そんな貴方が好きです(脚本)
夫婦とは最小の家族の単位。が、子供や動物でなく、もう1人増えてしまうとしたら‥あなたならどうします!?️
〇雲の上
『姉さん、聞いて下さい、面白い人間がいるんですよ』
『良かったわねフレデリック、これで我が家も安泰よ❣️』
『‥え?』
〇幻想空間
〇明るいリビング
私「2019年の秋。 ピアノ弾き始めて半年の専業主婦の私は、 旦那の好きなシンディローパーのタイムアフタータイムを練習」
私「するのも飽きたのでバッハのメヌエットを練習しようと思い」
私「スマホから譜面をダウンロードしようと探すのですが探しても探しても何故か見つからない。バッハさんでも別のバッハさんだったり」
私「その時、 とある楽譜が目に入りました」
私「『ノクターン‥』」
私(ウチにこんな楽譜あったっけ)
私「(有名なショパンの9-2ですこの時点で作品番号は全然目に入ってませんw)」
〇明るいリビング
私「やっちゃん、これiPadのピアスコアにダウンロードして。無料だし」
旦那やっちゃん「これでいいの?」
私「ありがとー」
「ところがこれが想像以上に難しく‥」
〜♩
〜♪
〜♪
〇明るいリビング
私「ああやっぱり止めとくんだった、何で私はこんな難曲を選」
その時です
〇明るいリビング
『お前ほどトリルを美しく弾く存在が他にありますかっ!️」
〇明るいリビング
私「何今の‥」
私「(誰もいないはずのリビングで私だけに聞こえた若い男の人のキレイな叫び声でした」
私「姿は見えなかったけど正体は大体分かりましたwタイミングといい霊気といい言い回しといい、アノ人しか思い付かない‥)」
〇明るいリビング
「波長が合うのか彼はそれから私の周りに声だけで現れるようになりました」
私「ある時なんかノクターン9-2の終わりの部分を覚えようとスマホのガレバンに打ち込んでたら」
謎のシルエット「僕としてはそこは伸ばしてくれると有難い」
私「(○○さんキターー❣️)」
またある時は
冗談半分で
〇明るいリビング
私「くあせふじこふじこ‥😘❤️💕」
と、誘ってみたら‥
謎のシルエット「セクハラ──っ!!️」
私「と、飛んで逃げる気配が❣️(声だけフェードアウトw)」
〇綺麗な部屋
(じゃ、彼女はそう言う下ネタは大丈夫なのかい?)
(ああ、大丈夫だよ)
(そっか・・・)
私(?)
そしてある日・・・
〇幻想空間
胸掻きむしられるような
恋慕の情にも似た思念波
気が付くと真っ白な服に身を包んだ
〇明るいリビング
男の人とも女の人ともつかない
世にも美しい
不思議な人物が目の前に立っていました
私(私子、ついに天使と遭遇)
私「貴方がショ・・・」
〇明るいリビング
ショパン(女性ver.)「・・・」
ショパン(女性ver.)「勃っちゃった」
私「わーっわーっ」
究極のぬいちん現象
可愛いアナホリフクロウがウ○コ咥えて持って来た
ショパン君「ぎゃーっ!?️」
もう名前を書いても良いでしょう
彼(霊魂)の名前は
「フレデリック・ショパン」
そう!️アノ人です
あなたも音楽を愛しているならいつか必ず彼に会えます。
ただ彼が何故ピアノが下手な私の前に現れたのかは謎です。
ショパン君「ありがとう、貴女が男と認めてくれなかったら、私永久に女の姿でいなければならなかったの🩷」
私「ウソを付け!!️女装を解いただけじゃン!!️」
ともあれ──
〇綺麗な一戸建て
3年後──
〜♬
ショパン君「そこはもっと速く弾いて〜」
まだいる──🤣ノシ⭐︎⭐︎
私「・・・💧」
私「‥と言う訳で あれから3年以上経つけど 彼の叱咤激励のおかげで まだピアノ弾いてます‥ 全然上手くなりません💧」
私「今?『木枯らし』やらされてます 難易度SSSですwヒィィー」