」
ミカ「あら、気付いたのね」
ロゼリア「その女なら押し入れに入れといたわよ」
アイリス「ロゼリア!何をするつもりなの?」
ロゼリア「武魂の回収・・・あの人が欲しがってるの」
アイリス「そんな事させない」
ロゼリア「あら、変装も身抜けない間抜けに何ができるのかしら」
ロゼリア「間抜けと違ってその男は勘はいいよね」
アイリス「馬鹿にしないで・・・悪さはさせないだから」
ロゼリア「ホント目障り・・・」
ロゼリア「消えなさい」
ランス「全く危ないな・・・」
アイリス「いきならら爆弾投げないで!危ないじゃない」
ランス「仕方ないだろう、魔法使えないし」
ランス「紙芝居は逃げたようだね」
アイリス「外にミキとロイが!」
アイリス「ランスはミカをお願い」
ランス「・・・全くめんどう事ばかり・・・」

〇アパートの中庭
アイリス「ロイ!ミキ!!」
ミキ「お姉ちゃん助けて!!」
ロイ「リス・・・ミキを連れて逃げ・・・ろ」
アイリス「ロイどうしたのよ?」
ロゼリア「ふふ、その獣ならもう私のシモべよ」
アイリス「ロイに何をしたの!?」
ロゼリア「邪魔だから私の言いなりになるように魔法をかけただけよ。そのガキを守るために魔法を受けるなんて・・・バカね」
アイリス「ロイはアナタの言いなりにはならないわ!」
ロゼリア「どうかしらね? さあ、その女を消しなさい」
ロイ「ウゥッ・・・リス・・・ッ」
アイリス「ロイ、しっかりして!アナタは私のパパでしょう!!」
ロイ「リス・・・アイリ・・・ス」
ロイ「ガルルルル」
アイリス「っ・・・!」
アイリス「ロイ!お願いっ・・・死なないで」
メイティドナ「凍らせただけで死んでないから大丈夫よ」
アイリス「アナタは?」
ロゼリア「結晶魔女!邪魔するじゃないわよ」
メイティドナ「邪魔したつもりはないわ。 頭が良い貴女なら今どうするべきかわかってるわね?」
ロゼリア「チッ・・・次は必ず回収するわ」
アイリス「ロイは・・・?」
メイティドナ「術は解けたから大丈夫よ」
アイリス「良かった・・・アナタは一体・・・?」
メイティドナ「結晶の魔女メイティドナ・・・強欲の悪魔と言った方が通りがいいかしら」
アイリス「強欲の悪魔!?確か・・・七つの大罪の悪魔よね?あなたが悪魔には見えないわ」
メイティドナ「そうね、悪魔じゃなくて魔神よ。私は人と悪魔神のハーフだからそこまで強い力はないのよ」
アイリス「確か・・・魔神は迫害を受けると聞いたことあるわ・・・世界にとって脅威だと・・・」
メイティドナ「好きに思ってもらって構わないわ。・・・君は大丈夫?」
ミキ「大丈夫だよ!お姉ちゃん魔法使いなの?すごい!」
メイティドナ「そうね、私は誰よりも凄い魔法使いよ。次は気を付けてね」
アイリス「まて、聞きたいことがあるの」
メイティドナ「今はまだダメ・・・また会いましょう、アイリスちゃん」
ロイ「うぅ・・・なんか寒い」
アイリス「ロイ!良かったわ・・・さっきメイティドナって人が助けてくれたの」
ロイ「は!?あの女が助けた?有り得ねぇ」
アイリス「あら、知ってるの?」
ロイ「俺を契約獣にした奴だ・・・もう関わるな。あの女は自分の欲の為なら手段を選ばねぇ」
アイリス「ロイ・・・」
ミキ「わんちゃん、ごめんね。ミキのせいで」
ロイ「や、無事でよかった・・・つか犬じゃねぇよ!!」
ミキ「お家入ろう」
アイリス「そうね、ミキのお母さんも心配だわ」
アイリス(メイティドナ・・・一体何者・・・ロイがあんなに嫌うなんて・・・一体・・・)
  メイティドナと名乗る女性と出会って大きくことが変わり始めていた
  これから起こることはまだ知らずにいたのだ

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