美少女探偵団

無理数は無理だ〜

美少女探偵団(脚本)

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美少女探偵団
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〇川に架かる橋
  彼女達2人はミステリィ・モンスターを倒し、ミステリィ・モンスターの暗号を解読した。
美香「私達、美少女探偵団!憧れの二人組!」
小椰「私達、美少女探偵団!憧れの二人組!」
  子供達はお礼を言い、去っていった。
タン「2人なのに、団、なんだ。あと、誰かのこと忘れているね。3人組なんじゃない?」
美香「あー、うるさい。そうだね。3人組だね」
タン「探偵でもないしね」
美香「いいの!!そんな細かいことは!!」
タン「いいんだね。そうなんだね」
美香「そうよ!!行こうよ!小椰」
小椰「あ、うん」

〇中規模マンション
美香「ここか・・・」
小椰「ミステリィ・モンスターの気配がする・・・」
タン「ここで間違いないよ」
  彼女達はマンションの中へと足を踏み入れた。

〇マンションの共用廊下
タン「ねえ。変な匂いがするよ。今日のミステリィ・モンスターは、きっと、ホラー系だよ」
美香「ホラー系・・・・・・・・・?」
小椰「特殊な能力を持つミステリィ・モンスターだよね?」
タン「そう。扉の向こうにいるよ。早く倒そう」
美香「うん!!」
小椰「うん!!」
  私達は部屋の扉の中へと足を踏み入れた。

〇シンプルな一人暮らしの部屋
美香「あれ、なんか変だね・・・」
小椰「なんだろう、ここ・・・?」
美香「今って朝じゃなかった?」
小椰「うん。そうだよ」
美香「向こうに夕日が見える・・・」

〇シンプルな一人暮らしの部屋
  テーブルの上にトランプカードのデッキが置いてあった。
  私達はトランプ遊びを始めることにした。
  何かに導かれているようでもあり、何かに操られているようでもあった。
  一回勝負に負けるたびに体が透き通っていく。全ての勝負に負けた時、私の存在は、きっと、消えるのだろう。
  必死にトランプのゲームをした。眼の前を見ると怖い顔でカードを睨む親友の姿があった。

〇シンプルな一人暮らしの部屋
「ねえ。・・・・・・・・・。ねえったら」
美香「うるさいわね!!!声をかけないで!!!」
「ボクだよ」
美香「うるさいったら!!!」
「眼の前を見てご覧」
美香「うるさいっていってるでしょう!!!」
小椰「あ・・・・・・!!」
美香「・・・・・・・・・?どうしたのよ?」
小椰「これ・・・・・・・・・」
  そこにはトランプカードが置いてあって『証拠品はシルクハット』と書かれていた。
「ミステリィ・モンスターは君達の眼の前にパスワードは隠したんだ。早く暗号を解読しよう」
美香「タン!!」
小椰「タンちゃん!!」
タン「早く」
美香「犯人は・・・・・・・・・マジシャン!」
小椰「犯人は・・・・・・・・・マジシャン!」

〇シンプルな一人暮らしの部屋
美香「戻った!!」
小椰「やったー!!」
タン「世話が焼ける二人だね」
美香「なんだよ・・・。まあ、そうだけど」
小椰「タンちゃん、ありがとう!!」
タン「いいよ。ただ、僕も探偵団の一員だってことを覚えておいてね」
美香「まだ、いってるのかよ・・・」

〇通学路
美香「なんか夕暮が怖いんだけど・・・」
小椰「私も」
タン「大丈夫。ミステリィ・モンスターは完全にいなくなったよ。匂いがしないもん」
美香「そっか!よかった!あー、お腹すいた」
小椰「よかったねー。私もお腹すいてきた」
タン「二人とも気楽だね。羨ましいよ」
  (終)

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