〇魔界
果報「いきなりクライマックスってかんじだなぁ」
メイド「果報さま 旅が始まってまだ５分も経ってませんよ」
果報「メイドさん！ 父上は僕１人で旅をさせたいはずなのに、、 なんで着いてくるんですか？」
メイド「ドキュメンタリーで谷底に突き落とされた子ライオンは２匹だったそうです」
果報「我が父上ながらなんとも、、 だけど、家から５分も経たないのにこんな場所があったなんて」
「やいやいやーい!!!」
やいやい「てやんでい！ てめーら誰でぇ！」
果報「ええっ!? 江戸っ子!?」
メイド「江戸っ子ですねぇ」
やいやい「あたぼーよぉ！ やいやい!!」
果報「なっ!?なんですか!!」
やいやい「てめーらだろ！ 俺の仲間を喰いやがったのは!!」
果報「いやいや！ ぼくは典型的なビーガンです！」
やいやい「ビーガンならやっぱり喰いやがったんじゃねぇか！」
果報「なにをー!!!!????」
やいやい「やいやいやいやいやーい!!! やっぱりそーじゃねーか！ 背景に転がってる骨やい！」
やいやい「俺たち、やいやいの体はサラダで出来てんでぃ！ おめぇ...食っちまったなー!?」
メイド「漢は黙って！」
やいやい「断食！」
果報「痩せちゃうよぉ」
やいやい「てやんでぃ！ 俺の仲間を冒涜してんのか!!」
果報「だいたい！ 骨なんてないじゃないか！ 僕は食べてない！」
メイド「そうです！ 骨なんかないので話すこともありません!! ばいばい！」
やいやい「・・・」
やいやい「・・・・・・・・・・・」
やいやい「全く怖気付かなかったな・・・ 骨のある小僧たちだ。 骨が折れるってもんだぜ」
やいやい「果報様、大きくなりましたね。 国王様、ご覧になられてますか。 てやんでい」
　　サラダの怪人、やいやいを仲間にした果報。
　　
　　骨のある漢になる旅は続く！
やいやい「俺たちやいやいにツノはないぞ？ 転がってる骨は一体??」