淫魔のスキルをもらった私は異世界で百合ハーレムを堪能したいと思います。

月猫かける

エピソード1〜異世界転生?〜(脚本)

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〇空
アカネ・シズクノ「えっ?」
  天使に転生させられ、私は目を開けた。
  あたりを見渡すと一面の晴れた空。
  空気が澄んでて、どこか田舎にでも飛ばされたのだろうか。
  そんな呑気なことを考えてると、自分の体が上空から落ちていくことに気づく。
アカネ・シズクノ「空・・・?私浮かんでる・・・・・・!?」
アカネ・シズクノ「いや、落ちてる・・・!?」
  私の体は真っ逆さまに落ちていた。
アカネ・シズクノ「ど、ど、ど、どうすんの!?どうすれば良いの!?」
  転生してから僅か30秒で死ぬなんて御免である。
アカネ・シズクノ「ぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!!」
  とりあえず腕を振り回してみて、抵抗してみるが、意味はない。
  むしろ落ちるスピードが速くなっている気がする。
アカネ・シズクノ「でもこれじゃあ・・・・・・!」
アカネ・シズクノ「んっ!!」
  私は地面に直撃する瞬間に目を閉じた。
アカネ・シズクノ「って、あ、あれ・・・?」
  予想していた衝撃がいつまでも起きないので、恐る恐る目を開けると・・・、
  私の体は地面ギリギリのところで宙に浮いていた
アカネ・シズクノ「私・・・浮いてる・・・・・・」
アカネ・シズクノ「よっと」
  ジャンプするように体を捻ると、簡単に地面に着陸できた。

〇森の中
  辺りは木ばかりだ。
  人がいる気配もない。
アカネ・シズクノ「へー、ここが次に私が生きる世界・・・・・・」
アカネ・シズクノ「ん?私今『次って・・・・・・』」
  自分の言っていることが、よくわからない。
  しかし何か頭に靄がかかっているような気がする。
アカネ・シズクノ「何か大事なことを忘れてるような・・・」
アカネ・シズクノ「ま、良いや」
アカネ・シズクノ「でも、何で私こんなところにいるんだろう・・・」
  そもそもなぜ空から落ちて、森に落ちたのだろう。
アカネ・シズクノ「とりあえずどこか街に行かないと・・・」
  気になることはたくさんある。
  しかし生きるためにはまず食べ物や水を確保できる街に行きたい。
アカネ・シズクノ「こっちかな」
  森の奥に道のようなものを見つける。
アカネ・シズクノ「その前に荷物の整理を・・・」
  近くに落ちていた自分のであろう鞄の中身を物色してみる。
アカネ・シズクノ「2日分の着替えに、空の水筒。 それにこれは、杖?」
  何に使うかわからないが、先端に綺麗な赤い宝石がついた杖だ。
アカネ・シズクノ「綺麗な杖・・・」
  しかし生きていくには心許ない荷物である。
アカネ・シズクノ「でも、何とかするしかないよね」
アカネ・シズクノ「それじゃあ、しゅっぱ〜つ!」
  陽気に杖を掲げて、私は森の奥へと進んでいく。
アカネ・シズクノ「っても・・・あれ? 私って何のために旅してるんだろ」
  頭の中で誰かが叫んでいるような気がした。

次のエピソード:エピソード2〜この子って…?〜

コメント

  • これぞ異世界ファンタジー…というドキドキする展開の始まりですね。今のところはタイトルのようなストーリーになる気配はありませんが、果たしてどうなるのか…

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